(連結自体は可能)
KATOが2019年5月に発売した「カートレイン九州」に合わせ,ナロネ21型は床下の金型改修が行われたようで,編成最後尾にナックルカプラーが取り付けられるようになりました.
床下にはこのカプラーを取り付けられるように穴が空いています.なお,最近発売された「5086-B」にもこの床下は使われています.
そこで,ここに強引に,最近の12系・14系・24系などで使用されている.「6062-C3 キハ80 カプラーセット」を取り付けてみる実験を行いました.
そのままでは取り付かないので,床面の出っ張りを削りました.
やや引っ込んでいますが,取り付けることができました.
これで24系・14系・12系を連結できないことはないです.
この記事で申したい事は,KATOの20系・10系の金型を改修して,密自連型カプラーを取り付けるように設定すると,KATOが発売できる列車が増えることができる.ということです.
特に,最近発売された12系はよくできています(筆者は持っていません).ちょっと改修すれば急行「ちくま」「さんべ」「かいもん」「日南」「きたぐに」といった寝台急行列車,そして寝台普通列車「山陰」が発売できることになります.「スーパーエクスプレスレインボー」に行えば,KATO製品の14系座席車・寝台車と連結でき,この時期に運行された様々な臨時列車を再現できます.また,マニ44に同じ改修を行えば,12系と,マニ44を改造した「オハフ17」による「トロッコファミリー号」が見えてきます.
いずれも,1980年代〜1990年代の鉄道シーンには,地味ではありますが欠かせない列車たちです.
この改修はナロネ21のドア側にしか行われていませんが,全ての連結面に行えば,そのような製品を用意していただく必要はないと思いますが,20系を全てボディマウントカプラーにすることもできなくはないです.なお,今回のナハネフ23には「6062-C3 キハ80 カプラーセット」は改造しても取り付ける事は出来ませんでした.実際に製品化する場合は,カプラーの新規製作が必要です.
「カートレイン九州」の記事を紹介してこの記事を締めます.より多くの列車に注目した製品が登場すると良いなと思い,この記事を書きました.
※本記事はあくまで「実験」です.「改造」としてはおすすめできません.
※金型・製品の耐久性には,この記事では考慮しません.