札沼線の中徳富駅です。
中徳富駅は、昭和6年10月10日に札沼北線の石狩沼田~中徳富間が開業した際の駅が初代の「中徳富駅」で、昭和10年10月3日に石狩当別~浦臼間の開業により札沼線が全通した後、昭和18年10月1日に戦争の激化に伴い石狩月形~石狩追分間が不要不急線に指定されて営業休止、昭和28年11月3日に浦臼~雨竜間が営業再開した際に、初代の「中徳富駅」は「新十津川駅」に改称されて一旦消滅します。
それから約3年後の昭和31年11月16日に雨竜~石狩沼田間が営業を再開し、再び札沼線が全線で運転されるようになり、この時に下徳富~新十津川に新規開業した駅が2代目の「中徳富駅」となります。
2代目の「中徳富駅」は開業以来無人駅でしたので、メモリアルチケットマラソンの普通入場券です。
昭和57年に発行されました、「新十津川から 中徳富ゆき」の乗車券です。
2代目の「中徳富駅」は旅客減少のため、14年前の平成18年3月18日に駅が廃止となり、このため下徳富~新十津川間の営業キロは5.0キロとなって、今回の廃止区間では駅間の最も長い区間となっておりました。