鉄道博物館が相次ぎ営業再開。事前予約が必要な場合も

マスクと検温、手指消毒は必須

鉄道博物館、リニア・鉄道館、京都鉄道博物館は、相次いで営業を再開します。ただし、入館には事前予約が必要な場合が多く、一部の展示は中止されています。

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リニア・鉄道館が先陣

鉄道博物館、リニア・鉄道館、京都鉄道博物館は、いずれも新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年2月末から閉館していました。

再開の先陣を切ったのはリニア・鉄道館(名古屋市)で、6月3日から営業を再開しました。入館時には体温を計測し、マスクを着用が必須となっています。閉館前に行っていた700系関連のイベントは開催期間を延長。いっぽうで、一部のイベントは中止になっています。

各種シミュレータのうち、在来線シミュレータ「車掌」の利用は、当分の間、中止となります。新幹線シミュレータ「N700」及び在来線シミュレータ「運転」は、利用人数を通常より減らし、先着順で利用券を販売しています。

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鉄道博物館は「事前購入制」

つづいて、鉄道博物館(さいたま市)が6月10日より再開します。開館時間は10時~17時(最終入館16時30分)と短縮されます。

再開にあたり、入館は「事前購入制」となっています。訪問する場合、あらかじめセブンイレブン、ローソン、ミニストップの店舗で販売する時間指定の「入館券」を購入しなければなりません。入館券は枚数限定で、記載された時間以降でなければ入館はできません。当日、鉄道博物館での入館券販売はありません。年間パスポート、障害者割引等の各種割引、各種利用券、各種入館引換券等を持参の場合は入館可能です。

入館時にはマスク着用が必要で、検温と手指消毒も行います。また、一部の体験プログラム・展示施設・定期イベントは中止あるいは閉鎖となります。

ミニ運転列車、各種シミュレータ等の整理券・予約が必要な体験プログラムは中止します。タッチパネルやボタンなどに触れる展示も中止で、キッズプラザも閉鎖です。鉄道ジオラマの運転も行いません。レストランは営業しています。

鉄道博物館

京都鉄道博物館も前売制

京都鉄道博物館(京都市)は6月15日に再開します。こちらも入館には前売入館券が必要で、入館券は枚数限定です。

発売箇所はセブン-イレブン、PassMe!るるぶレジャーチケット、dトラベル、asoview!電子チケット、全国の主要な旅行会社です。京都鉄道博物館での入館券販売は原則として行いませんが、株主優待割引、障がい者割引利用者には当日券を販売します。

入館は前売入場券に記載された時間以降に可能で、午前中は30分ごとの入館です。入館の際は検温を行い、マスク着用と手指のアルコール消毒が求められます。

運転シミュレータやボタンに触れる展示、SLスチーム号の運行や一部の車両公開などが中止となっています。鉄道ジオラマの上演はなく、扇形車庫でのSL運転台見学もできません。レストランは席数を減らして営業します。

なお、九州鉄道博物館は、6月18日までの休館を決めていて、営業再開については告知していません。

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