石勝線・根室本線全駅間歩き(新千歳空港-十勝清水) その11・ほぼ無住地帯を歩く3日目 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その10からの続き

 

3日目は穂別キャンプ場から占冠村のニニウキャンプ場を目指します。

 

昨日から新夕張-占冠間の駅間歩きに突入しましたが、

今日は一日中歩いても、次の駅には着けません。

 

 

ほら、そこ!

ニニウに寄らなければ次の駅まで行けるとか言わない!!

 

 

今日歩く区間は、ほぼ無人地帯です。

ルート上にコンビニも個人商店もなければ、

公共交通機関などという気の利いたものもありません。

途中でトラブルが起きると大変なことになります。

 

何が何でも歩ききらなければならない3日目。

いよいよスタートです。

 

 

[その他の日程はこちらから]

1日目: 新千歳空港-追分

2日目: 追分-旧穂別町稲里

4日目: 占冠村 ニニウ-占冠村 上トマム

5日目: 占冠村 上トマム-新得

6日目: 新得-十勝清水

 

 

3日目・9月7日(月)  歩行区間:旧穂別町稲里-占冠村ニニウ  天気:晴れ

穂別キャンプ場(7:05発)穂別ダム(8:02着・8:20発)

 

 

3日目は5時半前に起きました。

写真は今回泊まったバンガローです。

宿泊者が少なかったので、無料でグレードアップしてもらえました。

 

出発は朝7時の予定でしたが、

朝食の準備・片付けをしたりするとあまり余裕がありません。

今回も出発する直前は結構バタバタしました。

 

でも、朝のひんやり気分は気持ち良い。

キャンプ場ならではの朝ですよね。

 

 

 

7時少し過ぎにスタートしました。

今日も国道274号を歩きます。

 

 

 

道は稲里集落に向かって下り続けていました。

歩道があるとはいえ、やっぱり夜にこんな道は歩きたくないよ。

 

 

 

件の日帰り温泉がある、稲里集落にさしかかりました。

 

人口は大字全体で80人ほど。

しかも国道は集落の端をかすめるだけなので、

民家はほとんどみえませんでした。

 

 

 

旧・楓駅前以来久しぶりの信号機。

首長竜のモニュメントもありますね。

この日見かけた信号機はここだけでした。

 

右折すれば稲里集落を通って、穂別方面に続いていますが、

今回はこのまま直進です。

 

 

 

稲里というだけあって、

集落の背後には水田が広がっていました。

 

 

 

再び道は登り坂に変わりました。

 

 

 

民家は見当たりませんが、歩道は続いていました。

 

 

 

坂を登り切ったところに穂別ダムがありました。

キャンプ場からはちょうど1時間ほど。

堤体の高さは40メートルとのこと。

 

駐車スペースと公衆電話がありましたが、

観光地化されているわけではありませんでした。

ここから先も休憩できる場所はないので、峠越えに備えて休憩しておきました。

 

 

 

短いトンネルを抜けて、穂別ダムのダム湖を渡りました。

 

 

 

振り返って1枚。

奥に天端も見えますね。

 

 

 

長和(おさわ)地区へ向かう道との分岐にさしかかりました。

分岐を左折し、2~5kmほど北に長和地区があるそうです。

 

戦後まもなくは現在の東オサワ信号場付近に新登川炭鉱があったそうです。

炭鉱の周辺にはまとまった集落が広がり、

信号場は駅として開業する予定だったそうですが、

現在の人口は1世帯1人だけとのこと。

 

寄り道してみたかった気持ちは山々でしたが、

信号場まで足を進めると往復で15km近くプラスになるため、

今回はパスすることにしました。

 

 

その12へ続く

 

 

穂別キャンプ場から穂別ダム先までのGPSログ(1/60,000)です。

 

地図右上の黄色い道を北上すると長和地区に行けます。

新登川炭鉱は1954年に廃坑となり、

林業の衰退とともに急速に人口が減少したそうです。