-名石PA(13:45着・14:15発)-赤岩青巌峡(15:05着)-
※この全駅間歩きは2015年に歩いたものです。
長い登り坂の先にあった長い2つのトンネルを抜けた続きです。
穂高トンネルを抜け、占冠(しむかっぷ)村に入りました。
カントリーサインはトマムリゾート一色です。
地区標識には「仁仁宇(ニニウ)」の文字が。
今日のゴールもニニウですが、まだ10km以上先です。
まもなく長い下り坂が始まりました。
どういうわけか自衛隊の車とよくすれ違いました。
距離を稼ぐため、大きくカーブを切りながら下ります。
こんな道歩く人、年に何人いるんだろうか。
川端駅前からお世話になったふなっしー国道とはまもなくお別れ。
この国道ずっと進めば、日勝峠経由で十勝清水へ行けますが、
それだと石勝線の駅が巡れません。
国道と道道610号の分岐点には、
名石PAという休憩施設がありました。
PAといっても駐車スペースがあるだけで、
売店はおろか、自販機やお手洗いすらありません。
なんとか日陰を見つけて一休み。
前の休憩から1時間半以上休み無く歩きましたが、
今回は下りメインだったためか、あまり疲れませんでした。
不思議なことに、
峠を越えると、今日も無事ゴールできると思えるんですよね。
休憩を終えたら、
国道を離れて道道610号に入りました。
道道610号は元々、
長期通行止めの村道だったそうです。
見捨てられたと思われた村道でしたが、
2007年の道東道トマム-十勝清水間開通に伴って、
アプローチ路として再整備され、道道として復活したそうです。
2011年に道東道が全通するとその役目を終えましたが、
現在も占冠市街・トマムへのアプローチ路として機能しています。
旧来の村道を拡幅したのかなという感じで、
しっかりとした道幅はありますが、細かなカーブが残っていたりします。
道は小さな川に寄り添うように続いていました。
所々に急カーブがあるのも、村道らしさ?
名石PAから歩くこと30分あまり。
道が大きく川に突きだし、対岸は派手に崩れていました。
たぶんこの辺りが崩落して、
長期間通行止めだったんだろうな。
さらに進むと、左手に赤褐色の奇岩が見えてきました。
実物はもっと赤く見えるんですよ。
「どうしてこうなった」
思わずつぶやいてしまいました。
ここは赤岩青巌峡。
占冠の観光名所のひとつです。
この道をまっすぐ進めば5kmほどで占冠市街ですが、
今日はニニウへ向かうので、この角を左折します。
キャンプ場まで6.1kmという標識見て、
「あと少し」と思う自分はおかしい?
至る所にこんな感じの岩があり、
ロッククライミングを楽しむ人の姿を見かけました。
近くに駐車場があったのですが、車が何台も止まっていましたよ。
赤岩橋から眺める鵡川も素敵でした。
目指すニニウはこの下流にあります。
旧道に回り込んで、
赤岩橋を撮ってみました。
元々は今立ってる場所から橋が架かっていましたが、
赤岩橋が架かる新道が開通したことで廃道となり、
橋も撤去されてしまったようです。
ひと休みしたら、
最後のひと踏ん張りいきますよ。
(その15へ続く)
ありゃりゃ~、これで5回連続線路も駅も出てこなかったよ。
長距離駅間歩いているからこうなっちゃうんです。
お願いだからジャンルから外さないで~。
名石PA付近のGPSログ(1/60,000)です。
国道274号は日高町方面に向かうため、
ここで道道610号に入るのが占冠市街へ向かう近道です。