本日の
【鉄道模型】CRW撮影シリーズは
板谷峠の歴史を振り返る11回目で、
EF64形直流電気機関車+キハ82系特急「つばさ」
です。
1965年(昭和40)10月から、板谷峠を行き来する機関車はEF16から12両投入されたEF64入れ替えられました。
それに合わせ、キハ82系特急「つばさ」と協調運転する補助機関車もEF64に変更されました。
当時、「つばさ」とともに山形まではやはりキハ82系で特急「やまばと」が運行されており、「やまばと」もやはりEF64の力を借りて板谷峠越えをしておりました。
EF64の連結および切り離しは、交直セクションの「中川信号所」と電化区間の終了する「米沢駅」で行われておりました。
1968年(昭和43)米沢~山形間の交流電化に合わせ、板谷峠も交流化されることになり、9月に交流化完成。EF64とのタッグは3年ほどで終了になりました。
EF64を補助機関車として連結した当時の再現です。
1、山中村を行くEF64形+キハ82系特急「つばさ」
EF64の力を借りてキハ82が山中村を軽快に走ります。
2、高架橋を下るEF64形+キハ82系特急「つばさ」。引き込み線には退避中の普通列車。
スイッチバックの引き込み線へ停車中のイメージです。
3、米沢駅(咲花駅)に到着したEF64形+キハ82系特急「つばさ」。
米沢駅でEF64は開放されます。この当時の特急「つばさ」は7両編成でした。「やまばと」は食堂車なしの6両で、上野~郡山間は会津若松行きの「やまばと」を併結していました。
EF64形とキハ82系の実際の写真はなくて、「鉄道ファン」に載った写真から紹介いたします。
(※30年前に発行の雑誌ですが、著作権上問題があれば削除いたします。)
4、中川信号所に停車中のEF64 6+キハ82系特急「つばさ」 1968.05。
鉄道ファン1990年8月、通巻352号より。 写真 小玉光
※福島駅到着→発車→中川信号所到着→EF64連結→発車→板谷峠通過→米沢駅到着の動画です。 4’56”
次回は交流化後に運行された「キハ81形特急つばさ」が走った時代を紹介予定です。よろしくお願いいたします。