当時一番訪問したかった駅、長門本山駅についてです。

小野田線・雀田駅からわずか2kmあまりで、あっという間に着いてしまう終着駅です。

念願の長門本山駅に行くため、気合十分で雀田駅からの電車に乗り込んでも、わずか5分ほどで到着。

しかし、それがまた支線らしさでもあります。

こういったちょっとした路線、しかも本数は朝の2往復と夕方の1往復のみ。

待合室とホームのみの、あまりにも簡易的な駅舎。

このような路線に、乗り鉄の人は魅了されてしまうものです。

ホームは1.5両分ほどしかありません。

列車の目の前には、行き止まりを示す車止め。

そして、その奥には堤防が待ち構えています。

以外にも、海に非常に近い場所にある駅です。

かつては石炭の輸送のために賑わい、もっと海に近いところまで線路が伸びていたとのこと。

今ではその面影すらなく、旅情あふれる終着駅となりました。

芝生になっているスペースは、かつては線路が敷かれていたそうです。

短いホームに1両編成の電車。

日も落ちてきたことで、さらに終着駅としての雰囲気が増してきました。

そして完全に周囲が真っ暗になった頃、最終電車で雀田方面へ折り返しました。

 

念願の長門本山駅。

立派な駅舎があるわけではありませんが、その駅の雰囲気は格別なものです。

これは、雀田駅から列車に乗車したその瞬間から作り出されるものだと思います。

終着駅に行くという楽しみ、列車に揺られている時間、ホームに降り立つ感動、そしてホームの先に見える行き止まりの線路。

少し離れて見る、小さなホームと1両編成の電車。

その全てが、この駅の美しさです。

 

その感動は、この駅に行ってこそ味わえるものなので、皆様もぜひ訪問してみてください!

 

最後に、雀田駅にてこの数字の並びを見れたのも何か幸運を感じました!笑

(この列車に乗ったわけではありません)