まさかの再生産 KATO 10-1158 伯備線石灰輸送貨物列車 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(特急登場前の伯備線を代表する列車)

 

本題の前に,マイクロエースから発売される「115系3000番台」の試作品が,「N-Gauge Infomation」から発表されていますので,触れないわけにはいきません.試作品では以下の仕様になっていました.

  • 編成番号(N-03)は前面ガラス表示
  • サボ差しあり
  • 半自動ドアボタンあり
  • 弱冷房車は2号車

この仕様では2018年ごろでは間違いはありませんが,近年,ベビーカーマークが追加されるなど実車の変化が激しく,どうなのかという部分はあります.しかし,山口県の主力が久しぶりの再生産ということで,このまま購入すると思います.是非,TOMIXで製品化していただきたいところです.一つだけ言えるのは,筆者には問題ない黄色に見えました.ということです(光線状態・個人差で見え方には違いがあります).

(この節の参考:

http://cityliner105.blog.jp/archives/10171710.html )

 

さて,本日は,KATOから再生産されました,伯備線の石灰輸送列車を紹介します.2012年11月ごろに発売されており,準地元ということで探してはいましたが,気がつけば在庫がなくなっており,この度,まさかの再生産となりました.

「ホキ7000」が新規製作となっています.このため,この車両はいずれ再生産されなければなりませんでした.とはいえ,この製品は「特別企画品」であり,当時は再生産が絶望視されていました.

この製品が「特別企画品」たる所以の一つが,石灰石パーツを搭載したセキ6000です.美祢線でも,石灰石輸送用に使用されていました.

そしてもう一つが,この列車を三重連で牽引した新見機関区のD51を特徴付ける後藤式集煙装置と,ナンバープレートです.

「特別企画品」なので,パーツの分売はありません.ナンバープレートは脂汚れ(要は素手で触るとつく汗)に弱いので,何かしらの対策をとる必要があります.筆者はD51も一緒に買いましたが,ナンバーは機関車付属の物を仮に使用しました.

三重連は今は難しいです.

ただし,三重連とはいえ,1両は回送で連結されていないこともあり,貨車の増結はセキ・ホキ各1両のみ余地があります.パーツ目当て,または多数の車両が必要であると考えて複数個購入された方はここに注意すると良い感じです.そうすると短く感じます.長さ的には新見以南の単機でも良いくらいです.

緩急車は「ワフ29500」になっています.よく見ると「門モシ」と書かれています.当時の貨車の運用はあまり気を使わない方が良いのかもしれません.九州の石炭列車に使うのも悪くないかもしれません.

牽引する機関車たち

「D51三重連」が有名ですが,この列車は播但線の新日本製鐵広畑製鉄所行きですので,多くの機関車が運行します.

山陽本線はEF65で牽引されて上って行ったはずで,返空列車では吉井川を渡るシーンも展開されていたはずです.

無煙化後はDD51が主に使われていました.また,伯備線北部では,ごく短い期間ながらDD54も使われていました.DE50も使われていたかもしれません.

この列車は国鉄末期に役目を終えましたが,仮にJR以後も運用されていればこのようなシーンが展開されえたかもしれません.

 

一見,2019年に仕様変更再生産された「D51 標準型」の反響・要望を受けた再生産に見えますが,実はDD54やEF64に繋がっている良企画です.是非,1980年代の標準的な姿をした,本州暖地用DD51をリニューアルしていただきたいものです.

 

最後に,この記事の作成に参考にしたページのURLを紹介して,この記事を締めます.

  • http://www.apionet.or.jp/DF5051/hakubikamotsu.htm
  • http://seishunm.blog.fc2.com/blog-entry-396.html
  • http://sinanosakai.blog100.fc2.com/blog-entry-1163.html