世田谷公園にて テニス 保存SL オリンピックのレガシー… | 模工少年の心

テニス


 ひょんなことから、昨日夕方からテニスをしました。場所は、世田谷区内の世田谷公園のテニスコートです。(最寄り駅は、東急田園都市線 池尻大橋駅です。)

 予約をとれたのは、コロナウィルスにより一時閉鎖されていて、通常に戻るまでの間隙をついた格好だったからだと思います。(普通は、よほど熱意がなければ、予約は取れないので。)

   伊豆に旅行したとき以来、2年ぶりです。気温も高くなく、微風がそよぐ夕方、体を動かす心地よさ感じました。

 

 コートから見える、静態保存のD51272に、途中休憩をとって近くに寄って会ってきました。

 よくある、SLだけが単独でポツリと置かれ保存されているのと違い、ここでは、D51の後ろに、車掌車(14740)が連結されていて、しかも本物のようなプラットホームもあり、生きている鉄道施設を彷彿とさせる良さがあり、ました。

 「ました」と過去形なのは、以前はなかったSLの周囲を囲む高い柵で囲まれて、折の中に入れられてしまった感があり興醒めでしたので。


 ただ、保存状態を改善する取組が進行していることも知りました。

「令和元年8月、製造から80年を迎えたのを機に、JRグループ監修の下、D51形蒸気機関車(SL)及びヨ5000形車掌車(ヨ-14740)を「国鉄色」で塗装し、往年の雄姿を再現します。」

 世田谷区の「ふるさと納税」により広く応援を募っていますので、D51のため、とのお気持ちのある方はぜひ、応援していただければと思います。


 そのためにも、いつ訪れてもD51のそばに立ち寄れて、まじかに見学できるようにすべきかなと、思います。

 入口の扉に鍵が掛けられていて、残念でした。




オリンピックのレガシー

 

 D51を囲むようにできていたのは、スケートボードの練習施設です。

 大人に混じって、小学生の女の子も練習を楽しんでいました。スケートボードの練習場所もあったらいいと思います。

 しかし、何も、あの場所でなくても良いのに、というのが素直な感想です。

 

 スケートボードもそうですが、テニスコートも、練習している方は、常連のサークルやグループの人達ばかりのようです。

 普通にちょっと体を動かしたいなと思ったり、体験したいと思ったりしても、やれる場所が限られていて、相当の熱意がなければ、やれる環境ではないと思います。

 

 東京オリンピックの招致が決まった年に、横浜市会議員をされている方の講演を聞く機会があって、オリンピックのレガシーという話に、いたく感動した記憶があります。

 オリンピック招致を契機にして、どの町にも、市民が日常的に運動を楽しめる施設をレガシーとなるよう増やしていく。運動の苦手な子どもが、選手を目指すチームに入らなくても、サッカーやバスケットボールなどの競技のできるよう環境を整えてあげる。

 東京オリンピックのレガシーとは、そんなことだと、自分は思っていました。

 でも、虚な夢だったようです。

 アスリート優先に賛成ですが、それを支える自らスポーツをする人が増えないことには、なんとなく、先細りになるような気もします。

 

ミニ鉄道


 世田谷公園には、5分の1スケールの本格的な蒸気機関車が活躍するミニ鉄道があります。現在は、石炭を炊いて走るSL?ではないようですが…。

 車両以外にも、レンガづくりの駅舎、機関庫、ターンテーブル等の施設が素晴らしいもので、こちらは一見の価値があると思います。

 そして、施設以上に、運行に携わる方の服装が本職のような制服で、ミニ鉄道の雰囲気を盛り上げていると思います。


 今回、ミニSLは、目にしていないのですが、以前D51C57の2両が配置されていました。

 SLの動力はかわっても、今も、雰囲気は同じだと思います。