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テーマ:鉄道(21847)
カテゴリ:駅・ターミナル探訪
横浜羽沢駅とは、一般の方は首都圏在住であってもご存じない方が多いと思います。逆に、ご存じの方は、そこそこの鉄分をお持ちの方かと思われます。
相鉄JR直通線「羽沢横浜国大駅」ではありません。 しかし、位置は隣同士です。 横浜羽沢駅は、1979年、新規に建設された貨物線とともに開業した貨物駅。 それまでの東海道貨物線は横浜駅を経由していたそうですが、その路線を横須賀線電車の運転用に転用することとなり、代替として横浜市の郊外を通過する新線を建設し、当駅もそのとき開業したということです。 現在は実質「貨物駅」ですが、開業当時は貨物のほか「荷物」(国鉄での荷物輸送は「旅客輸送」の扱い)の取扱いも行われ、また、将来的な旅客列車の発着に含みをもたせる意味で、書類上は旅客・貨物両方を扱う「一般駅」とされているそうです。 構内の管轄も、JR貨物管轄区域のほかに、JR東日本管轄区域があるそうです。 上の画像、横浜羽沢駅を横切る長い歩道橋を渡った先からの俯瞰で、右側に見える黒い建物が、相鉄JR直通線「羽沢横浜国大駅」の駅舎です。 コンテナホームでは、フォークリフトが忙しく走り回っていました。 コンテナホームはもちろん、JR貨物の管轄。 羽沢横浜国大駅開業に合わせて横浜羽沢駅も改良工事が行われて、一部に「着発線荷役方式(E&S方式)」が導入されたそうです。 着発線荷役方式(E&S方式)とは何ぞや…ですが、 度重なる改良で、開業時からはだいぶレイアウトが変わっているとは思いますが、このように構内に敷設されている、真っすぐでない線路は、好きです(笑) 構内には、上屋がかかっている部分もあります。 これは、往年の「荷物ホーム」だったところだそうです。 先に説明した通り、国鉄時代の荷物輸送は「旅客輸送」の範疇でした。 貨物時刻表に掲載されている構内図を見ると、旧荷物ホームとその周りは現在もJR東日本(旅客会社)の管轄になっているようです。 その旧荷物ホームですが、Wikipediaに掲載されている画像では、ターレットが走り回れる広いホームが写っているのですが… ホームがなくなって、真新しい線路や分岐器が敷設されていました。 レールの上面が光っていないので、使用頻度はだいぶ低いようです。 工事用列車や保守用車(機械)が使うのでしょうか。 工事・保守用ならJR東管轄なのもわかります。 横浜羽沢駅は、相鉄・JR直通線「羽沢横浜国大駅」のすぐお隣にあり、構内の様子を観察できる歩道橋は、羽沢横浜国大駅の駅舎前にも階段が設置されています。 なお、今回の画像は、すべてこの歩道橋から撮影したものです。 見える階段を上り、右へ進むと横浜羽沢駅の上空です。 さて、次は東京方面には戻らず、相鉄線方面へ乗りました。 そうそう、何回か前の記事で画像を1枚だけ載せましたが、羽沢横浜国大駅にはコレがあります。 テレビ朝日系「タモリ倶楽部」出演者のサイン。 「感涙!?悲願の都心乗り入れ記念夢の相鉄全線一筆書きツアー」(関東地方では2019年11月下旬に2週連続放送)で、相鉄からのスペシャル企画として、駅名標にサインをして、本当に取り付けるという企画が放送されました。 その時のサイン入り駅名標、上り(新宿方面)ホームのエスカレーターを降りてすぐの柱についています(2020年2月現在)。 サインは上りホームにありますが、下り列車に乗って進みましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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