白山駅【東京都】(都営三田線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都文京区中東部の、東洋大学白山キャンパスに近い学生街、住宅街に位置する都営三田線の駅で、駅周辺には白山神社をはじめ寺社仏閣が多く見られる
白山駅 (はくさんえき。Hakusan Station) です。
 
 
駅名
白山駅 (I 13)
 
所在地
東京都文京区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:三田線【都営三田線】
 
隣の駅
目黒方…………春日駅
西高島平方……千石駅 
 
訪問・撮影時
2019年7月
 
 

白山駅の南側に位置するA1出入口です。西を望む。
A1出入口は白山駅付近を南北に通る旧白山通り(都道301号線)の西側歩道に面して設置されています。階段のみです。
独立した建物で、両側にはビルが建っています。
尚、白山駅には駅前広場が存在せず、旧白山通りなど周辺の幹線道路沿いに複数のバス停留所が設けられています。
 
 

A1出入口南側に位置する白山下交差点より南を望む。
手前(北)~左奥(南)の道路は旧白山通りで、地下を都営三田線が通っており後方に白山駅があります。右後方にA1出入口があります。
そして旧白山通りを左奥へ進むとすぐに千石方面(北西)からの白山通り(都道301号バイパス)と合流し、道路が1本になって春日方面(南)を目指します。
駅南側や南東側ですが、商店街(白山下商店街・白山下商店会)が白山通りの東側を並行する形で南へ延びています。
駅前や商店街を離れると住宅街が広がっています。起伏が大きい地形で、駅近くにも坂道が見られます。
また、右奥へ分かれる道路を南西へ進むと、白山通りの先に東洋大学京北中学・高等学校や東京大学大学院理科系研究科附属植物園(通称:小石川植物園)、さらに先には共同印刷本社や播磨坂桜並木があります。
 
 

白山下交差点より北西を望む。
左手前(南)~右(北)の道路は旧白山通りで、右側地下に白山駅があります。右側写真外の白山通り西側歩道にA1出入口があります。
写真奥(北西)へ向かう細い路地には商店街(京華通り商店街・京華通り商店会)が形成されています。
この路地を進むと白山通りに合流します。合流地点の少し先に京華中学高等学校、京華商業高等学校(首都圏で唯一、男女共学の私立商業高校)があります(A1出入口より約350m)。さらに250mほど先には京華女子中学校・高等学校があります
そして駅西側にも住宅街が広がっていて、寺院も多く見られます。山手線の内側ですが、一戸建て住宅の割合が高いです。
 
 

白山下交差点より北を望む。
手前(南)~右(北)は旧白山通りで、前方の旧白山通り地下から左前方の住宅街地下へカーブする形で白山駅が設置されています。
左前方にある2棟のマンションの間にA1出入口があります。
右背後から前方の旧白山通りにかけて白山下商店街が延びていて、交差点から左(西)へ京華通り商店街が延びています。
白山下商店街は写真奥に見える高層マンションの手前、白山上交差点まで延びています。白山上交差点の手前には上り坂があり、坂沿いにA2出入口、A3出入口(エレベーター出入口併設)が設置されています。
 
 

白山駅の南口に相当する白山下方面改札です。地下1階にあります。
背後にはA1出入口への階段がありますが、こちら側にエレベーターの設備はなくバリアフリー非対応です。ちなみに後述のエレベーターが整備されている白山上方面改札とを結ぶ改札外地下通路は存在しません(改札内コンコースでは繋がっていますが定期券や一日乗車券などフリーきっぷでしか通り抜けできません。都営地下鉄には入場券がありません)。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端の幅広通路は有人改札を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ、だれでもトイレは改札内にあります。
地下2階にある各ホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
尚、白山駅構内に売店・コンビニはありませんが、改札内コンコースにはスマートフォン修理の「iPhone修理工房」があります。
 
 

白山駅の北西側に位置するA3出入口です。北を望む。
東洋大学白山キャンパス(北へ約350m)へは、このA3出入口が便利です。
中央は階段の出入口で、左側にはエレベーター出入口が見えます。
出入口前に若干広いスペースがありますが、ここは有料登録制の自転車駐車場(駐輪場)です。
右側を南北に通る道路は旧白山通りで、この付近は坂道になっています。
 
 

A3出入口前より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は旧白山通りで、右側にA3出入口(EV併設)が、左手の交差点前にA2出入口(階段のみ)があります。
白山駅は右手前のA3出入口地下~前方の旧白山通り地下にかけて設置されています。
また、この付近は南に向かって下り坂になっていて、坂下(約150m南)にはA1出入口と白山下交差点があります。
そして旧白山通り沿いには白山下商店街が形成されています。
 
 

A3出入口前より北を望む。
手前(南)~奥(北)の道路は旧白山通りで、左背後にA3出入口(EV併設)が、右背後にA2出入口(階段のみ)があります。
沿道に白山下商店街が形成されている旧白山通りは北に向かって上り坂になっており、坂を上りきると約100m先(写真奥)に白山上交差点があります。
白山上交差点では南南東~北北西を結ぶ国道17号と交差していて、交差点から先、旧白山通りは北北西の国道17号へと続き、千石駅前で白山通りと合流します。
また、白山上交差点を直進または右前方へ進むと本郷通りへと出ます。本郷通り地下には東京メトロ南北線本駒込駅があり、白山駅から徒歩で到達可能ですが(北東へ約350m)、連絡運輸は実施されていません。両路線の乗換は南隣の春日駅後楽園駅が便利で、両駅は同一駅扱いになっていて都営~メトロの乗継割引も適用されます。
 
