ついにこの日が来た。昨日、最後の651系0番台が郡山車両センターに廃車回送されてしまった。というわけで、651系についてのお話。

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651系は、常磐線で活躍していた特急車両。JR東日本初の特急車両であり、初めて130km/hで営業運転を行った車両でもある。定期運用を失って早5年、波動用で細々と勝田車両センターに残っていた0番台は、今年3月に定期運用を引退。そして付属編成K201編成が4月2日に、同じく付属編成のK205編成が昨日6月5日に廃車回送されて、形式消滅となった。
6月5日は今年のブルーリボン賞が発表になった日付だ。同じ日にブルーリボン賞の受賞経験がある車両が廃車回送されるというのは、縁か何かだろうかと思えてくる。

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どんどん高崎線へ転属する中で、常磐線特急運用が復活したために7両3編成と4両2編成のみ残留。K103編成+K205編成、K105編成+K201編成でペアを組み、朝晩のフレッシュひたちを1往復分担当していた。もう1本、7両のK107編成は主に波動用で活躍していたが、追加で改造されて高崎線へ。今はOM204編成を名乗っている。


最後まで勝田に残っていた付属編成は、基本編成と違い運用が少なかった。特急運用消滅後、臨時列車等に駆り出されるのは7両基本編成の方が多く、このまま廃車かと思われた付属編成。
その頃415系が引退したため、付属編成は1日2往復の普通列車を担当することに。これで3度目の運用復活、ここまで引退・復活を繰り返した車両はなかなかないと思う。

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651系といえば、東北方面の夜行快速ムーンライト仙台が復活するという噂があった。
前々から651系の次の活躍の場ではないかと予想されていて、3年ほど前に仙台発舞浜行きのTDL臨(夜行列車)が運転されたときはちょっとした話題になった記憶がある。
これは結局復活は実現せずに引退となったが...常磐線の全線復活を記念して仙台行き臨時列車を走らせて欲しかった。ご時世的に、さよなら運転も行える状況ではないから仕方がないか...。



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