今回は名古屋市営地下鉄鶴舞線で活躍する主力車両、3050形です。

 

パッケージ

1993年に登場した名古屋市営地下鉄の車両で、名鉄犬山線・豊田線をつなぐ名古屋製地下鉄鶴舞線で活躍する車両です。

3000形と同じく名鉄・地下鉄直通規格に合わせて製造され、20m級4扉で鶴舞線初のVVVFインバーター制御の車両となりました。

6両編成9本と4両が製造され、3159H(編成)のみ組み換えで余剰となった3000形を組み込む異端編成となっています。

今回は通常の3050形になります。

 

商品情報

・2020年5月発売(当初は4月発売予定)

・1箱9000円+税

・ユーザー取り付けパーツで列車無線アンテナ、信号炎管、誘導無線アンテナ、動力化台車枠が付属

・3151-3251-3351-3451-3751-3851の6両セット

同時に3000形を組み込んだ3159Hも発売されました。

メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-08R(20m級A)※スペーサーLを使用

・走行パーツ TT-04R

・パンタグラフ TOMIX 0250 PT-4212-S

レビュー

〇赤池・豊田寄り先頭車 3151

3151

赤池・豊田寄りの先頭車、3151です。制御電動車で屋根にパンタグラフを搭載しています。

3000形はコルゲートボディでしたが、3050形はビードプレスボディになりました。

 

正面

路線色の地下鉄マーク、車番(3151)、行先方向幕(赤池)が印刷済み。

運行番号は印刷されていませんが、方向幕とともに付属のステッカーで選択することができます。

貼るときは前面ガラス板を外すとベースパーツが出るのでそこに貼り付けます。

桜通線の6000形がデザインのベースになっていて、ブラックフェイス部が屋根上まで広がるようになりました。

貫通扉が車掌台側に寄った形になったので運転台が広くなりました。茶色く塗装されたキセパーツが見えるのもポイントが高いですね。

 

側面

側面です。すっきりとしたボディとなり、斜めに切れた水色の帯がぐるっと回っています。

コルゲートボディもいいですが、この時期に製造されたビートプレスボディもスマートでカッコいいですよね。

行先方向幕、車番、路線表記が印刷済み。床下機器はVVVFや断流器、CPが取り付けられています。

 

表記類

側面方向幕もステッカーで変更可能。

路線表記は製造の都合で潰れ気味になっています・・・

3000形の時と同じようにサードパーティーから出ている表記を貼るとカッコよくなると思います。

 

妻面

妻面には屋根からのパンタ配管、両側に手すりがモールドで表現されていますが、更に貫通路にも手すりが表現されています。またポイントが上がりますね。

 

屋根

製造当初は2パンタ車で後に撤去されたため、製品でも運転台側はパンタが撤去された状態が再現されています。

クーラー、通風機、ヒューズ箱が別パーツで、無線アンテナと信号炎管はユーザー取り付けパーツとなります。

 

パンタ撤去部

パンタ撤去部は引き通し配管、パンタ台避雷器がモールドで表現されています。

穴を開ければ2パンタ時代を再現できるかもしれませんね。

 

パンタ部

こちらは連結面側のパンタ部。2パンタ化する際は引き通し配管から少し真鍮線を出せばできるでしょうか?

車端部にはてすりがモールドで表現されています。

 

アンテナ部

ユーザー取り付けパーツで名鉄型無線アンテナ(1㎜穴)と信号炎管(0.7㎜穴)を取り付けます。

 

〇中間車 3251

3251

パンタなし中間車の3251です。この車両は付随車となります。

 

妻面(赤池寄り)

赤池寄りはドアコックと貫通路の手すりがモールドで表現されています。

車体裾部の一段低くなっているところも表現されています。

 

側面

印刷表記類は一緒。床下機器はSIVや蓄電池が搭載されています。

 

妻面(上小田井寄り)

上小田井寄りの妻面には貫通扉が取り付けられています。

 

屋根

クーラーと通風器が別パーツになっています。

クーラーの取り付け位置は車両中央寄りになっているんですね。

 

〇中間車 3351

3351

パンタあり中間車の3351です。3350形はパンタグラフが1基で製造されています。

 

妻面(赤池寄り)

赤池寄りはドアコックと貫通路の手すりがモールドで表現されています。

 

側面

床下機器類は3151と同じ。

3050形はユニット車だと思っていましたが電動車は全部単独M方式の車両なんですね。

 

妻面(上小田井寄り)

妻面には屋根からのパンタ配管、両側に手すり、貫通路手すりが表現されています。

 

屋根

赤池寄りにパンタがないのでパンタ台や引き通し配管などがないためすっきりしています。

 

パンタ部

パンタ部です。

 

〇中間車 3451

3451

パンタなし中間車の3451です。

 

側面

この車両も付属車ですが、SIV関係機器が搭載されていないのですごくすっきりしています。

小さいタンクと箱が少しだけついています。

 

屋根、妻面はそれぞれ3251と同じなので割愛。

 

〇中間車3751

3751

パンタあり中間車の3751です。この車両もパンタを2基搭載していた時代があったので赤池寄りにパンタ撤去部があります。

 

屋根

3151から無線アンテナを引いたような感じですね。

 

妻面、側面は3351と同じなので割愛。

 

〇上小田井・犬山寄り先頭車 3851

3851

上小田井・犬山寄り先頭車の3851です。

こちらには誘導無線アンテナが搭載されています。

 

正面

表記類や形状は3151と同じ。

 

側面

床下機器は3251と同じSIV関係の部品が取り付けられています。

 

屋根

上小田井川には大型、赤池寄りには小型の誘導無線アンテナを取り付けます。

 

誘導無線アンテナ

長電の時もそうでしたが、部品自体が柔らかい素材でできているので取り付け穴を少し大きくしないと、力を入れてはめると白化したり折れたりします・・・あまり好きではないんですよね、この素材の部品。

 

列車無線アンテナ

3151と同じ様に名鉄形無線アンテナと信号炎管を取り付けます。

スカートやアンテナ類は塗装してあげると引き締まってカッコよくなると思います。

 

1編成導入

3000形に引き続き、3050形も発売されたので購入しました。

名古屋市営地下鉄鶴舞線ブームなのか、3159Hも含めて製品化されてとてもうれしいです。

この流れでN3000形や名城線の2000形なんかも製品化されたらうれしいですね。

VVVFがGTO-VVVFなのでいい音なのですが、近年IGBT化が行われており、まだまだ主力車両として活躍しそうですね。

名古屋市交通局の地下鉄車両は結構好みの車両ですので、コロナが落ち着いたらまた乗りに行きたいと思います。