椎名町駅【東京都】(西武池袋線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都豊島区西部の池袋にほど近い住宅街に位置する西武池袋線の駅、
椎名町駅 (しいなまちえき。Shiinamachi Station) です。
 
 
駅名
椎名町駅 (SI 02)
 
所在地
東京都豊島区
 
乗車可能路線
西武鉄道:池袋線 
 
隣の駅
池袋方……池袋駅 
吾野方……東長崎駅  
 
訪問・撮影時
2019年11月
 
 

椎名町駅の北口(東側)です。南西を望む。
椎名町駅は地平駅で、橋上駅舎を有しています。かつては線路の南北にそれぞれ駅舎がありましたが、2011年に橋上駅舎化され、同時に南北自由通路が開通しました。
地平と橋上階の間は階段、上りエスカレーター、エレベーターで結ばれています。
こちらの東側出入口は階段とエレベーターが設置されています。
北口側の橋上駅舎1階には交番が設置されています。交番横にはエレベーターがあります。
そして、北側(写真右外)には蓮華山仏性寺金剛院があり、長崎不動尊が併設されています。また、金剛院の西隣には長崎神社があります。
尚、椎名町駅には南北とも駅前広場は整備されていませんが、交番前や東側(後方)で西武池袋線を跨ぐ山手通り(都道317号線)陸橋の高架下に歩道を拡張した形の広いスペースが存在します。ちなみに駅前に路線バスは乗り入れておらず、山手通りの陸橋の南北にそれぞれバス停留所が設けられています。
 
 

こちらは北口(西側)です。南東を望む。
橋上駅舎の茶色い部分の右側に出入口があります。階段と上りエスカレーターが設置されています。
また、左後方に前述の東側出入口があり、その先に山手通りの陸橋が見えます。
 
 

北口駅前の様子です。西を望む。左後方に北口の西側出入口があります。
駅舎は新しくなりましたが、駅前は従来のまま雑然とした印象です。
左側の白い建物は旧北口駅舎の一部で、橋上駅舎移転に際して「なか卯」が入居している部分を除いて取り壊されました。
正面奥(西側)にはレトロなアーケード商店街「すずらん通り商店会」があります。そしてアーケードの手前で右折した先にも北へ向けて商店街(椎名町本通り商店会【椎名町サンロード】)が形成されています。
駅北側は駅前や商店街を離れると住宅密集地で、一戸建て住宅も多く見られます。
 
 

そして、「椎名町サンロード」を北上すると、駅から550mほどで豊島区立の「千早フラワー公園」にたどり着きます。
公園内には都営地下鉄12号線(現在の大江戸線)用に製造された12-000形試作車2両が静態保存されています。
4月~10月は午前9時~午後5時、11月~3月は午前9時~午後4時に車内を開放しています(Wikipediaより)。
 
 

こちらは南口(東側)です。北西を望む。こちらの出入口には階段、上りエスカレーターが設置されています。
線路際までビルやマンションが迫っており、出入口前のスペースは狭いです。
出入口の手前から線路沿いを左(西)へ歩くと、エレベーター乗り場があります。
また、右側(東)には山手通りの陸橋が南北方向に通っていて、西武新宿線を跨いでいます。
 
 

南口駅前の様子です。南を望む。右後方に南口の東側出入口があります。

左の高架橋は山手通りの陸橋です。後方で西武池袋線をオーバーパスしています。
駅南側ですが、駅前や山手通り沿いこそビルやマンションが立ち並んでいますが、少し離れると一戸建て住宅が多く建ち並ぶ住宅街になります。
また、駅の南西約1kmには漫画家・手塚治虫氏などが居住していた「トキワ荘」がありましたが、既に解体され跡地にはモニュメントが建っています。
後述の南口(西側)の前には「トキワ荘ゆかりの地散策マップ」が設置されていて、「トキワ荘」などの散策の手助けとなっています。
 
 

