今回の【駅】コーナーは、
神田駅にほど近い東京都中央区北西部の市街地に位置する総武快速線の地下駅で、東京メトロ銀座線・半蔵門線の三越前駅との乗換駅でもある
新日本橋駅 (しんにほんばしえき。Shin-Nihombashi Station) です。
駅名
新日本橋駅 (JO 20)
所在地
東京都中央区
乗車可能路線・系統
JR東日本:総武快速線 【総武線快速】
(※) 正式な路線名は「総武本線」です。
隣の駅
東京方・久里浜方……東京駅
千葉方・銚子方………馬喰町駅
乗換可能駅
東京メトロ:銀座線、半蔵門線……三越前駅まで徒歩10分(銀座線)、20分(半蔵門線)
訪問・撮影時
2018年12月、2019年12月
新日本橋駅の西端(東京方)に位置する2番出入口前より東を望む。すぐ先に室町3丁目交差点があります。
新日本橋駅には2番~6番出入口、8番出入口と東京メトロ三越前駅構内・「コレド室町テラス」とを結ぶ地下連絡口の、計7ヶ所の出入口が存在します。現在、1番出入口と7番出入口は存在しないと思われます。そして3番出入口、5番出入口と地下連絡口を除き、全て江戸通り沿いのビル1階に出入口があります。
但し、出入口は全て階段のみで、エレベーターが存在しません。三越前駅または「コレド室町テラス」の設備を利用する形になります。
室町3丁目交差点より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は江戸通りで、地下を総武快速線が通っていて前方にかけての地下に新日本橋駅があります。
左(北)~右(南)の道路は中央通りで、地下を東京メトロ銀座線が通っていて右約200m先に三越前駅があります。
左後方に2番出入口が、交差点の右前方「OVOL日本橋ビル」の前に3番出入口が、交差点の左前方にあるビル1階に4番出入口があります。
交差点東側の江戸通り沿いはオフィス街となっていますが、「OVOL日本橋ビル」内にはレストランなど商店も入居しています。
尚、駅周辺はビルばかりで、一部集合住宅も見られるものの民家自体が少ないです。
室町3丁目交差点より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は江戸通りで、地下を総武快速線が通っていて後方にかけての地下に新日本橋駅があります。
左(南)~右(北)の道路は中央通りで、地下を銀座線が通っていて左約200m先に三越前駅があります。
左手前に3番出入口が、右手前に4番出入口があり、交差点先の江戸通り沿い右側に2番出入口があります。
交差点先の左側には再開発ビル「日本橋室町三井タワー」があり、低層階には三井ショッピングパークの商業施設「コレド室町テラス」が入居しています。新日本橋駅と三越前駅を結ぶ地下通路沿いに「コレド室町テラス」地階直結の連絡口があります。
また、交差点西側の江戸通り沿いもオフィス街で、全体的に商店、民家は少ないです。
江戸通りを道なりに800mほど直進すると東京駅日本橋口に到達します。
室町3丁目交差点より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は中央通りで、地下を銀座線が通っていて約200m前方に三越前駅があります。銀座線の上層階には新日本橋駅と三越前駅を結ぶ地下通路が通っています。さらに約300m先、日本橋北詰交差点の右(西)の地下には東京メトロ半蔵門線の三越前駅があります。
左(東)~右(西)の道路は江戸通りで、地下を総武快速線が通っていて左側にかけての地下に新日本橋駅があります。
江戸通り沿いの右手前に2番出入口が、左手前に4番出入口があり、交差点の先の江戸通り沿い左側に3番出入口があります。
交差点先の右には再開発ビル「日本橋室町三井タワー(「コレド室町テラス」が入居)」が、左にも再開発ビル「OVOL日本橋ビル(三井ガーデンホテル日本橋プレミア)」がそびえています。その先の中央通り沿いには「YUITO(日本橋室町野村ビル内)」「コレド室町」や「三越日本橋本店」などが立ち並び、「日本橋三井タワー」などのオフィスビルも建ち並んでいます。
そして、日本橋北詰交差点の先には国道1号や国道4号など多くの国道の始点である「日本橋」があります。
室町3丁目交差点より北を望む。
手前(南)~奥(北)の道路は中央通りで、地下を銀座線が通っていて約200m後方に三越前駅があります。
左(西)~右(東)の道路は江戸通りで、地下を総武快速線が通っていて右側にかけての地下に新日本橋駅があります。
