石勝線・根室本線全駅間歩き(新千歳空港-十勝清水) その14・赤岩青巌峡の絶景 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その13からの続き

 

名石PA(13:45着・14:15発)赤岩青巌峡(15:05着)

 

 

※この全駅間歩きは2015年に歩いたものです。

 

長い登り坂の先にあった長い2つのトンネルを抜けた続きです。

 

穂高トンネルを抜け、占冠(しむかっぷ)村に入りました。

カントリーサインはトマムリゾート一色です。

 

 

 

地区標識には「仁仁宇(ニニウ)」の文字が。

今日のゴールもニニウですが、まだ10km以上先です。

 

 

 

まもなく長い下り坂が始まりました。

どういうわけか自衛隊の車とよくすれ違いました。

 

 

 

距離を稼ぐため、大きくカーブを切りながら下ります。

こんな道歩く人、年に何人いるんだろうか。

 

 

 

川端駅前からお世話になったふなっしー国道とはまもなくお別れ。

この国道ずっと進めば、日勝峠経由で十勝清水へ行けますが、

それだと石勝線の駅が巡れません。

 

 

国道と道道610号の分岐点には、

名石PAという休憩施設がありました。

PAといっても駐車スペースがあるだけで、

売店はおろか、自販機やお手洗いすらありません。

 

なんとか日陰を見つけて一休み。

前の休憩から1時間半以上休み無く歩きましたが、

今回は下りメインだったためか、あまり疲れませんでした。

 

不思議なことに、

峠を越えると、今日も無事ゴールできると思えるんですよね。

 

休憩を終えたら、

国道を離れて道道610号に入りました。

 

 

 

道道610号は元々、

長期通行止めの村道だったそうです。

 

見捨てられたと思われた村道でしたが、

2007年の道東道トマム-十勝清水間開通に伴って、

アプローチ路として再整備され、道道として復活したそうです。

 

2011年に道東道が全通するとその役目を終えましたが、

現在も占冠市街・トマムへのアプローチ路として機能しています。

 

 

 

旧来の村道を拡幅したのかなという感じで、

しっかりとした道幅はありますが、細かなカーブが残っていたりします。

 

 

 

道は小さな川に寄り添うように続いていました。

所々に急カーブがあるのも、村道らしさ?

 

 

 

名石PAから歩くこと30分あまり。

道が大きく川に突きだし、対岸は派手に崩れていました。

 

たぶんこの辺りが崩落して、

長期間通行止めだったんだろうな。

 

 

 

さらに進むと、左手に赤褐色の奇岩が見えてきました。

実物はもっと赤く見えるんですよ。

 

「どうしてこうなった」

 

思わずつぶやいてしまいました。

 

 

 

ここは赤岩青巌峡。

占冠の観光名所のひとつです。

この道をまっすぐ進めば5kmほどで占冠市街ですが、

今日はニニウへ向かうので、この角を左折します。

 

キャンプ場まで6.1kmという標識見て、

「あと少し」と思う自分はおかしい?

 

 

 

至る所にこんな感じの岩があり、

ロッククライミングを楽しむ人の姿を見かけました。

近くに駐車場があったのですが、車が何台も止まっていましたよ。

 

 

 

赤岩橋から眺める鵡川も素敵でした。

目指すニニウはこの下流にあります。

 

 

 

旧道に回り込んで、

赤岩橋を撮ってみました。

 

元々は今立ってる場所から橋が架かっていましたが、

赤岩橋が架かる新道が開通したことで廃道となり、

橋も撤去されてしまったようです。

 

 

ひと休みしたら、

最後のひと踏ん張りいきますよ。

 

 

その15へ続く

 

 

ありゃりゃ~、これで5回連続線路も駅も出てこなかったよ。

長距離駅間歩いているからこうなっちゃうんです。

お願いだからジャンルから外さないで~。

 

 

名石PA付近のGPSログ(1/60,000)です。

 

国道274号は日高町方面に向かうため、

ここで道道610号に入るのが占冠市街へ向かう近道です。