そして白山上交差点周辺一帯には「白山上向丘商店街」が形成されています。旧白山通りを北へ進むと東洋大学白山キャンパスがあるため(A3出入口より北へ約350m、徒歩6分)、「白山上向丘商店街」には学生向けの店舗やファストフード店が多く、学生街として賑わっています。
 
駅北側~北東側は商店街や東洋大学を除けば住宅街で、特に東側の向丘地区には寺院が多いです。
A2出入口から北東方、本郷通りに出て右折すると東京都立向丘高等学校があります(約400m)。さらに500m~600m南東へ進むと郁文館中学校・高等学校、郁文館グローバル高等学校、日本医科大学(略称:日本医大、日本医科大、日医大、日医)、日本医科大学付属病院、根津神社(境内に駒込稲荷神社、乙女稲荷神社あり)などが立地しています。
 
 

A3出入口前より西を望む。
背後には左右方向に旧白山通りが通っていて、左側の茶色い側壁の裏手にA3出入口があります。
また、写真では見えませんがA3出入口の前方に隣接してエレベーター出入口と児童遊園があります。
この道路(参道)を130mほど直進すると鳥居があり、そこには白山神社が鎮座しています。この白山神社が「白山」の地名の由来です。白山神社では毎年6月中旬に「文京あじさいまつり」が開催され、多くの参拝客で賑わいます。
白山神社の裏手には前述の京華学園の学校が立地しています。そして左手には心光寺があります(山門は旧白山通り沿い)。
そして白山神社周辺も住宅街になっています。参道沿いには飲食店など商店も点在しています。
 
 

白山駅の北口に相当する白山上方面改札です。地下1階にあります。
左前方にはA2出入口への階段が、左後方にはA3出入口への階段(一部区間は上りエスカレーター併設)とエレベーターがあります。ちなみに前述の白山下方面改札とを結ぶ改札外地下通路は存在しません(改札内コンコースでは繋がっていますが定期券や一日乗車券などフリーきっぷでしか通り抜けできません。都営地下鉄には入場券がありません)。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端の幅広通路は有人改札を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があります。
改札内コンコースは白山下方面改札側と共用で、見づらいですが前方には白山下方面改札があります。
 
 

2番線のホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の新デザインで、上下部分に都営三田線のラインカラーであるブルーが使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (I 13)。
そして、駅名標の下には「東洋大学前」の広告看板が併設されています。
 
 

白山駅は相対式ホーム2面2線の構造で、南南西~北方向にホームが延びていてカーブを描いています。地下2階にあります。
左ホームが1番線で目黒方面、右ホームが2番線で西高島平方面です。
ホーム有効長は8両分ありますが、現状使用されているのは中央の6両分です(両端各1両分は立入禁止)。各番線とも6両分のみホームドアが設置されていて、両端1両分はホームドアと一体のデザインの落下防止用側壁が設置されていますが、今後、都営三田線の全列車が8両化される予定で、それに伴い、側壁の部分にもホームドアが整備される予定です。
各ホームにはベンチが設置されています。
そして各ホームとも中ほどと目黒寄り(写真奥)に地下1階の改札階へ登る階段と上りエスカレーターが、目黒寄りにはエレベーターが設置されています。
写真は目黒方を望む。
 
 

目黒方を望む。
列車が停車しない部分にはホームドアが整備されておらず、手前に柵と三角コーンが置かれていて立入禁止になっています。
 
目黒方はこの先、旧白山通りの地下を南南西へ進み、左へカーブして今度は白山通りの地下をしばらく南下すると、都営大江戸線との乗換駅で、東京メトロ丸ノ内線、南北線の後楽園駅とも繋がっていて乗換可能な春日駅へと至ります。
 
一方、西高島平方はこの先、一旦旧白山通りを離れて住宅街の地下を左へカーブしながら進み、東洋大学前で再び旧白山通りの地下を走るようになり北西へ進みます。そして旧白山通りと白山通りが合流すると今度は白山通りの地下へと進み、すぐに千石駅へと至ります。
 
 
あとがき
私都営三田線の白山駅で下車(乗車)したのは2019年の一度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前は住宅街で、山手線内にありながらややローカルな雰囲気も漂っていました。
 
新宿駅からですと都営新宿線に乗り神保町駅で下車(急行も停車します)。そして都営三田線の西高島平方面電車に乗り換えて当駅下車です。あるいは新宿西口駅から都営大江戸線の飯田橋・両国方面行き(外回り電車)に乗り春日駅で下車。そして都営三田線の西高島平方面電車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅へ。中央線快速に乗り換えた上で2駅目の御茶ノ水駅で隣のホームから発車する中央総武線各駅停車の三鷹方面に乗り継ぎ、1駅目の水道橋駅で下車します。さらに都営三田線の西高島平方面行きに乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あり、学生街ゆえに飲食店やカフェも多数ありますが、気軽に入れるチェーン店は「マクドナルド」「フレッシュネスバーガー」「松屋」「すき家」「CoCo壱番屋」「天丼てんや」「やよい軒」「ココス」くらいでしょうか。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営三田線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は白山駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)