-占冠(10:10発)-滝ノ沢信号場(11:51着・12:45発)-
※この全駅間歩きは2015年に歩いたものです。
ニニウを出発し、占冠市街を通過した続きです。
ついに占冠駅に到着しました。
2泊3日かけてたどり着いた占冠駅は立派な駅でした。
鉄道距離34.3kmに対して、歩行距離は66kmにも及びました。
今回はニニウに寄り道したので、寄り道ナシの距離は53.8kmですが。
皆さんも健康のために、この駅間歩いてみませんか?
健康を害したとか、クマのエサになったとかという苦情は受け付けませんが。
ホームは2面3線。
特急列車に対応する長いホームが設けられています。
ちょうど札幌行きの特急が到着しました。
乗り込んだのは外国人観光客1組だけ。
隣接する南富良野町や日高町の人も占冠駅を利用するそうですが、
最近の1日利用者数は10人を割り込んでいるそうです。
新夕張-占冠間は34.3kmの超超長距離駅間でしたが、
次の占冠-トマム間も21.3kmの超長距離駅間。
同一市町村完結の駅間では国内最長らしいです。
ここまで13kmあまりを一気に歩いてきましたが、
歩き出しということもあって、あまり疲れませんでした。
軽く休んで、このまま先へ進みたいと思います。
占冠市街から歩いてきた国道237号をそのまま先へ進みました。
線路をくぐるところで、偶然特急列車が通過。
線路をくぐってまもなく右折。
道道137号に入りました。
この道道も道東道開通によって再整備されたようです。
とはいえ、沿道の民家はごくわずか。
やっと家が見えたと思っても、廃墟ということも。
写真の民家も放棄されてからかなり経ってそうですね。
沿道はデントコーン畑が続いていました。
そして、あちこちに「熊出没注意」の看板が。
一般的には朝夕の「出勤」時間帯が危ないクマさんですが、
背の高いデントコーン畑は終日遭遇の危険があるとか。
そういわれると、
がばっと出てきそうな雰囲気ですよね。
いつの間にか林の中に入っていました。
そんな場所にこんな看板が。
この先には東占冠信号場があります。
かつては駅として計画されていたほどですが、
現在、橋の向こうに民家はありません。
さらに先へ進みました。
右手の砂利道は旧道ですが、
通行止めなのでそのままトンネルへ。
トンネルの先も民家は期待できない、深い山の中でした。
トンネル抜けると、滝ノ沢信号場と休憩スペースが見えてきました。
ここもかつては駅として計画されていたとか。
信号場には入れなかったので、
直射日光の休憩スペースで昼食タイム。
日陰が無い上に、電波も弱く、却って疲れてしまいました。
じっくり休んだ後、さらに奥へ進みました。
この道を通る車はごくわずかと思っていましたが、
1~2分に1台くらいは通過していました。
(その18へ続く)
占冠駅から滝ノ沢信号場付近までのGPSログ(1/75,000)です。
道道に入ってからは一本道です。
国道237号は直進すると南富良野町の金山に達します。