磐越西線の快速「あいづ」新ヘッドマーク 「みんなで旅する」「ウイルスに打ち勝つ」



JR東日本の仙台支社は5月29日、磐越本線・郡山~会津若松間の快速「あいづ」について、6月1日からヘッドマークを新しいデザインに変更すると発表した。

快速「あいづ」の新しいヘッドマークのイメージ。【画像:JR東日本】

「あいづ」のヘッドマークは会津若松市立第一中学校の美術部がデザインしており、新デザインのヘッドマークも引き続き同校美術部がデザインした。中央には「起き上がり小法師(こぼし)」を乗せた「赤べこ」を配置し、「みんなで旅をするイメージ」を表現。新型コロナウイルスに打ち勝つという意味も込めているという。

磐越西線の郡山~会津若松間では、東京方面から直通する特急「あいづ」や急行「ばんだい」が運転されていたが、東北新幹線が開業した1982年から1993年にかけて磐越西線内のみ走る特急や快速に変わり、2000年代に入ると臨時列車を除いて快速列車に集約。2015年以降は愛称のない快速列車だけになっていた。

快速「あいづ」は2020年のダイヤ改正でビュー。車両は普通列車用のE721系電車だが、車内の一部の座席をリクライニングシートに改造して指定席車とした「あいづ」用の車両が使われている。