こちらは南口(西側)です。東を望む。
左側にホームがあり、正面右側に橋上駅舎とを結ぶ階段、エレベーターがあります。
こちらもスペースが狭いです。右側はマンションが駅前まで迫っています。
出入口の手前右側にはイオン系のミニスーパー「まいばすけっと」があります。
そして後方(西)には踏切があり、北側へ回ると前述の「すずらん通り商店会」へ行けます(橋上駅舎・南北自由通路を経由してもアクセス可能)。
 
 

橋上階にある改札口の様子です。椎名町駅の改札口はこの1ヶ所です。左が南口、右が北口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路あり、右から2番目が広幅通路です。
右端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があり、改札口の右手前には自動券売機があります。
トイレ、多機能トイレは改札内に設置されています。
地平にある各ホームとの間には階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターが設置されています。
そして、改札口の左手前(改札外のみ)には西武系のミニコンビニ「トモニー」が運営する飲料・菓子・アイスクリームの自動販売機があります。かつてこの場所には「トモニー」の店舗があったと思われます。したがって、椎名町駅構内に売店・コンビニは一切ありません。ご注意下さい。
 
 

2番線に設置されている路線図、時刻表と一体になった建植式の駅名標です。電照式です。
西武の新デザインで、駅ナンバリングも併記されています(SI 02)。
 
 

椎名町駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、東南東~西北西方向にホームが延びています。
左ホーム(北)が1番線で上り池袋行きで、右ホーム(南)が2番線で下り所沢・吾野方面です。
当駅を発着する電車は現状では8両編成のみですが、緊急時に10両編成電車(優等列車)が臨時に使用する事を想定して、10両分の有効長となっています。
ちなみに、「としまえん」の閉園、再開発に関係して豊島園駅において改良工事が行われる可能性もなきにしもあらずと思われ、もしホームが10両分に延伸されれば池袋発着各駅停車の完全10両化が可能になりますね。
2019年11月現在、ホームドアは設置されていません。
また、上屋は1番線が吾野方(手前側)の8両分に、2番線が吾野方の2両目~8両目停車位置(計7両分)に設置されています(8両編成の上り列車は全て上屋の範囲内に収まりますが、下り列車は先頭車両が雨ざらしになります)。また、池袋方(写真奥)の2両分は大半が山手通り陸橋の直下に位置しますが、ホーム上屋との接続部分に一部雨ざらしの箇所があります。
そして各ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は池袋方を望む。
 
 

2番線より池袋方を望む。真上を山手通りの陸橋が通っています。
かつては池袋方にあった山手通り西側側道の踏切(池袋9号踏切)がネックで両番線ともギリギリ8両分の有効長でしたが、踏切が東側側道方へと移動したためホームが10両分に延伸されました。但し、延伸部のホームは幅が狭くなっています。
この先、左へカーブして住宅街の中を東北東へ走りますが、すぐに右へカーブして進路を東北東に戻します。しばらく走ると高架になり、左へ急カーブして山手線をオーバークロスすると進路を北北東に変えて地平区間に戻ります。そして池袋線を跨ぐ形で建設された西武グループの新本社ビル「ダイヤゲート池袋」をくぐり東西方向の幹線道路を通称「びっくりガード」で跨ぐと終点のターミナル駅、池袋駅へと至ります。
 
 

2番線より吾野方を望む。右側の大きな建物はスーパー「サミットストア」です。
この先、住宅街の中を一直線に西北西へ走り、やがて右へカーブして進路を北西に変えると東長崎駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が椎名町駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅自体は綺麗な橋上駅舎ですが、駅前は道路が狭く雑然とした風景で、そのギャップが印象的でした。
 
新宿駅からですと山手線外回り、埼京線、湘南新宿ラインで池袋駅まで行き、西武池袋線の各駅停車に乗り換えて1駅目で下車です。各停しか停車しないので要注意です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅まで行き、山手線の外回り(品川乗車)あるいは内回り(東京乗車)で池袋駅まで行きます。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あるものの、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は「松屋」「なか卯」「モスバーガー」「ロッテリア」「ぎょうざの満洲」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。西武池袋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は椎名町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)