根津駅【東京都】(東京メトロ千代田線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都文京区東部の歴史ある市街地・根津に位置する東京メトロ千代田線の駅で、駅周辺は近年は下町情緒あふれる観光地「谷根千」の一角として注目を集めている
根津駅 (ねづえき。Nezu Station) です。
 
 
駅名
根津駅 (C 14)
 
所在地
東京都文京区
 
乗車可能路線
東京メトロ:千代田線 
 
隣の駅
代々木上原方……湯島駅 
綾瀬方……………千駄木駅 
 
乗換可能駅
東京都交通局:(※) 上野懸垂線【上野動物園モノレール】(休止中)……上野動物園西園駅まで徒歩12分(約550m)
(※) 上野動物園モノレールは2019年11月より休止中。上野動物園に入園するには入園料が必要です。
 
訪問・撮影時
2019年4月
 
 

根津駅の北口に相当する1番出入口前より南西を望む。
左(南東)~右(北西)の道路は不忍通り(東京都道437号線)で、この地下を千代田線が通っていて左側地下に根津駅があります。
手前(北東)~奥(南西)の道路は言問通り(都道319号)です。
交差点(根津一丁目交差点)の右前方にある古びたビルの1階に1番出入口があり、不忍通り沿いに開口しています。1番出入口は階段のみの設置です。
 
根津一丁目交差点の南西側、言問通り沿いにはビルが立ち並んでいますが商店は少ないです。前方に坂道があり、坂の左側には東京大学浅野キャンパスが広がっています。そして坂を上り切ると今度は右側に東京大学弥生キャンパスが現れ、しばらくすると左側に東京大学本郷キャンパスが沿うようになり、東大のキャンパス間を通って本郷通りとの本郷弥生交差点に到達します(約660m先)。そして本郷弥生交差点を右折すると150mほどで東京メトロ南北線・東大前駅の1番出入口にたどり着きます。
また、駅西側は住宅街で、集合住宅と一戸建て住宅が混在しています。商店は少ないです。
 
 

根津一丁目交差点より北西を望む。
手前(南東)~奥(北西)は不忍通りで、この地下を千代田線が通っていて後方にかけての地下に根津駅があります。
左(南西)~右(北東)の道路は言問通りです。交差点の左前方、古びたビルの1階に1番出入口があります。
 
不忍通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいて、ビルの低層階などには商店が軒を連ねていますが、数は多くありません。
特に東側へ入ると昔ながらの住宅街になります。古民家も多数残っており、一部は古民家カフェや古民家食堂などとして外観を活かしつつ改装されています。
ちなみに根津は「谷根千」の「根」で、「千」に相当する千駄木地区の南端部は約500m北になり、千駄木駅が最寄駅です。そして「谷」に相当する谷中地区は根津一丁目交差点から東へ約150m進んだ台東区域になりますが、商店街のある谷中の中心部は千駄木駅からの方が近いです。
 
また、不忍通りを300mほど北上した後に左折して、さらに300mほど進むと根津神社があります。
 
 

根津一丁目交差点より南東を望む。
手前(北西)~奥(南東)は不忍通りで、この地下を千代田線が通っていて前方にかけての地下に根津駅があります。
左(北東)~右(南西)の道路は言問通りです。交差点の右後方に1番出入口があります。
 
こちら側の不忍通り沿いにもビルやマンションが立ち並んでいますが、商店は少ないです。
約200m前方(南東)の不忍通り右側歩道沿いには後述の2番出入口とエレベーター出入口があります。
 
 

根津一丁目交差点より北東を望む。
後方に根津一丁目交差点があり、左(北西)~右(南東)には不忍通りが横切っています。
手前(南西)~奥(北東)の道路は言問通りで、沿道には商店街が形成されているもののやや活気に欠ける印象でした。
言問通りを150mほど進むと台東区谷中地区に入ります。言問通り沿いや北側には寺院が林立しています。約1km北東の一帯には谷中霊園の敷地が広がっています。
また、言問通りから左右の路地に入ると住宅街が広がっており、古民家も見られます。
 
 

