撮影日2020.6.2
本日もようこそ。いらっしゃいませ。
前記事の続きのお話しになります。
この記事ですが、まともにデキの姿がわかる撮影がありませんのでー
▲11:16 7403レ 長瀞駅周辺で撮影
505号をお散歩中に撮影しておりましたので、取り敢えず上げておきます。
秩父には数々の山がありますが、代表的存在なのは武甲山でしょう。石灰石の切り出しで少しずつその形には変化が生じており、20年前より小さくなっておりますが、無くてはならない秩父のランドマークでもあります。
しかし、登山の出来る山の中でも整備され、車でもアクセス出来る山と言えば蓑山(美の山)では無いでしょうか。
美の山山頂は公園になっておりますので、山頂からの眺めを楽しみに車で登ってみます。
ここは標高581.5メートルの県立自然公園で季節の花々も 桜、ヤマツツジ、紫陽花など楽しめます。夜景スポットや雲海の名所としても知られております。
車でのアクセスは皆野町役場信号から山道に入る事をお勧めします。美の山入り口信号からは現在は台風19号の影響により通行止めになっておりました。
(2020.6月時点)
山頂からは秩父の街並みが一望出来ます。
この辺りは秩父郡皆野町でして、写真中央、セメント工場群の辺りが武州原谷駅です。
何方かの秩父鉄道撮影記事で美の山公園から秩父鉄道を撮影されていたのを見て一度私も撮ってみたかったので今回はチャレンジです。
私の持つ機材では400mmの望遠がMAXで厳しい状況ですが、撮影してみます。
▲13:59 7105レ デキ貨物(返空)
車番は塗装から推測出来ます。黄色なので502号機ですね。周辺の茶色い畑は麦畑で、この時期は麦秋を迎えておりました。
何処に列車の姿があるのか発見出来なかったあなたの為にトリミングをー
▲あまりにも小さいのでトリミングしてみました。オキの中が空っぽなのが一目瞭然!?です。
▲武州原谷駅構内へ入線しました。このオキ貨物はこのまま影森駅へと向かって行きました。
まるでアリの行列ですね(笑)
工場群もよく見ると面白い建造物です。
まだ列車が見えていない貴方、後はスワイプして御覧下さい。
▲14:24 7006レ デキ貨物(石灰石)
石灰石をてんこ盛りにした貨物列車がやって来ました。
あまりにも小さいのでー
トリミングしまーす。
一直線に真っ直ぐ町中を列車が行くのが確認出来ます。トリミングしても車番はわかりませんね。デコライトが一つですので、おそらく100番台かと。
私のカメラではこれが限界です。
私は鉄目線の撮影を楽しみましたが、他にも武甲山や秩父連山、花々と被写体には困らない美の山公園でした。この時期は紫陽花が山の斜面に咲くのですが、この日は早過ぎたのかまだ蕾ばかりでした。
山頂の見晴台のベンチでお弁当ランチし、帰宅しました。
御訪問、ありがとうございました。
又のお越しをお待ちしております。
〜鉄子の独り言〜
[観光地に於けるかき氷の御家事情]
随分と暑くなり始めましたね。
これからの季節はアイスクリームも美味しいですが、かき氷も美味しさひとしおですよね。
先日の秩父観光では気温が30度に達し、思わず冷たい物に手が延びてしまいました。
観光商店街の参道に「ソフトクリーム」「かき氷」の暖簾を発見!よく見ると阿左美冷蔵のつるし暖簾が風にくるくると舞っておりました。氷とソフトのどちらにしようか迷いましたが、ソフトクリームを購入し、店先のガーデンテーブルで暫しの涼を楽しんでおりました。
休憩しているのは私達のみ。食べながら店番のマスク姿の奥様とお話しさせて頂きました。
「コチラの店も阿左美冷蔵さんなのですか?」と奥様に尋ねてみました。
阿左美冷蔵 と言えば、天然氷をふんだんに使用したてんこ盛りのかき氷を提供する店 として秩父だけでは無く関東圏でも有名どころであります。私も一度、上長瀞駅近くの阿左美冷蔵さんに立ち寄り、行列の出来るかき氷を食べた経験がありました。
奥様が仰るには
確かにこの商店街のお茶屋さん各所にこの暖簾が下がっております。この暖簾のある店は阿左美冷蔵から氷を仕入れてかき氷を提供している、という事らしい。
この店にはかき氷のサンプルが赤、緑、黄と3色並んでおり、それは昔ながらの蝋細工の見本品でありました。ちょっと懐かしい感じです。奥様はこの見本を指差し、
「かき氷はこの位の大きさが一番食べ易く美味しいのよ。これで水カップ一杯分なの。アッチのは二杯分もあるのよ。そんなに水も飲めるものでは無いわ」
奥様の仰る通り、水だけ二杯は飲めないけれど、ちょっと負け惜しみで言ってるのかな?
と考えていると
「阿左美冷蔵の先代の時は私達に氷の卸のみ行っていたのに、代替わりしてから雲行きが怪しくなって来たのよ。かき氷専門店なんか開いちゃって。オマケに見た目の良い大きなかき氷を出して。参っちゃうわ」
ああ!明らかに商店街でかき氷を売っている店主さんから見れば、阿左美冷蔵さんの商売がマスコミでも取り上げられ人気店になり、打撃を受けた御様子だと察しました。
でもね、アチラのかき氷、映えるのよ。今は味云々より見た目大事なのよ。
ボヤキを聞いてしまった〜 と思いました。
商売人の私から見れば、こんな時こそ起死回生のチャンス。
阿左美冷蔵の名がそんなにブランド力が上がったのなら、そこの天然氷を使っている事を前面に出してPRすれば、お客さんが来るのでは無いでしょうか?
店内飲食は今は休んでいるけれど、次回オープンの時にびっくりする様な名物メニューを考案しては如何でしょう?
お蕎麦を出されているようなので、
"天然かき氷蕎麦"なんて面白いんじゃないですか?
冷やし蕎麦の上にフワフワ天然かき氷をのせて、抹茶トッピング又はレモントッピングにだしつゆをかけて提供する。面白そうじゃない?
プライドとか言っている場合では無いわ。そんな物はかなぐり捨ててコバンザメ商売よ!奥様、これはチャンスよ!
あはあは。余計なお世話ですね。
ーなんて、そんな事は言えませんが。
しかしね この奥様、そんな野心のカケラも見当たりません。そんな話をしながらもとても幸せそう。こうして接客しながら世間話をし、昔からしてきた仕事を今日も粛々とこなして一日が終わる。同じ事の繰り返しの様にも見えますが、変わらずに繰り返していける事こそ、掛け替えの無いこと。
店の外の端に目をやると、冷蔵庫の無かった昔に使用されていた木造の氷保存庫が置いてありました。
骨董品の様な美しさを今も保った状態なのに、外に出してあるのは勿体無いですよ奥様。
と、思うだけでこれも口に出しては言いませんが。
「昔はこれに氷を入れて使用していたけど、今は勿論、冷凍庫よ」
70歳は優に過ぎているであろう奥様と保存庫を眺めながら、時代の流れと変化を感慨深く思い、ソフトクリームを食べるのでした。
「やっぱりかき氷にすれば良かったかな」
▲阿左美冷蔵の店頭で2年前に撮影