安平町までドライブしました。
安平町は一昨年9月の胆振東部地震の震源地厚真町に隣接する町です。
安平町は平成の大合併で誕生した町で、早来町と追分町が合併して出来た町。
正しくは元々2町は安平でスタート。追分が分村。残った地域を早来と改称。再び合併して元の安平の名前に戻った「昔の名前で出ています」。
でも、早来はテンポイントのふるさと。追分は鉄道のまち。そんなイメージです。社台が早来や追分に分場を増やしても、早来の馬産はテンポイントの吉田牧場からです。酪農地域のど真ん中で競走馬の生産を続けてきたんです。
一方の追分は鉄道のマチ。幌内をはじめ空知の石炭を室蘭に運ぶ為の路線を敷く際、開通数年前に夕張で新たな石炭の地層が発見され炭鉱が開かれるということで、駅の予定地をずらして夕張からの線路を乗り入れできるようにした。そんな分岐駅の役割を町名とした、鉄道と生きた追分町。
その2町が合併した安平町に道の駅が誕生したのは昨年4月。昨年はとにかく混雑していました。遠出してまで混んでる所には行きたくない。
今年行こうと思っていたのにコロナ禍です。
自粛解除とはいえ、まだ周りを気にしてなかなか動きにくい。なら、今が狙い目!ってことで……。
「道の駅あびら D51ステーション」
道の駅には強い興味はありません。
トイレと食事が出来たら満足です。
でも、ここにはD51がある。
追分機関区では最盛期60両超のSLが所属していました。
それに携わる人も多かった。小さな町の大きな機関区です。
元国鉄機関士さんたちが大切に手入れしています。
むしろ磨いているから「触れないで」と注意書きあるくらい手入れしています。
サボやら備品やらの展示もあります。
D51320。本来なら別の車両が保存される予定が、保存の為の整備をしていた時に機関庫火災で焼失した為の代役。
強運の機関車です。
出会うだけでいいことありそう。
そして、夕張からの路線が新夕張から新得に線路を延ばして石勝線となり導入された新型特急(当時)キハ183。
追分駅が新しい幹線となった象徴です。
道の駅オープンで一番欲しかった車両。
本来なら内部の公開しているのでしょうが、コロナ禍の中車両近くには立入禁止。
遠巻きに眺めるだけです。
抜けるような青空に誘われ、片道2時間半のドライブ。そこは雨男ですから……。到着直前から雲が空を覆うわけです。
帰路、「炭 鉄 港カード」を集めながらノンビリ帰宅しました。