伊那バス18242
松本200か・581
日野ADG-HX6JLAE(2006年)
伊那市駅前
2008年11月2日
市街地循環(外回り)で活躍する日野ポンチョを使用したイーナちゃんバです。
運行経路は伊那バスターミナル→通り町→伊那北→前橋町→ふれあい~な前→古町→ベルシャイン前→JA上伊那前→伊那市役所→アピタ伊那→本社前→伊那バスターミナルを周り、20分ヘッドの運転で運賃は大人150円・小学生以下80円です。
1日31便運行されています。運行時間は始発が7時40分、最終発が18時20分です※。
※2020年6月現在

車輌は初期の現行型日野ポンチョです。先代と異なり足廻り含め純国産小型ノンステップバスです。ロング車体で扉が2扉となっています。
エンジンはJ05D(J5-ⅡF)(180ps)を搭載し、ミッションは5速MTです(現行型は全車AT化されている)。排出ガス浄化装置(DPR装置)を採用しています。安全性能向上としてはABS装置標準装備となっています。

伊那バス18243
松本200か・582
日野ADG-HX6JLAE(2006年)
伊那北ー旭町
2008年11月2日

市街地循環(内回り)で活躍する日野ポンチョを使用したイーナちゃんバです。
運行経路は伊那バスターミナル→本社前→アピタ伊那→伊那市役所→JA上伊那前→ベルシャイン前→古町→ふれあい~な前→前橋町→伊那北→通り町→伊那バスターミナルを周り、40分ヘッドの運転で運賃は大人150円・小学生以下80円です。
1日17便運行されています。運行時間は始発が7時50分、最終発が18時30分です。
日野ポンチョ
(型式:VF3ZCPMAC)
伊那本社
2008年11月2日

初代ポンチョは2002年〜2005年の3年間で90台限定生産品で生産された国産の小型ノンステップバスです。"国産"と云うのは、ボディーは日野車体工業製ですが、シャーシ・エンジンはフランスPSAプジョーシトロエン、。この仲介役はトヨタ自動車であるが、当時、トヨタ・アイゴで合弁関係を結んだPSAに対する配慮の一環といわれています。

※登場当初は日野車体工業でボディー架装が行われていたが、日野自動車といすゞ自動車のバス製造事業が統合されてジェイ・バスが発足した後は、製造がトヨタテクノクラフトに移管された。

車体は全幅2 m×全長5.8 mのボンネット式で、レディメートな製造販売を行ないコスト低減を図った結果、背面ドア付を含めても2仕様だけであり、価格も1,530万円均一での販売となりました。客室フロア全体がノンステップとなっているのは画期的です。2003には車椅子の乗降に便利な背面ドア(バックドア)付仕様が追加されています。

伊那バスの初代ポンチョは後部から車椅子を搭載できる構造。

シャーシ構造はバスとしては異例のFF(フロントエンジン・前輪駆動)を採用し、国産とは云えこのクラスのFF車はいすゞエルフマイパック以来です。(純)国産車で得意なレイアウトに踏み切れたのは「プジョー・ボクサー」・「シトロエン・ジャンパー」「フィアット・ディカードにも使われている小型低床商業車用プラットフォームを流用しているからです。


エンジンターボインタークーラー付き直列4気筒ディーゼルエンジン総排気量2.8リッター、出力127PS、変速機は5速MTを搭載しています。

サスペンション前輪がコイルスプリング後輪がリジットアクスル + 半楕円リーフスプリングとなっておりノンステップバスながらニーリングは出来ません。ニーリング機構は現在主流な構造である空気バネによるニーリング機構を備えておらず、日産RNいすゞERGA mio(7m車)も車輌構造の関係でリーフサスでした。

一部パーツに輸入品を使用してまで純国産小型ノンステップバスの国内導入を急いだのは、欧州製の小型バス(クセニッツ・オムニノーバやルノー・マルチライダーなど)に対抗して日本市場へ導入した結果、現行型の日野ポンチョで身を結び、現在の日本のコミュニティバスをはじめ閑散路線や送迎バス用として活躍しています。