1番出入口からのみ利用可能な根津交差点方面改札の様子です。地下1階にあります。北東を望む。
左側に1番出入口への階段があります。尚、こちらにはエレベーターは存在せず、車いすご利用の場合は後述の2番エレベーター専用出入口を利用する必要があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり(一番左は幅広通路)、左端に窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札を入って左側にあります。後述の不忍通り方面改札近く(改札内)にもあります。
そして改札の先は代々木上原方面1番線ホームです。綾瀬方面2番線ホームは1番線の直下に相当する地下2階にあり、改札を入って左側に地下2階とを結ぶ階段、上りエスカレーターがあります。
尚、根津駅構内に売店、コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

こちらは根津駅の南口に相当する2番出入口前より北西を望む。
手前(南東)~奥(北西)は不忍通りで、この地下を千代田線が通っていて前方にかけての地下に根津駅があります。
交差点の左前方、2番目の連続窓低層ビルの1階に2番出入口(階段のみ)が、交差点の左後方にあるマンション1階に2番エレベーター専用出入口があります。
この交差点を境に前方(北西)が文京区、後方(南東)が台東区となっています。ちなみに根津駅の所在地は文京区です。
 
不忍通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいますが、商店は少ないです。
約200m前方(北西)には前述の根津一丁目交差点があり、その先の不忍通り左側歩道沿いには1番出入口(階段のみ)があります。
 
 

2番出入口前より南東を望む。
手前(北西)~奥(南東)は不忍通りで、この地下を千代田線が通っていて後方にかけての地下に根津駅があります。
交差点の右後方(写真外)には2番出入口があり、右前方の茶色いマンションの1階に2番エレベーター専用出入口があります。
この交差点を境に手前(北西)が文京区、前方(南東)が台東区となっています。
駅南側、不忍通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいます。商店は少ないです。
300mほど進むと左手にジャイアントパンダのいる上野動物園の用地が寄り添い、さらに50mほど進むと上野動物園の西口に相当する池之端門があります。池之端門からも入園、退園が可能です。
 
 

2番出入口前より南西を望む。
左(南東)~右(北西)は不忍通りで、右側にかけての地下に根津駅があります。
交差点左前方には2番エレベーター専用出入口があり、右前方(写真外)には2番出入口があります。
不忍通りから南西へ入ると住宅街が広がっています。写真奥の森は東大浅野キャンパスです。
そして、突き当たりを左へ曲がると忍小通りで、沿道には寺院や商店、民家が立ち並んでいます。
この忍小通り沿いには、落語家・三遊亭好楽氏の自宅に併設された寄席「池之端しのぶ亭」があります。テレビ番組「笑点」でもよくネタにされます。
 
 

2番出入口付近より北東を望む。
後方には左右方向に不忍通りが横切っており、その反対側に2番出入口(階段のみ)があります。
不忍通りから分かれる路地沿いには昔ながらの下町風情が漂う住宅街が広がっていて、商店も点在しています。
古民家も一部残っています。
 
 

こちらは2番出入口からのみ利用可能な不忍池方面改札の様子です。地下1階にあります。北東を望む。
左側に2番出入口への階段があり、改札口の右側を前方へ進むと地上へのエレベーター(2番EV専用出入口)があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり(一番左は幅広通路)、左端に窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレはこちら側も改札を入って左側にあります。
そして改札の正面は代々木上原方面1番線ホームです。綾瀬方面2番線ホームは1番線の直下に相当する地下2階にあり、改札を入って右側に地下2階とを結ぶ階段、上りエスカレーターがあります。地下2階とを結ぶエレベーターは改札を入ってすぐ左へ曲がった先、トイレの向かい側(突き当たり右手)にあります。
 
 

尚、改札口の先に千代田線の先代車両6000系のデザインをした、持ち寄られた文庫本を駅利用者が閲覧できる、いわば無人図書館のような「根津メトロ文庫」が設けられていますが、2019年10月には近々撤去する旨の案内が掲示されたようです。さて、この記事を投稿した時点で「根津メトロ文庫」はどうなっているでしょうか…。
 
 

2番線の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
東京メトロの標準仕様で、下部は千代田線のラインカラー(グリーン)となっています。
また、駅ナンバリングも併記されています (C 14)。
 
 

