あすなろ撮影録

大学生の備忘録的ななにかです

6/7 高岡俯瞰で南紀

こんばんは。

京成線青砥駅でとんでもない事故が起こったそうな。パンタグラフがぱっくり取れたことが衝撃を物語っていますね… けが人がいなかったのが不幸中の幸いですが、一日でも早い復興を願うばかりです。

さて本題へ。前回は伊勢鉄道に1区間だけ乗って、四日市市は河原田にやってきました。今回は「鈴鹿市内での散策」に限った外出なので、さっさと鈴鹿市方面へと歩きます。

前回はこちらからどうぞ。

naroaru.hateblo.jp

 

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313系(1300番台/B512) 〈5310M 快速 名古屋〉

目的地に向かう道中にて、大きな鳥居をくぐる(風に見えそうな)313系を撮影。こちらは高岡神社のもので、踏切の先には参道へと続く階段が待ち構えます。

東海地方に限った話、こんな感じで境内の中を列車が走る場所として下原八幡神社(岐阜県下呂市)が有名ですね。あちらは高山本線が通っていて、かつ警報機や遮断器がない第四種踏切なので見応えがあるように思います。

ところで「境内」の境界線はどこなんでしょうか。一説だと鳥居や門をくぐった先のことを言うそうですが、ここの場合だと境内に民家がちらほらと建っています。地域の小さな神社なほどこういった事例は多そうです。

 

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313系(1300番台/B517) 〈5311G 快速 亀山〉

同じ踏切から亀山行きを。県道がオーバーパスしているものの辛うじて光が当たってくれました。構図のせいでパンタグラフが高架橋と同化しているので、顔がそっくりなキハ25系に見えないこともない?

こちらは武豊線の電化による増備で誕生した5次車にあたる車両とのこと。客室照明が蛍光灯からLEDに変更された他、転落防止幌まで伸びていたオレンジ帯が省略されるなど、コストカットを狙った仕様になっています。

 

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高岡神社を過ぎてしばらくの道なり、山の中へ入り、自動車のすれ違いができないような道を黙々と歩くと「高岡城跡公園」へとたどり着きました。

城跡なので天守閣があるはずもなく、石碑がその存在を証明しています。現在は休憩所として綺麗に整備されていまして、市民の間では「夜景が素敵やらなんやら」として知られた穴場スポットです。まあここの夜景なんて見たことないですけど。

 

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キハ85系 〈3006D 特急南紀6号 名古屋〉

かくいう自分はまさか夜景を見に来たわけではなく、特急「南紀」を俯瞰しに来た次第です。伊勢平野と伊勢湾と知多半島、車両も相まって紀勢本線を撮っているような気になりますが、ここは鈴鹿市です。なんならJR線ではなく伊勢鉄道線です。

本音を言えば海岸線スレスレで海を感じながら狙いたいもんですが、お金と時間とこのご時世を鑑みて近場で疑似体験するのもなかなか悪くないものです。ちょっとした運動にもなりましたし、個人的には大満足な撮影ポイントでした。

 

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行きとは異なるルートで下山し、JR東海伊勢鉄道の境界駅である河原田駅に戻ってきました。手前がJR線のりば、跨線橋の先に見える簡素なホームが伊勢鉄道線のりばです。

統計によるとこの駅の2018年の乗車人員はJRが2183人、伊勢鉄道が1862人と多いように見えますが、これは直通列車の乗客を一度下車して再度乗車した扱いにするからです。快速「みえ」も特急「南紀」も通過するので、実際は大幅に少ないんでしょう。そんな詐欺まがい…じゃなくて境界駅特有の事情を抱えた駅から、帰路に着きました。

ということでプチ撮影記でした。ありがとうございました。