小牛田を後にして、途中で気が付いた保存車両を見るために、石巻へ引き返します。
帰宅後に気が付きましたが、田尻、小牛田からさほど遠くない、西古川にもC58が保存されていました。まぁこれについては、再び行く楽しみが増えたということで・・・。
訪れたのは、石巻市中里の北上公園に保存(?)されているC58-228です。
石巻駅から、車で5分ほど、旧北上川にほど近いところです。
まぁ、?ってつけたくなるくらい、状態はよろしくないです。
ここには写っていませんが、画像の右端に当たる位置に、説明板があるのですが、工事の詰め所があり立ち入り禁止になってます。
色々なアングルから見ますけど、このカマは、真正面から見るのが、比較的状態が良く見えます。
C58-228
昭和15年5月 川崎車輌兵庫工場製、新製配置は稲沢機関区
昭和17年1月 稲沢機関区から多治見機関区へ転属
昭和20年12月 多治見機関区から美濃太田機関区へ転属
昭和42年5月 美濃太田機関区から高山機関区へ転属
昭和43年9月 高山機関区から敦賀第1機関区へ転属
昭和46年10月 敦賀第1機関区から小牛田機関区へ転属
昭和48年4月下旬 第1休車、その後ディーゼル機関車の予備機扱い
昭和49年5月下旬 廃車。総走行距離は203万2003km
昭和49年10月 当地、北上公園に保存
キャブの助手席側ですが、ナンバープレートは無く、雨だれの様子からしても、かなりの期間メンテされていなかったようです。
ボイラー上部点検用なのか、夏場の暑さ対策なのか、SLの形式によっては、助手席側前面が扉になっています。
後方からですが、炭水車の部分は、比較的綺麗です。
フェンスがあり中に入れないため、足回り刻印チェックは出来ません。
一応、最後は小牛田に配置されたという、地元ゆかりのカマでもあり、転属直後、奥羽本線の不通で、優等列車が陸羽東線経由になった際にも牽引機になったカマなのに、この扱いはちょっと・・・。
保存車両も、最初のメンテが肝心ですね。定期的にコツコツやっていれば、良い状態を保てます。
こうなってからやろうとしても、いろいろと大変です。
とりあえず、これ以上荒廃が進まないことを願いたいです。
次回からは、今回の日帰り宮城保存車両巡りのメインです。