今回は国鉄時代に製造された新性能電車101系の譲渡車、秩父鉄道1000系のリバイバル旧塗装車です。
パッケージ
秩父鉄道ではJR東日本から譲渡された101系が主力車両として走っていた時代があり、リバイバルカラーとして国鉄時代の各色に塗装されたり、秩父鉄道時代の旧塗装に塗り替えられた編成がありました。
今回は1002編成のリバイバル旧塗装です。
商品情報
メーカー推奨パーツ
レビュー
〇三峰口寄り先頭車 デハ1002
デハ1002
三峰口寄り先頭車のデハ1002です。JR時代はクモハ100-140として引退時は津田沼電車区に配置されていました。
冷房化を行った際に2パンタ化され、晩年は塗装が秩父鉄道100系で使われていたクリーム+小豆色となりました。
正面
旧製品なので前照灯や尾灯のレンズは塗装となっています。
窓、行先方向幕などのHゴムはグレーに塗装されています。
種別幕のワンマン表記、行先方向幕(三峰口)、窓上の車両番号1002、帯部には四角い白地の秩父鉄道ロゴが印刷済みとなります。
手すり類はモールド表現となっています。
塗装のベースとなった100形電車は秩父鉄道三峰口駅の鉄道公園に保存されていましたが、老朽化と公園のリニューアルに際し解体されてしまいました。
側面
窓サッシ、くつずりは銀色で塗装され、窓のHゴムはグレーで塗装。車番と社紋、CTKロゴが印刷済みとなります。
床下機器はCPなどが搭載されています。
表記類
戸袋窓上に車番、車体中央窓下に社紋、ドアコック蓋には白い▽マークが印刷されています。
色合いは西武鉄道寄りになっているのでしょうか?
妻面
妻面には配管、手すり、ジャンパ栓受がモールド表現されています。配管は結構ぎっちりですね。
窓サッシは銀、Hゴムはグレーで塗装。製品化されたときは表記類や塗装がまだ細かく行われていなかった時代なんですね。
屋根
屋根は2パンタ化が施され、運転台上にパンタグラフが増設されています。
配管、信号炎管、避雷器はモールド、クーラー、ベンチレーターは別パーツでライトグレーで塗装となっています。
この時代の物は結構クーラーがガタガタですね…
列車無線アンテナ
I字型の列車無線アンテナはユーザー取り付けパーツとなっています。編成によって逆L字アンテナの物もあります。
細いので結構曲がりやすいですね…
〇デハ1102
デハ1102
中間車デハ1102です。JR時代はモハ101-179として引退時は津田沼電車区に配置されていました。
中間車のデハ1100形は冷房化改造が施されず、秩父鉄道引退時まで非冷房車両でした。
妻面
塗装類は先頭車の妻面と同じ。表記類の印刷は無し。
側面
塗装類は先頭車と同じで、車番の位置が車体中央の窓上になっています。車端部にも表記が行われています。
床下機器は主制御器が搭載されています。台車もDT21になるとブレーキが両抱き式なので大きく見えますね。
妻面
羽生寄り妻面は手すりがなく、ジャンパ栓がモールド表現されています。
屋根
屋根は非冷房のためベンチレーターのみ装備。ベンチレーターは別パーツになっています。
ベンチレーターは塗り分けなし。
〇クハ1202
クハ1202
羽生寄り先頭車クハ1207です。JR時代クハ101-61として引退時は津田沼電車区に配置されていました。
こちらも秩父鉄道入線後に冷房化が行われました。車両の冷房装置取り付け費用は埼玉県の補助金で賄われました。
正面
クハ1202はそれに加えジャンパ栓受モールドが追加されています。
側面
側面です。車番が変更された以外はデハ1002と同じ仕様。
床下機器はSIVなどが取り付けられています。SIVは冷房化された際に搭載されたものです。
妻面
妻面はデハ1102の三峰口寄りと同じ仕様です。
屋根
屋根はベンチレーターの間に3基の分散型クーラーが設置されています
列車無線アンテナはユーザー取り付けパーツです。
1編成導入
実車は東急8500系や8090系を改造した7000系、7500系、7800系に置き換えられて引退してしまいました。
秩父鉄道リバイバルカラーとしてクリーム色+小豆色に塗装されました。小田急から譲渡された800系にも同じカラーリングを採用しました。
800系は過去に鉄コレでこのカラーで発売されています。
過去に乗せた1000系は動力化を施していないので、今後は少しずつ動力化を進めていきたいですね。