わが福島県は6月1日から6道府県を除き移動自粛が解除されます。それに伴い「#家で過ごそう」も題目から外しましたが、すぐに出かける事も出来ないので、CRWの撮影を撮りためたものを順次公開して行こうと考えております。
本日からは、板谷峠とは切っても切れない関係にある
“特急つばさ”の話題を取り上げ、
誕生から~新幹線電車E3系まで、板谷峠を超える”特急つばさ”を再現してまいります。
今回は
【鉄道模型】CRW撮影シリーズ
板谷峠の歴史を振り返る10回目
EF16形直流電機+キハ82系特急「つばさ」
です。
“特急つばさ”は、上野と秋田を結ぶ気動車特急として1961年(昭和36)10月1日ダイヤ改正《さん・ろく・とお》で誕生した日本を代表する特急列車です。
キハ81系「特急はつかり」の成功を機に日本全国で特急ネットワークを構築すべく、キハ82系を投入して今まで特急列車とは無縁だった地にもネットワークを広げた大変重要な白紙ダイヤ改正でした。
同時に誕生した気動車特急は、北海道の「おおぞら」、日本海縦貫線の「白鳥」、山陰本線の「まつかぜ」、上野~仙台間の「ひばり」(不定期で翌年4月より運行開始)と日本を代表する特急に成長したものばかりでした。
特急「ひばり」は翌年4月からの運行、特急「はつかり」は常磐線経由だった事で、特急「つばさ」は宇都宮・郡山・福島等に停車する最初の特急となりました。
キハ82特急「つばさ」は板谷峠を自力登攀することは出来ず、上野から福島へ。当時の福島駅は交流電化されていたので、福島駅を発車して間もなく交直切替の中川信号所でいったん停車。補機として先頭にEF16を連結し板谷峠超え。米沢でEF16を開放して秋田を目指しました。
CRWで板谷峠を超える“EF16形直流電機+キハ82系特急「つばさ」”を再現いたします。
1、中川信号所でEF16を連結、花見山麓S字を行きます。
EF16の力を借りてキハ82系7両の特急「つばさ」が板谷峠を目指します。
2、山中村を行くEF16形電機+キハ82系特急「つばさ」
EF16に牽引されて軽快に板谷峠越をします。
3、米沢駅(咲花駅)に到着したEF16形電機+キハ82系特急「つばさ」。
ここでEF16を外し、再び自力で秋田をめざします。
4、EF16を外した、キハ82系特急「つばさ」です。
秋田まではまだまだ長い道程です。
手元に実際の写真はないので、とれいん増刊 グラフ板谷峠’83に掲載されている写真を紹介いたします。(※37年前の雑誌ですが、著作権上問題があれば削除いたします。)
5、EF16 2+キハ82系 6D特急「つばさ」 峠~大沢 1962年(昭和37)2月。
とれいん増刊 グラフ板谷峠’83 より 写真 鈴木靖人
※板谷峠越えに挑む、EF16+キハ82系特急「つばさ」の動画です。福島駅到着→発車→中川信号所到着→EF16補助機関車連結→発車→米沢到着です。 5’20”
次回はEF64形直流電機+キハ82系特急「つばさ」の予定です。よろしくお願いいたします。