【鉄道模型】板谷峠の歴史13“EF71形電機+キハ82系特急「つばさ」 | cavacho☆彡“きゃばちょこ”です。

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 昨日はEF71+キハ81系特急「つばさ」でしたが、本日の

【鉄道模型】CRW撮影シリーズ

板谷峠の歴史の13回目

EF71形交流電気機関車+キハ82系特急「つばさ」

です。

 

 1968年(昭和43)10月(ヨン・サン・トオ)白紙ダイヤ改正で板谷峠が交流化された事と特急「つばさ」1往復(2号…下り3D、上り4D)に特急「はつかり」電車化に伴う玉突きで、81系が特急「つばさ」の運用に回されたのでしたが、1往復(1号…下り1D、上り2D)はヨン・サン・トオ以前からと同じ82系で運行されました。

しかし、交流化で板谷峠の補助機関車はEF71に変更になりましたので、このパターンは初めての事になりました。

 

 翌1969年(昭和44)10月に信越線周りのキハ82系特急「はくたか」が上越線・長岡経由に改められ、あわせて485系電車特急になった関係で、つばさ1往復をキハ81系からキハ82系に置換えられ、81系は新たに誕生した特急「いなほ」「ひたち」に充当されることとなりました。82系が直接「いなほ」「ひたち」の運用に回されずに、はくたか485系→つばさキハ82系→いなほ・ひたちキハ81系にされたのは、キハ81系に比べキハ82系の方が定員が多いことが理由だそうで、少しでも「つばさ」の定員を確保しようという努力の現れでした。

 

 2往復ともキハ82系に戻ったのもつかの間、4か月後の1970年(昭和45)2月には、板谷峠の自力登攀が可能なキハ181系に置換えられることになり、キハ82系は特急「つばさ」の運用から飛び立っていきました。

 1961年(昭和36)に誕生した特急「つばさ」は9年目にして新型のキハ181系に変わる事になりました。

 

 CRWでEF71交流電機+キハ82系特急「つばさ」の板谷峠越えの再現です。

 

 1、咲花駅(福島駅)でEF71交流電機を連結したキハ82系特急「つばさ」。

 交流電機に変わり、補助機関車の電機連結は福島駅で行われるようになりました。

 

 2、山中村を行くEF71交流電機+キハ82系特急「つばさ」。

 EF71の力を借りて、山中村への急勾配も軽快に登ります。

 

 3、高架橋を下るEF71交流電機+キハ82系特急「つばさ」。

 引き込み線ではED78牽引の普通列車が退避中。

 

 4、咲花駅(米沢駅)に到着しEF71を解放。ここからは再び自力走行です。

 キハ82系特急「つばさ」も181系に置き換わり、1970年(昭和45)に運用から外れました。

 

 当時の写真は残念ながらありません。鉄道ファンに写真を見つけましたので紹介いたします。

(30年前の雑誌ですが、著作権上問題があれば削除いたします。)

 

 5、EF71+キハ82系特急「つばさ」。 1969.05。

 鉄道ファン1990.08月号通巻352号より。  写真 児玉光

 

 ※福島駅着→EF71連結→板谷峠越え→米沢駅到着の動画です。 4’20”

 

 次回は、板谷峠を自力登攀するキハ181系特急「つばさ」の予定です。よろしくお願いいたします。