秋田新幹線の全トンネルで携帯電話が利用可能に 中央本線も高尾~四方津間で



JR東日本は6月25日、山形新幹線と秋田新幹線、中央本線の一部のトンネル内で7月から携帯電話サービスを利用できるようにすると発表した。国の補助金を活用した電波遮へい対策事業の一環。

山形新幹線(上)、秋田新幹線(中)、中央本線(下)の携帯電話サービス開始のスケジュール。【画像:JR東日本】

山形新幹線は、庭坂~赤岩間にあるトンネルの約4.8kmで7月8日から携帯電話サービスを開始する。このほか、福島~庭坂間は対策済みで、峠~米沢間と大石田~新庄間は対策中だ。

秋田新幹線でも7月8日までに、赤渕~田沢湖間のトンネル約6.5kmで携帯電話サービスを順次利用できるようにする。これにより秋田新幹線は全区間のトンネル内で携帯電話が利用できるようになる。

中央本線は7月31日までに、高尾~四方津間のトンネル約9.0kmで携帯電話サービスを開始する予定。東京~高尾間と四方津~猿橋間、大月~甲斐大和間は対策済みで、甲斐大和~塩山間は今後対策が実施される予定。これらの区間の対策が完了すると、トンネルがない区間も含め東京~甲府間で携帯電話が利用できるようになる。