南武線宿河原の廃線跡 | 錆び鉄日記

南武線宿河原の廃線跡

先日、宿川原駅を降りた時に、電留線があるのに気づきました。

武蔵溝ノ口始発の電車をこの電留線に留めているとのことですが、どうも怪しい。

と、感じて、調べてみると、先達の方々がちゃんと調べていて、ここから多摩川への砂利採り用の貨物線が出ていたとのことでした。

電留線が廃線跡そのものではなく、、この写真の右側に見える、緩いカーブの道が廃線跡です。

逆サイドから駅方向を。跨線橋のあるあたりから、線路が分かれていたようです。

廃線跡を転換した道路にありがちな、1車線にしては広すぎるし、2車線にはできない幅の道です。

廃線跡の道は緩いカーブを描きながら、続きます。

そのまま多摩川の堤防までこの道は続きます。

堤防から見た廃線跡の道

多摩川の河原のこの辺りに、砂利採りの駅があったと思われます。

堤防に残っていた、コンクリート柱。もしかしたら架線柱の跡?

 

南武線には、ほかにも砂利採りの支線がありました。

https://ameblo.jp/buhi5861buhi/entry-12467989982.html

 

南武線自体が、もともと多摩川の砂利を運ぶことを目的に設立され、後に浅野財閥の出資を受けて奥多摩の石灰岩を運ぶ、という首都圏のインフラ整備に欠かせない路線だったのでしょう。