前編から続きます。

以下は気になった個体を撮影しました。

 

まずは2807号。

この車は、都営バスでいうとW代(平成25年度車)にある「ゲテノン」こと三菱エアロなのですが、この車は窓サッシが他車が黒色であるのに対し銀色で、異彩を放っています。

そこで、正面は無理だったので、公式側リアと非公式側リアを撮影。2点の写真をあえてノーキャプションで。

 

 

 

2枚目の写真、隣にエルガらしき車両が写っていますが、車高の違いが分かります。この「ゲテノン」、他のノンステに比べて車高が高いのですよ。

 

そして管理人の最大の関心事は、CNG車がいるかどうかということでしたが…。

 

奥には1台いた(再掲)

 

とはいえ、この車の場合、退役した日野HRとほとんど使われていないポンチョに並んで置かれているので、ことによると通常運用からは外れているのかもしれません。

それでは…ということで、別の区画を見てみますと。

いることはいたんですが、どうも撮りにくい位置に押し込まれていますなあ…。

 

奥(右)側の車がCNGエルガ

 

これ、どうにかして屋根上の特徴的なボンベを写真に収めたかったのですが、この角度でしか無理でした。

 

ところで、川崎市バスにはラッピングバスも多数あるのですが、そのラッピングバスを見ていて気になったこと。

 

一番左と2番目をご注目あれ

(管理人注:当初掲載した写真と差し替えました)

 

一番左と2番目の2台、ラッピングの上から車号が書かれていますが、その車号の書体は、通常のゴシック体(でいいのかな?)。通常の川崎市バスは、関東バスやかつての京王電鉄のような、カクカクした数字のフォントを採用しているのですが、これらラッピングバスは、通常のゴシック体になっています。これは何故なんでしょうか。

そして一番左の車は、川崎市バスの歴史を回顧するラッピングとなっているようなのですが、塩浜では全貌が確認できませんでした。なのでこの写真だけを撮影して撤収したのですが、溝口駅南口バスターミナルで、別の営業所(鷲ヶ峰)の車がこのラッピングを纏っており、再度ビューだけでしたが撮影できました。よってこの写真は、塩浜営業所の車のものではありませんが、便宜上ここでアップします。

 

公式側には1956年まで描かれている

 

昭和25(1950)年発足当初のボンネットバス、その翌年に開業したトロリーバス、昭和31(1956)年当時のキャブオーバーバスが描かれていますが、初代のボンネットバスのカラーリング、今見ると関東バスみたいだな。

ちなみに川崎市バスが現行の白+青のツートンカラーになったのは、昭和40年代後半に川崎市が公害などで悪い意味で全国的に有名になってしまったことから、綺麗な空を取り戻したいという願いを込めて、空の青と雲の白をデザインしたという話を聞いたことがあります。現在は環境対策も長足の進歩を遂げ、かつてのような深刻な公害はなくなり、大気汚染も水質汚濁も相当改善されました。

 

今日はある方面への寄り道をしてしまったため、川崎市バスを乗り倒すところまではいかなかったのですが、また機会を改めて、港湾地区から内陸の住宅地までを走り回る川崎市バスの乗り歩きを、改めて楽しみたいと思います。