新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言も解除され、外出に関しても感染予防に留意しつつ自粛解除の流れとなっています。
府県間をまたぐ移動も、明日以降自粛解除となるところも多いかと思いますので、ようやく外出が必須の鉄道趣味活動も本格的に再開できるのではないかと思われます。

とはいえ、引き続き、外出が難しいときは在宅での鉄道趣味活動も大事ですし、そういう観点では引き続き鉄道関係書籍のご紹介も行っていきたいなと思っています。



若干前置きが長くなりましたが、本日ご紹介する鉄道関係書籍は、「113系紀勢ワンマン車全車資料集」という同人誌であります。

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▲「113系紀勢ワンマン車全車資料集」表紙
(同書より引用)


113系紀勢ワンマン車全車資料集 - 和歌山線倶楽部BOOTH通販部 - BOOTH




書籍タイトルの「113系紀勢ワンマン車」とは、今年3月のダイヤ改正まで、紀勢本線(きのくに線)の御坊〜紀伊田辺間を中心に運用されていた113系2両編成のことで、当ブログの乗車記録でも、「和歌山発日根野行きの最終列車」に充当されていた編成として、当該車両の画像をご覧になった方も多いのではないかと思われます。

本書は、その「113系紀勢ワンマン車」2編成4両にターゲットに、各車両の外観・車内写真、方向幕コレクションに加え、主たる運用区間であった御坊〜紀伊田辺間全駅での113系紀勢ワンマン車の撮影等という、引退直前の姿を捉えた貴重な資料集であります。

この「紀勢ワンマン車」ですが、「113系」という、国鉄時代末期から民営化後初期にかけて大都市圏を中心としたの輸送を担った車両の総数からすれば、ほんのわずかである2編成4両の車両であります。
また運行されてきた線区もきのくに線の一部区間であり、大都市圏から外れていたということもあってか、趣味的に取り上げられることもほんのわずかで、「こういった改造車がある(あった)」程度でしか紹介されないものであったかと思われます。

しかし、個人的には、113系の中でも、阪和色(白地に水色帯)と併せてなじみ深い113系であり、その113系紀勢ワンマン車の総集たるべく本書が世に出ることを、楽しみにし、また実際に手にして大いなる満足感を味わった次第であります。


本書は、既に当ブログでご紹介した「105系4ドア和歌山車全車資料集」「105系4ドア和歌山車追加資料集」「105系最後の日」を執筆された「和歌山線倶楽部」さんの最新作となっています。
(参考)


既にこれらの書誌をお持ちの方にとっても、ほぼ同じくして和歌山県内で活躍してきた車両の引退直前の記録として、是非とも手にしてみてはいかがでしょうか。


本書は、下記リンク先の「BOOTH」による通信頒布が実施されています。
【BOOTH通販へのリンク】



この「113系紀勢ワンマン車」の引退により、和歌山県内で運行される国鉄型車両は、紀伊田辺〜新宮間を中心に運行される105系(新造車)を残すのみとなりました。
そういった車両の資料集も是非とも見てみたいな、と思いつつ、まずは本書がより多くの方々に手に取っていただければいいな、とう感想を記して、本エントリーの締めとさせていただければと思います。




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