いまでは伊那バスの支線やコミュニティバスには日野リエッセが活躍していますが、伊那バスは伊那自動車時代からマイクロバスを導入しました。
いすゞBY31が導入した事もありましたが伊那バスの小型車の大半は日野自動車製の小型バスが活躍していました。
伊那自動車(？)
日野BM320(年式不詳)
上伊那郡南箕輪村松島
1999年12月11日
カラーリングは伊那バスに似ていますが、塗り分けが異なり車番もありません。そのため自家用車かもしれませんが、日野BM320を語る上で２種類のスタイリングがあったため敢えて挙げさせて戴きます。これはBM320-Kと呼ばれる金沢車体(キンサンコーチ)架装車です。1987年頃まで、伊那自動車(伊那バス)では1975年式の日野BM320が稼働していましたが晩年は帝国車体製のみ稼働していました。
伊那自動車50209
松本22か‥62
日野BM320(1975年)
2008年11月2日
伊那自動車で最晩年に導入された日野BM320は日野車体横浜で製造されたものです。同じ型式でも直接的なデザインで印象が全く違います。帝国車体製のBM320はBM320-Tと称されていました。※上記文章・写真は過去ブログから転載
伊那自動車50※※※
松本22か‥6＊
日野BM320(1975年)
下伊那郡南箕輪村松島
2008年11月2日
伊那バス62224
松本22か・177
日野P-RB145A(1987年)
駒ヶ根営業所
2003年11月23日
伊那バス伊那本社に並ぶ日野P-RB115
(左より)
63227：松本22か・187(1988年)
62221：松本22か・174(1987年)
63225：松本22か・185(1988年)
63226：松本22か・186(1988年)
伊那本社
2003年11月23日
レインボーRBは1985年に登場したマイクロバスで、RB系はクラス初のリアエンジンバスとして登場します。当時、マイクロバスとして定着していたトヨタコースター・日産シビリアン・三菱ローザより一回り大きく、マイクロバス以上中型バス未満の位置付けとなります。日野レンジャーFC・FBと共通部品も多く背の高い角張ったボディは決して後継機のリエッセやメルファのようにスタイリッシュではありませんが、中型バスの機能を持ち合わせレンタカーや自家用用途で幅広く活躍しました。
冷房ユニットは中型バスRJ系と同じく最前部に置くレイアウトでパワーユニットはエンジン直結式でした。そのためW06C-T(145ps)を搭載したデラックス仕様車(スーパーサルーン)と冷房なしの路線バスタイプがありました。
また、幼児バスや特装車など後面に非常口を設ける必要のある特殊車用として、エンジン位置をキャブオーバー式としたAB系も用意されていました。運転席へは運転席側に運転手用ドアも付いていました。伊那バス63226号車はバスラマvol.108に掲載されています。
2008年5月現在でも1988年式の63226・63227号車が車齢20年でも活躍を続け、走行距離は実に150万kmに達しています。
伊那バス10231
松本22か・277
日野KK-RX4JFA(1998年)
伊那本社
2001年6月3日
1999年4月に運行を開始した伊那市街地循環バスに導入された専用車で伊那バス初の日野リエッセでもあります。"イーナちゃんバス"の愛称とオリジナルカラーで親しまれました。開業時は外回り線(伊那バスターミナル → 伊那北 → 伊那年金事務所前 → 水神町 → 中央区公民館入口 → ベルシャイン前 → 中央通り → ハローワーク伊那前 → 下新田公民館入口 → 伊那市役所 → アピタ伊那 → 伊那バス本社前 → オリンパス入口 → 下春日町 → 伊那バスターミナル)が設定されていました。このカラーリングの専用車は10231号車のみでその他の車輌は伊那バスの小型バスを運行に充てました。また、イーナちゃんバスは市域拡大に伴いJRバス関東も参入した事もあり、こちらでも日野リエッセ(M127-04505号車)が活躍しました(現在は廃車済み)。
登場した廃バス⑥②伊那自動車(？)
日野BM320(年式不詳)
上伊那郡南箕輪村松島
⑥③伊那自動車50209
松本22か‥62
日野BM320(1975年)
(場所は伏せさせて頂きます)
⑥④伊那自動車50※※※
松本22か‥6＊
日野BM320(1975年)
下伊那郡南箕輪村松島
※以前掲載した廃車体ですがカウントしていないのでここで掲載します。