根津駅は地下1階と地下2階にそれぞれ単式ホーム1面1線を備える二層構造の地下駅となっています。
南東方向~北西方向にホームが延びています。ホームは若干カーブを描いています。
写真は地下1階にある代々木上原方面1番線ホームで、東側に線路が、西側にホームがあります。
後述の2番線ホームも含めて10両対応で、2019年4月現在、ホームドアは未設置でしたが今はどうでしょうか?
そして各ホームにはベンチが設置されています。
また、1番線ホームの代々木上原寄りホーム端近く左側には不忍池方面改札(2番出入口・2番エレベーター専用出入口方面)、トイレ・多機能トイレ(ともに改札内)、地下2階の綾瀬方面2番線ホームへの階段・上りエスカレーター・エレベーターがあり、綾瀬寄りホーム端近く左側(写真奥)には根津交差点方面改札(階段のみの1番出入口方面)、トイレ・多機能トイレ(ともに改札内)、地下2階の綾瀬方面2番線ホームへの階段と上りエスカレーターがそれぞれ設置されています。
写真は綾瀬方を望む。
 
綾瀬方はこの先、不忍通りの地下を二層(上層・A線、下層・B線)のまま北西へ走り、根津神社付近で右へカーブして進路を北北東へ変え、しばらく走ると「谷根千」の一角をなす千駄木地区に位置する千駄木駅へと至ります。
 
 

こちらは1番線代々木上原方面ホームの綾瀬方の端近くより代々木上原方(南東)を望む。
右側に地下2階の綾瀬方面2番線ホームへの階段と上りエスカレーターがあり、階段裏側を右へ進むと根津交差点方面改札(階段のみの1番出入口方面)があります。階段の右側にトイレ・多機能トイレ(ともに改札内)があります。
ちなみに1番線の発車メロディーは「花便り」です。
 
 

こちらは地下2階にある綾瀬方面2番線ホームで、こちらも東側(左)に線路が、西側(右)にホームがあり、1番線と同じ配置です。
2019年4月時点でホームドアは未設置です。地下1階の代々木上原方面ホームおよび改札階へ上がる階段、エスカレーター、エレベーターの位置関係は1番線とほぼ同じです。
ちなみに2番線の発車メロディーは「ほっと一息」です。
写真は2番線ホームの綾瀬方の終端部近くより代々木上原方を望む。
 
代々木上原方はこの先、台東区へと入り不忍通り地下を南東へ走ります。そして右へカーブしながら上野動物園の西側を走りますが、ここに千代田線の駅はありません。その後は左へカーブして不忍通りと離れ、不忍池の地下を通るようになると右へカーブして、今度は神田白山線(都道452号)の地下を南へ走るようになると文京区に戻り、湯島駅へと至ります。駅部で都営大江戸線と交差していますが、湯島駅は都営大江戸線との連絡を考慮して設置されたものの、都営大江戸線側は当地への駅の設置を見送っています。もし都営大江戸線側にも湯島駅があれば、綾瀬方面から飯田橋・新宿方面への利便性が向上するのですが、まぁ、都営大江戸線ユーザーからすると上野御徒町駅のすぐ近くに駅ができて、所要時間が延びたりして迷惑でしょうけど…。
 
 
あとがき
私が根津駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。用地の関係で駅は二層構造で、地上に出ると道路はさほど広くありませんでした。駅前は市街地ですが、裏路地へ入ると民家も多く残っています。また近年は駅周辺が「谷根千」として注目されていて、観光スポット化しています。私の訪問時は雨天で観光客はほとんどいませんでしたが、天気が良ければ休日はそれなりに賑わうのでしょうね。
 
新宿駅からですと中央線快速に乗車して御茶ノ水駅で下車。聖橋口を出て目の前にある東京メトロ千代田線の新御茶ノ水駅から東京メトロ千代田線の綾瀬方面行き電車に乗車して当駅下車です。東京メトロ線のみでアクセスされる場合は丸ノ内線で国会議事堂前駅まで行き、千代田線綾瀬方面に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。中央線快速に乗り換えて御茶ノ水駅まで行き、以降は上記のルートで到達可能です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅近くに複数あり、スーパーも駅近くに「アブアブ赤札堂」「マルエツプチ」があります。一方、飲食店は駅前に一定数ありますが、気軽に入れるチェーン店は「吉野家」くらいで、隣の千駄木駅と比較して少なすぎます。また駅周辺にはカフェが多数あります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
東京メトロ千代田線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は根津駅でも途中下車されてみて下さい!
また、「谷根千」の根津地区を観光、散策の際はぜひ千代田線をご利用になり、ぜひ根津駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)