江戸通り沿いの右手前に3番出入口があり、交差点の先の江戸通り沿い左側に2番出入口が、右側に4番出入口があります。
交差点の北側、中央通り沿いにはオフィス街が形成されています。
200mほど進むと千代田区に入り、さらに250mほど進むと神田駅東口に到達します。途中で左折すると神田駅南口に到達します。
新日本橋駅と神田駅は至近距離にあり、新日本橋駅から神田駅へ行く場合は電車より徒歩の方が早く到達できます。尚、両駅は乗換駅には指定されていませんので要注意です。
3番出入口東側より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は江戸通りで、地下を総武快速線が通っていてこの真下に新日本橋駅があります。
右後方に3番出入口が、左後方に4番出入口があり、さらに後方には前述の室町3丁目交差点があります。
左前方の「十六銀行(本店は岐阜県)」が入居しているビル1階に6番出入口があります。
江戸通り沿いはオフィス街で、商店が少なく土休日の人通りは少ないです。
6番出入口東側より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は江戸通りで、地下を総武快速線が通っていてこの真下に新日本橋駅があります。
右前方の「十六銀行(本店は岐阜県)」が入居しているビル1階に6番出入口があります。
そして右後方(写真外)の「東京建物第3室町ビル」1階に8番出入口があります。
この付近もオフィス街です。遠方には大手町の高層ビル群を望めます。
8番出入口前より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は江戸通りで、地下を総武快速線が通っていて前方にかけての地下に新日本橋駅があります。
道路右側の白いビル「東京建物第3室町ビル」1階に8番出入口があり、前方(西)に6番出入口と2~4番出入口があります。
後方には昭和通りとの交差点があり、その南西角の昭和通り沿いに5番出入口があります。
この辺りまで来ると商店は少なくなります。
8番出入口前より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は江戸通りで、地下を総武快速線が通っていて後方にかけての地下に新日本橋駅があります。
道路左側の「東京建物第3室町ビル」1階に8番出入口があり、正面には首都高速1号上野線が高架部を走る昭和通りとの交差点があります。
その交差点を渡らずに右折するとすぐに5番出入口に到達します。
また、昭和通り以東の江戸通り沿いにもオフィス街が形成されていますが、やはり商店や民家は少ない印象です。
そして、江戸通りを350mほど直進すると東京メトロ日比谷線の小伝馬町駅に到達します。
こちらは昭和通りの西側、北行き車線の歩道に設置されている5番出入口です。
独立した出入口で、写真の南向き出入口の他、前方にも北向き出入口が存在します。
左側には医薬品などの製造・販売を手掛ける専門商社「興和」の東京支店があります(本社は名古屋)。
出入口の先(写真奥)には江戸通りとの交差点があります。
5番出入口前より南を望む。
左側の道路は昭和通りで、高架部に首都高1号上野線が通っています。後方に5番出入口があります。
この付近の地名は日本橋本町で、オフィス街になっています。右手の1階を木々に覆われたビルは製薬会社「第一三共」の本社ビルです。
さらに3区画先には「アステラス製薬」の本社があります。また、昭和通りの東側にもオフィス街が形成されています。
地下1階にある改札口の様子です。西を望む。新日本橋駅の改札口はこの1ヶ所です。
後方に5番、6番、8番出入口が、前方に2番~4番出入口があります。神田駅方面へは4番出入口のご利用が便利です。
また、少し先で三越前駅とを結ぶ連絡通路が分岐しており、その通路沿いに「コレド室町テラス」への連絡口があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端に窓口兼有人通路があります。
改札口の右手前には自動券売機・ICカードチャージ機と指定席券売機があります。『みどりの窓口』は2010年に廃止されました。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして改札階と地下3階ホームとの間は階段、エレベーターで結ばれています。階段は地下2階踊り場を経由します。地下1階~地下2階のみ上下方向エスカレーターも併設されています。
