KATOフルリニューアル品が登場 模型で見るヨ8000 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(ヨ太郎)

 

本日は,Nゲージで製品化されている車掌車「ヨ8000」を紹介します.わずかでありますが現役である他,各地で廃車体が倉庫などで使われていることがあるため,ご覧になった方々も多いのではと思います.実は周防大島町にもあります.

早速見ていきます.

KATO 8022 ヨ8219

いわゆる「500円(700円)」貨車の一角です.これだけ屋根がグレーになっています.この時代の貨車の例に漏れず,やや大きめのサイズとなっていますし,テールライトも点灯しません.しかし,その価格と,それ相当以上のディティールがあるので,互換性のないカプラーの控車など,今後も使い道は多々あるのではないかと筆者は思っています.フルリニューアルに伴い絶版となりましたが,数両追加で買い,8両も持っていました.
所属表記は富山操車場を意味する「金トソ」です.

TOMIX 2702 ヨ8402

昔からファインスケール・テールライトも点灯します.直近では2019年に再生産されています.所属表記は宇都宮貨物ターミナルを意味する「東ウタ」ですので,今後ともJR化後の特大貨物で使用できそうです(というより,そのための再生産かもしれません).
 

KATO 8065 ヨ8255

ステップと妻面に白が塗られています.価格はTOMIX製品と同じです.
所属表記は新鶴見操車場を意味する「南ツソ」で,どのような列車にも合います.というより,このような表記をするのであれば,本来であれば「JR化後のEF65」と同時発売してはなりません.別々の企画が同時発売になったのでしょうかと思ってしまいます.
反対側はこんな感じです.新しいKATO製品のトイレ窓は白くなってます.

室内灯を取り付ける

KATOフルリニューアル品の最大の特徴にして魅力は,室内灯が取り付け可能であることです.
室内灯に付属の集電版は,説明書の通りにカットします.
動力車同様に短辺を折り曲げ,横からくぐらせるように車両にセットします.
室内灯ユニットには付属の拡散板を装備します.
なんと明るいことでしょう.
1980年代の貨物列車には欠かせない1両となりました.
ちなみに,床下はこんな感じです.なんとかして機関車・固定編成客車同様のカプラーにならないかなとも思いましたが,そのままです.
783系発売の場合は,このカプラーポケットに装備できる,電連を模したフックで連結しない密着連結器タイプの「KATOカプラー密連型#2」が開発されるのではないかと期待しています.
 
1980年代の国鉄・JRシーンに欠かせないヨ8000の決定版です.今後もゆっくりと増備になるのではないかと思います.
是非,ヨ28000,ヨ38000,「SL大樹」なども開発していただきたいものです.

おまけ

筆者は1/80のヨ8000も所有しています.
KATO・TOMIXブランドを中心とするプラスチック完成製品のみでHOゲージを楽しむ場合は,機関車列車・国鉄時代主体となり,ヨ8000はNゲージより重要な車両になります.再生産も稀であり,品物があるうちに用意しておく必要がありました.