西新宿五丁目駅【東京都】(都営大江戸線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都新宿区南西部の、渋谷区との境界にほど近い市街地の中に位置する都営大江戸線の駅で、新宿駅から1.5km、東京都庁から約700mの近さにありながら閑静な駅前風景を有する駅、そして読み仮名が12文字あり、東京の地下鉄駅の中では読み仮名で最も長い駅でもある
西新宿五丁目駅 (にししんじゅくごちょうめえき。Nishi-shinjuku-gochome Station) です。
 
尚、当駅は計画段階で設置が予定されておらず、後のルート変更により設置が決定されました。
以下、Wikipediaの本文を引用します。
 
当駅は、東京都庁の(千代田区丸の内・有楽町から)新宿区西新宿への移転により設置された駅の一つである。
計画段階での大江戸線(放射部)は光が丘・練馬地区から新宿駅への接続を目的としていたため、中野坂上 - 青梅街道 - 新宿駅の経路(丸ノ内線と並行)を辿る事が予定されていた。その後、東京都庁の西新宿移転が現実となり、都庁へのアクセス路線としての機能も付加された。このため経路は修正され、工事の容易さや都庁舎建設予定地との兼ね合いから、今日の中野坂上 - 清水橋交差点付近 - 新宿中央公園 - 東京都庁 - 新宿駅を結ぶ経路が採用された。この経路変更に伴い、中野坂上と東京都庁の中間に当駅が設置される事になった。なお、当初の計画経路上を通る丸ノ内線は、東京都庁の西新宿移転の5年後、同路線に西新宿駅が新設された。
 
 
駅名
西新宿五丁目駅 【副駅名:清水橋】 (E 29)
 
所在地
東京都新宿区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】 
 
隣の駅
都庁前方……都庁前駅
光が丘方……中野坂上駅 
 
訪問・撮影時
2019年9月
 
 

西新宿五丁目駅の東口に相当するA1出入口です。北を望む。
東西方向に走る方南通り(東京都道432号線)の北側歩道に面する3階建てビルの1階、右側(東)に階段・上りエスカレーターの出入口が、中央にエレベーター出入口があります。
そしてビル左側には2階に店を構える「かに道楽」の入口となっています。駅名看板より壁面の「かに」の方が目立っていますw 
ちなみにこの蟹は他店と同様に動きますww 夜はライトアップもされますwww
また、駅名看板には括弧書きで副駅名の「清水橋」が小さく併記されています。
尚。西新宿五丁目駅に駅前広場はありませんが、A1出入口前の方南通り両側車線沿いに切り欠き式のバス停留所が設けられています。
 
 

こちらは西口に相当するA2出入口です。南を望む。
方南通りの南側歩道に面する9階建てマンションの1階左側に階段・上りエスカレーターの出入口があります。エレベーター出入口はありません。ビル右側はマンションのエントランスです。
また、マンションの左隣には西武系の立食いそば店「狭山そば」の店舗があります。私の訪問時は日曜日だったからなのか夕方4時だからなのかシャッターが下りていました。
 
 

A1出入口とA2出入口の間にある横断歩道(信号機あり)より東北東を望む。
手前(西南西)~奥(東北東)の道路は方南通りで、地下に西新宿五丁目駅があります。
左前方にA1出入口(EV併設)が、右後方にA2出入口があります。
方南通り沿いには比較的新しいビルやマンションが立ち並んでいて、電線が地中化されているためスッキリとした景観になっています。
ちなみに商店は見られるものの多くありません。曜日・時間帯もあると思いますが日曜16時は人通りが少なく、比較的閑静な雰囲気でした。
方南通りから南北へ入ると住宅街で、一戸建て住宅の割合が高いです。
また、遠方には西新宿・新宿新都心の高層ビル群を望めます。
 
 

