今回は飛行機ネタでございます。
コロナ禍による県外移動自粛が解除されてから4日、少しずつ日常を取り戻す動きが出始めていますが、航空業界がかつてない大打撃を被っていることは、皆さんご存知と思います。
これは日本の航空会社も例外ではなく、国際線はもちろんのこと、国内線に関しても大幅な減便・機材の小型化を強いられながら、なんとか凌いでいる状況です。
そんな小型化の影響により、なんとANAが普段羽田空港に乗り入れない「ボンQ」ことボンバルディアDHC8-Q400を一部の羽田発着路線に投入するに至りまして、飛行機マニアの間で話題となりました。
そんなわけで私も先週土曜日、羽田空港にやってきた「ボンQ」を撮影してきたので、その記録をお届けいたします。
というわけで、羽田空港第2ターミナルにやってきました。
一応、県外移動が解禁になってから初めての週末でしたが、そんなにすぐ客足が戻るはずもなく、空港内はどこもガラガラでした。
土曜日12時の羽田空港出発ロビーが、こんなにも閑散としているなんて、正直信じられませんね。
ちなみにフライト状況はこんな感じ。
こうやって欠航便の数を可視化されると、航空会社が置かれている厳しい状況が感じ取れると思います。
展望デッキから、第2ターミナルのエプロンを観察。
こちらもスッカスカなうえ、機材もA320やB737など小型機ばかりです。
さらによく見ると、ターミナルビル奥の駐機場に普段主力扱いのB777やB787などが大量に留置されており、普段の羽田空港からは想像もできない「異常な光景」が広がっておりました。
そんなことをしていると、本日の主役が飛来してきました。
今回は機体そのものより「羽田空港にやってきた感」を出したいので、まずは半ば強引にスカイツリーとのコラボをパチリ。
初夏ということもあり視程はダメダメでしたが、一応見えました。
つづいてはお台場をバックに。
こちらはハッキリと写ってくれて良かったです。
B滑走路に着陸したのち、「ボンQ」が目の前にやってきました。
JA460A NH726便 萩・石見発
普段の羽田~萩・石見便は、小型機のB737が充当されることが多いですが、さらなる小型化のため「ボンQ」が投入されたようですね。
エプロンに進入後、くるっとターンして84番スポットに入りました。
エンジンを停止後、階段を取り付けます。
欠航便だらけなので、ボーディングブリッジ付きのスポットにも空きがありましたが、羽田空港のボーディングブリッジは「ボンQ」に対応できないので、沖止めになったそうです。
しばらくすると乗客が降りてきて、バスに乗り込んでいきました。
写真をバシバシ撮影していた飛行機マニアと思しき人がいたので、やはり注目度は高いようですね。
このあとJA460Aは秋田行きに充当されるのですが、この日の羽田ではその間にもう1機ボンQが飛来してくるスケジュールとなっていました。
函館からの便な故、ちょっと遠いD滑走路への着陸となりましたが、対岸の製油所群バックで撮れたので良かったです。
そして2機のボンQが1枚の写真に納まりました。
これが羽田空港の光景とは思えませんねぇ・・・。
ちなみに羽田空港で「ボンQ」が本格運用されたのは、2014年にQ300が伊豆諸島路線から撤退して以来、約6年ぶりとのことです。
2機目の「ボンQ」は81番スポットに入りました。
JA463A NH554便 函館発
そしてその15分後、今度はJA460Aにお客が乗り始めました。
バス1台分の乗客しかいないので、あっという間に出発です。
JA460A NH405便 秋田行き
小型機だからか、C滑走路の途中から滑走を開始。
まずは中央防波堤をバックにパチリ。
そして本命カットの、東京ゲートブリッジをバックに。
ちょっと流しすぎましたが、特徴的な造形はハッキリ分かるので良いでしょう。
そのまま離陸し、夏空の中に消えていきました。
といった感じで、羽田空港にやってきた「ボンQ」を撮影してみました。
あわよくば「羽田空港からボンQに乗る」という、ちょっと貴重な体験もしてみたい気もするので、どこかへの撮り鉄遠征と絡めて実行できればなぁ~と思っていますが、果たして叶えることはできるでしょうか・・・。