改札口の右側(改札外。写真奥)、少し離れていますが三越前駅との連絡通路分岐点の手前左側にJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」があります。
吊下式の駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR東日本標準のデザインで、総武快速線・横須賀線のラインカラー(青)が表示されています。
駅ナンバリングも併記されています (JO 20)。
また、特定都区市内制度における東京都区内の駅なので、「区」マークの表示があります。
そして、天井には「すみ丸ゴシック」で書かれた駅名表示が見られます。国鉄時代に書かれたものが残っていると思われます。
新日本橋駅は島式ホーム1面2線の地下駅で、西南西~東北東方向にホームが伸びています。地下3階にあります。
左(南)が1番線で上り東京方面・横須賀線方面、左(北)が2番線で下り千葉方面です。
ホームは15両対応で、2018年12月現在、ホームドアは未設置です。
ホーム幅は比較的広いですが、側壁に化粧板は使用されずコンクリート打ちっぱなしの状態で、国鉄時代を彷彿とさせる無機質な雰囲気です。
尚、新日本橋駅自体が1972年の開業以来大規模なリニューアルがされておらず、国鉄時代からの表示類も残っており昔にタイムスリップしたような感覚に陥ります。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
ホーム中ほどには地下1階の改札階とを結ぶ階段、EVが設置されています。階段は地下2階踊り場を経由し、地下2階~地下1階は上下方向ESが併設されています。これらの他にも非常階段が複数設置されています。
ちなみに発車メロディは使用されておらず、代わりに発車ベルが使用されています(隣の馬喰町駅も同様)。
写真は東京方・横須賀線方を望む。
東京方・横須賀線方を望む。写真は上り線(東京方面)です。
新日本橋駅は開削工法で建設されたと思われますが、前後の区間(駅間)はシールド工法で建設されました。
東京方はこの先、江戸通りの地下を西南西に走りますが、新常盤橋交差点から先は江戸通りを離れ、左へカーブしながら日本橋川をくぐると千代田区に入り、続けて山手線・東北新幹線などのJR線をくぐります。その後は進路を南に変えてJR線の西側を南下し、東京駅丸の内駅舎の手前で右へカーブすると東京駅総武地下ホームへと至ります。東京駅から先は横須賀線になります。
一方、千葉方・銚子方はこの先、江戸通りの地下を東北東へ走り、左へカーブすると日比谷線・小伝馬町駅の直下を横切りますが、総武快速線に駅は設けられていません。その後も江戸通りの地下を北東へ走り、若干左へカーブすると馬喰町駅へと至ります。都営新宿線(馬喰横山駅)、都営浅草線(東日本橋駅)と乗換可能です。
あとがき
私が新日本橋駅で下車したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で訪問しました。駅自体は近年リニューアルが進む東京メトロの駅と比較して古臭く、昭和時代の、そして国鉄時代の雰囲気が多分に残っていました。一方、駅前は三越前駅の北側エリアとなり、「コレド室町テラス」や「三越 日本橋本店」など商業施設が充実しています。
新宿駅からですと中央線快速の東京行きに乗り終点下車、総武地下ホームへと移動して総武快速線(千葉方面)に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅まで行き、横須賀線・総武快速線の千葉方面に乗り換えて当駅下車です。品川下車の方が乗り換えは楽です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅構内や駅前に複数のコンビニがあります。一方、飲食店やカフェは多数あるのですが、気軽に入れるファストフード店は「すき家」「フレッシュネスバーガー」くらいです。カフェのチェーン店は「スターバックスコーヒー」「ドトールコーヒーショップ」「猿田彦珈琲」などがあります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。総武快速線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新日本橋駅でも途中下車されてみて下さい!
(参考:JR東日本のHP、Departure Melody Room、Google地図、Wikipedia)
テーマ:東京都の駅