上写真と同じ横断歩道より西南西を望む。
手前(東北東)~奥(西南西)の道路は方南通りで、地下に西新宿五丁目駅があります。
左前方にA2出入口が、右後方にA1出入口(EV併設)があります。
こちら側も方南通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいますが、方南通りを離れると閑静な住宅街になります。
また、西新宿五丁目駅は新宿区内にありますが、100mほど先は渋谷区になります。そして駅から200m先(写真奥)には副駅名と同じ名称の清水橋交差点があり、山手通りと交差しています。さらに方南通りを進むと、駅から約600mで中野区へと入ります。1km以内で新宿区~渋谷区~中野区と、著しく自治体が変わります。
 
 

上写真の横断歩道の地点では方南通りと写真の遊歩道が交差しています。
近辺を蛇行していた神田川の支流(名称不明)が1964年に暗渠化され、暗渠の上に遊歩道が設置されたものです。ゆえに遊歩道は河道と同じく蛇行しています。
また、川が暗渠化される前は近辺に「清水橋」という名称の橋が架かっていました(場所不明)。橋は消滅しましたが、その名前は前述の駅西側にある交差点の名称(清水橋交差点)や西新宿五丁目駅の副駅名として残っています。
 
 

改札の様子です。地下1階にあります。西を望む。西新宿五丁目駅の改札はこの1ヶ所です。
後方(東)にA1出入口(EV併設)が、前方(西)にA2出入口があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路分並んでいて、右端に窓口兼有人通路があります。
改札口の右側には自動券売機があります。トイレ、だれでもトイレ(多機能トイレ)は改札内にあります。
地下3階にあるホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
尚、西新宿五丁目駅構内に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の標準デザインで、上下に都営大江戸線のラインカラー(マゼンタ)が表示されています。
下方には括弧書きで副駅名の「清水橋」も併記されています。
駅ナンバリングも表示されています (E 29)。
そして駅名標の下部には列車接近表示灯があります(写真は点灯状態)。
尚、当駅の計画当時の仮称は「十二社(じゅうにそう)」でしたが、結局は副駅名にすら採用されませんでした。
 
 

西新宿五丁目駅は島式ホーム1面2線の構造で、東北東~西南西方向にホームが延びています。地下3階にあります。
右(北)が1番線で外回り都庁前・六本木・大門方面、右(南)が2番線で内回り光が丘方面です。
8両対応で、ホームドアが設置されています。ホーム幅は全長にわたり一定の広さが保たれています。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、「東京水」が飲める冷水器が設置されています。
そして一部の柱にはデジタル時計併設の時刻表が設置されています。
写真は光が丘方を望む。
 
 

都庁前方を望む。
駅部は開削工法ですが、駅間はシールド工法で建設されています。また、都営大江戸線は鉄輪式リニアモーターカーを採用しているため、レール間にリアクションプレートが敷設されています。
この先、すぐに右へカーブして方南通りを外れ、住宅街の地下を東へ走ります。そして新宿中央公園の地下に進むと左へカーブして、都庁北側に位置する都庁前駅へと至ります。都庁前駅から先、電車は六本木方面へ直通します。飯田橋方面は乗換となります。
 
一方、光が丘方はこの先、すぐに渋谷区に入り大きく右へカーブして方南通りを離れます。そして山手通りの地下を走るようになると今度は中野区に入り、神田川をくぐり住宅街の中を北上して丸ノ内線との乗換駅である中野坂上駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が西新宿五丁目駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前は市街地ですが、新宿ターミナルや新宿新都心の近くとは思えないほど閑静な雰囲気でした。また、駅が小規模だったのが印象的でした。
新宿駅からですと都営大江戸線の外回り(光が丘行き)に乗り2駅目で下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅で下車。山手線or京浜東北線で浜松町駅まで行き、隣接する大門駅から都営大江戸線外回りの光が丘行きに乗車して当駅下車です。代々木駅、新宿駅、御徒町駅、飯田橋駅でもJRから都営大江戸線に乗換可能です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニはありますが、気軽に入れる飲食店はほとんど存在せず、チェーン店は「すき家」くらいでしょうか。「かに道楽」は1人では行きづらいですw 心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営大江戸線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は西新宿五丁目駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)