前回まで「スイッチバック駅の風景」シリーズが続いたので一昨日の徘徊録となります。

 一昨日は「日本海に一番近い駅」といわれる新潟県柏崎市のJR東日本信越本線・青海川駅へ車で出かけてきました。

 青海川駅舎

 青海川駅は海に近いということもあってさまざまなところで紹介されていますが、実は通過したことはあっても下車したことはありませんでした。
 というのも、私がここを通るときはいつも別の目的で列車に乗っている時で、特急列車や快速列車ばかり利用していたからです。
 青海川駅は通常の定期列車では特急はもちろん快速も通過する小駅です。

 まず車を「柏崎さけのふるさと公園」の駐車場に止めて館内を見学しました。



 公園の脇を流れる谷根(たんね)川にサケが遡上するようになったのは同じ新潟県の名立川や能生川をふるさととするサケが間違って谷根川を遡上したのではないかと、館内の説明文に書かれていました。
 サケの遡上は11月中旬から2月中旬なので今の季節はもちろん見られませんから閑散としたものでした。
 館内を見て回ってから外に出ると、ちょうど職員の方が出てこられたので「駅を見たいので駐車場に車をしばらく止めていてもいいですか?」と訊くと「どうぞゆっくりと歩いて回ってください」と言っていただけました。

 駐車場から駅へ向かって歩きます。上の橋梁は国道8号線です。

 振り返ると北陸自動車道。

 青海川駅前は狭いことと駅舎のところで行き止まりであること、道路の幅員も狭いので車で来たら前述の公園の駐車場に迷惑にならない程度で駐車させていただくのがいいでしょう。
 しかし、サケの遡上時期にはそれを目当てで訪れる方も多いでしょうから、列車利用をした方がいいと思います。列車や駅の撮影のための駐車場ではありませんから…。


 今回の青海川駅訪問は思いつきで立ち寄ってみたので列車のダイヤも調べたりしていませんでした。
 駅に向かって歩いていたら特急「しらゆき」が通過していきました。
 カメラを取り出す間もなく慌ててスマホで撮影しましたが、辛うじて最後部のみ撮影できました。

 冒頭の駅舎の画像…実はこの駅は新潟県中越沖地震の時に土砂崩れにより流されてしまったので新しく建て替えられたものです。

 私はいつも車で無人駅を訪れると券売機に入場券のボタンがあればそれを購入し、無ければ隣の駅までの切符を購入してホームへ入るのですが、青海川駅のように券売機も無い駅では切符回収箱に書かれている「乗車券または現金をお入れください」通り隣の駅までの金額の現金を入れています。


 画像では見えにくいですが、駅舎に描かれている新潟県の図の黄色い丸印が所在地となります。

 一般の快速列車は通過するのですが、観光列車である快速「越乃Shu※Kura」は停車します。

 実はこの列車はまだ羨望のまなざしで見送ったことがあるのみで、いつか乗車したいと思っているのですが、休日が暦通りではない私にはなかなかその機会が訪れません。飯山線の「おいこっと」とセットで乗車したいのですが…。

 北国街道は中山道の追分(現在の長野県軽井沢町追分)から分岐して上田~善光寺~高田を通って日本海側に出て北上して出雲崎へと至る街道。
 下り線ホーム(2番線)から長岡方面を眺めます。

 次回へと続きます。