栗平駅【神奈川県】(小田急多摩線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県川崎市麻生区西部の新興住宅地の中にある小田急多摩線の駅で、近年は開発が進行し、2018年には急行停車駅に昇格するなど、急速に発展している
栗平駅 (くりひらえき。Kurihira Station) です。
 
 
駅名
栗平駅 (OT 02)
 
所在地
神奈川県川崎市麻生区
 
乗車可能路線
小田急電鉄:多摩線 
 
隣の駅
新百合ヶ丘方……五月台駅
唐木田方…………黒川駅 
 
訪問・撮影時
2018年9月
 
 

栗平駅の北口です。栗平駅は1974年の開業当初より橋上駅舎で、2006年にリニューアルされました。地形の関係で北口側は橋上階と駅外が同じ高さです。
また、橋上駅舎は南北自由通路を兼ねています。北口の屋根が栗のような形状をしていますw
尚、広大な駅前広場がありますが、自動車は進入できません。駅前道路の歩道を切り欠いた形のバス停留所があります。
そして右側(西側)には小田急系の商業施設「小田急マルシェ栗平」があり、ファミリーマートなどが入居しています。
 
 

北口駅前の様子です。開業当初は空地が多かったのですが、2000年代前半より開発が進行し、新興住宅地が形成されました。
駅前には集合住宅が多く、駅から離れると一戸建て住宅主体となります。
商店は少ないですが、駅前に小田急系のスーパー「Odakyu OX」があります。
また、駅から北へ約600m、東京都稲城市域には大規模な住宅団地「平尾住宅」があり、栗平駅は稲城市民の利用も多いです。
駅の西側(写真右)、鶴川街道(県道19号線)沿いには住宅も見られますが、周辺の人口は少なそうです。
 
 

南口の様子です。
こちらは駅外から橋上部へ上る形になります。橋上階とは階段、エレベーターで結ばれています。
また、階段の右側には1番線唐木田方面ホームに直結の南口改札口があります。
南口側には公園風の駅前広場が整備されていますが、こちらも自動車は乗り入れできません。
 
 

南口駅前の様子です。こちら側に商店は見られません。
駅前には集合住宅がありますが、少し離れると一戸建て住宅主体となります。
駅の約200m南を多摩線と並行する県道137号より南側は開発があまり進んでおらず、畑や雑木林が残っています。
また、駅の約1km南西には桐光学園中学校・高等学校があり、朝のラッシュ時は学生で混雑します。
 
 

橋上階にある改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、一番右側の通路は有人改札を兼ねています。
改札口の右手前には窓口と自動券売機があります。
トイレ、多目的トイレは改札内の1番線(下りホーム)にあります。
また、改札内には売店「Odakyu SHOP」がありましたが2018年に閉店となりました。したがって栗平駅構内には売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
そして、各ホームとの間には階段、エレベーターが設置されています。
 
 

こちらは南口1階にある南口改札口の様子です。下り唐木田方面1番線ホームに直結しています。
駅員無配置で、改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいます。
改札口の右手前には簡易型の自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。ともにICカードチャージが可能です。
1番線との間には段差がありますが、スロープで解消しています。そして、南口から入場しても新百合ヶ丘方面2番線へ行く事が可能です(バリアフリー対応済)。
 
 

吊下式の駅名標です。電照式(行灯式)です。
旧タイプのものが使用されています。駅ナンバリング表示が追加されています(OT 02)。
 
 

栗平駅は相対式ホーム2面2線の地平構造ですが、左の2番線側は法面になっていて駅外の方が一段高いです。
10両対応ですが、唐木田方(背後)のホーム幅は狭いです。ホーム上屋は全10両分設置されています。
右(南側)が1番線(下り唐木田方面)、左(北側)が2番線(上り新百合ヶ丘方面)で、
ほぼ中央部の上空には橋上駅舎があります。ホームにはベンチ、飲料自動販売機があります。
1番線にはトイレ・多目的トイレが、2番線には空調完備の待合室があります。
また、栗平駅は元々、将来の2面4線化を視野に入れた構造でしたが、後にエレベーターの設置や南口改札口開設に伴い事実上4線化が不可能になりました。
写真は新百合ヶ丘方を望む。
 
 

新百合ヶ丘方を望む。
この先、アップダウンしながら新興住宅地の中を南東へ走り、左へカーブするとほどなくして五月台駅へと至ります。
 
 

唐木田方を望む。
この先、築堤高架で新興住宅地の中を北西へ走り、右へカーブすると掘割区間になり、黒川駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が栗平駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。北口の屋根が栗のような形だったので驚きましたw 駅周辺は新興住宅街で、北口側の方が発展していました。
 
新宿からですと小田急多摩線直通の快速急行または急行に乗車して当駅下車。あるいは小田急線の快速急行or急行に乗車して新百合ヶ丘駅で下車し、多摩線の各駅停車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅で下車、横浜線に乗り換えて町田駅まで行き、小田急小田原線の新宿方面行き快速急行・急行・各停のいずれかに乗り新百合ヶ丘駅で下車。さらに多摩線の快速急行・急行・各停のいずれかに乗り当駅下車です。他に東京駅や品川駅から新宿駅へ出て小田急線に乗り換えるルートもあります。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、北口駅前にはコンビニが複数あり、スーパー「Odakyu OX」もあります。一方、気軽に入れる飲食店はほとんどありません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。小田急多摩線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は栗平駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)