特急「くろしお」は、1965年、当時の国鉄　名古屋駅～天王寺駅を関西本線・紀勢本線・阪和線経由で運行開始。当初は、キハ80系気動車（キハ81形、キハ82形）による運行で、1978年より381系電車による運行が開始され、現在は2012年から運行開始した283系、287系電車、2015年から運行開始した289系電車による運行。

 

キハ81系は、1960年に製造された日本初の特急形気動車。特急「はつかり」でデビューし、その後、特急「つばさ」、「いなほ」、「ひたち」、「くろしお」に運用され、1979年廃車。

 

キハ82系は、1961年から製造された。特急「白鳥」、「おおぞら」、「つばさ」、「ひばり」、「まつかぜ」、「かもめ」、「みどり」等、巾広く運用された。

 

283系電車は、1996年、特急「スーパーくろしお（オーシャンアロー）」として運用開始。翌年「オーシャンアロー」と名称を変更、2012年から「くろしお」に統合された。

 

287系は、2011年、京都駅・新大阪駅～福知山駅・豊岡駅・城崎温泉駅を結ぶ特急「きのさき」、「こうのとり」として運用開始。2012年、特急「くろしお」へも運用開始。車両の窓の下のラインが、特急「きのさき」、「こうのとり」、「はしだて」はダークレッドであるのに対して、特急「くろしお」はオーシャングリーンとなっている。

 

特急　くろしお　キハ81形

キハ81形は、特急「くろしお」が最後の定期特急運用。

 

特急　くろしお　キハ82形

 

特急 くろしお 283系　クハ283-501 　新宮駅

 

特急 くろしお 283系　クロ282-1　 新宮駅

 

特急 くろしお 287系　クモロハ286-10　 白浜駅

 

2018年4月7日