■概要

THライナーとは東京メトロ日比谷線と東武鉄道伊勢崎線を直通する座席指定制の列車。

6月6日から運行開始したばかりです。
 
THは「東武鉄道のT」と「日比谷線のH」が由来になっている他、TokyoとHomeだとする説も🤔
 
THライナーに乗るには乗車券の他、座席指定券が必要になります。
座席指定券は、東京メトロ線内の停車駅の一部の券売機、定期券うりばで1ヶ月前の9時から購入することができます。
また、東武鉄道のネットチケットレスサービスや出発直前にホーム上の券売機で購入することもできます👍
 
 
■入線
下り列車の始発駅は霞ヶ関駅
電光掲示板に表示が出ると、間もなく入線🚃
 
 
霞ヶ関駅には折返し設備があるので、準備万端で入線してきます。
 
全列車、東武鉄道の70090型で運転され、東京メトロの車両は使われません。
 
 
行先表示器にはロゴマークが表示されていますね😆
 
 
誤乗防止のため、片側4扉のうち、各号車1ヶ所のみが開きます。
停車時間も短いので、乗車の際に座席指定券を持っているかどうか確認したりはせず、急いで乗り込む感じです。
 
 
■車内
70090型は、首都圏の私鉄で最近増えてきた、ロングシートとクロスシートのどちらにも設定できる車両。
 
THライナーとして運行する時にはクロスシート。それ以外の運用の時にはロングシートで運行されています。
 
今日は、THライナーとしての運転なので、クロスシート仕様です。
 
 
クロスシートの部分です。
ビニール製のヘッドレストカバーが付いていて、小さいながらも肘掛けがあります。
 
 
後方から見ると、荷物フック、ドリンクホルダー、コンセントがあります。
テーブルがなく、リクライニング機能はありません。
うかつに立ち上がると、網棚やつり革に頭をぶつける恐れがあります。
 
 
足元のペダルを踏むと、座席を向かいあわせにすることもできますが、コロナ時代には推奨されませんね。
 
 
車端部はロングシートのままです。
優先席と書いてありますが、他のクロスシートと同様に、実はこちらも座席指定区画です。
 
一応、背もたれが上の方までありますが、クロスシートと同額なのはちょっといただけません💦
 
 
ロングシートには、荷物フックやドリンクホルダーもありません。
コンセントは各席1ヶ所付いていますが、使いにくそうな場所です。
 
 
足を伸ばしたい人には良いのかもしれませんが、課金する以上クロスシートに座りたいです🙌
 
 
■きっぷ
前述の通り、乗車するには座席指定券を買わなくてはなりません。
(もし買わずに乗車した場合は200円加算された料金を請求されます。)
 
東京メトロ日比谷線内停車駅〜新越谷・せんげん台が580円、春日部以北は680円です。
東京メトロの取り分210円に東武鉄道の取り分が加算されているので、東武東上線ののTJライナーと比べて割高に感じます😅
 
今回はきっぷを残したかったので、チケットレスではなく、券売機で購入。
券売機でもシートマップを見ながら座席指定できるのは、ありがたいです☺️
 
 
■おすすめ座席
座席配置は以下のようになっています。
 
 
この列車のおすすめ座席ですが、、
①クロスシートは3列ずつ配置されていますが、一番景色が見やすいには真ん中の列。
(5番、8番、11番)
②クロスシートで3列のうち前列の通路側は、パーテーションがないので晒し者席です。
(足を伸ばすには最高です)
③東武線内は、朝陽と夕陽がかなりキツイですので、その向きを考慮しましょう。
 
なお、最前列の席での前面展望は期待できません。
 
 
■久喜駅到着まで
出発して早速、警備員の方による巡回があり、発売済の座席にきちんと着席しているか確認されていたようです。
終点までの適切なタイミングで、3回巡回されてましたので、無札で乗車してきた方の料金収受も行っているのかもしれません。
 
カーブが多い日比谷線。
ひと昔前の車両では、急カーブを通過する際に、キイキイと車輪の音がしていましたが、この車両は最新型のため、静かに通過していきます。
 
もっとも、日比谷線内は前の列車に追いつかないよう、かなりノロノロと走っていましたが😅
 
まだまだ浸透していない為、通過列車にもかかわらず、ホームのベンチに座っていた人が立ち上がる光景も見られます。
 
(土休日の早い便に限りますが)北千住の手前で地上に出ると、景色が楽しめます。
 
 
北千住駅では、乗務員交代のため運転停車。
 
西新井の手前で、緩行線から急行線への渡り線を通るのを体験。
東武線内ですれ違う列車は、いろいろな車両を見ることができて楽しいです。
 
 
越谷駅で「急行 南栗橋」行を抜かしたりして、快調な走りっぷりです🏃
東武線内から乗車することはできないので、各停車駅では降りていく一方。
どんどん空いていくので、ますます快適です。
 
終点の久喜駅では全部の扉が開きました。
降車が終わると、まるで途中駅のように、すぐにドアが閉まって回送されて行きました👋
 
1号車に乗っていたので、着後の外観写真を撮ることができました。
 
 
戸袋部分に、「70090 SERIES」のロゴマークを発見。
 
 
あっという間にお見送りです。
 
■上野東京ラインと比較
最後に経路は異なりますが、東京・上野~久喜のJR東日本上野東京ラインのグリーン車と比べてみましょう。

 

・上野東京ライン(グリーン車)
平日780円、土休日580円
THライナーにない設備として、テーブル、リクライニング、車内販売、トイレがあります。
自由席のため満席で座れないことも、、、
コンセントやWifiはありません。
 
・THライナー
曜日問わずに680円
座席指定ができ、好きな座席に座れることが最大のメリット。
ドアの位置には座席がない為、人口密度が低い。
コンセントやフリーWifiがある。
 
皆さんはどちらがお好みですか?
 
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