ありがとう417系 | 鉄道と仙南のイベントの事を語るブログ

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本日は、仙台地区で通勤を支えていた国鉄型電車が引退して4年となります。その電車が、417系です。

 

今から4年前の今日、仙台地区で活躍をして、奇跡的に廃車を免れ、JR東日本から阿武隈急行へ転属して活躍をしていた417系電車がラストラン運行が実施された日です。

 

その417系は、国鉄時代の1978年に地方都市の列車を機関車が牽引する客車列車から電車列車へ置き換える目的として登場した電車です。その当時、地方都市の路線は、電気機関車が牽引する客車列車であり、当然、デッキがあったり、機関車を付け替えしなければならず折り返しに時間がかかっていたり、サービス面にも問題があった。そこで、地方都市の列車を電車へ置き換える必要があり、当時の国鉄の方針では地方都市の交流電化路線では、北海道を除いては交直流電車を投入しなければならなかった。当時存在していた交直流電車は、

常磐線(水戸地区)と北九州で運行されている415系だけでした。その415系は、当然、ドアステップ、半自動ドア装置、寒冷地仕様、山岳路線仕様とはなっていない事から、ホームの低い駅(これには客車列車が使用されている事にある)、寒冷地路線、山岳路線といった地方の路線での運用は難しく、そこで開発されたのが417系電車です。

 

417系電車は、ホームの低い路線、寒冷地路線、山岳路線といった地方の路線でも運用できるよう、乗降口にはドアステップ、半自動ドア(当時は手で開閉していた。その後ドアボタン方式へと改められている)、山岳対応の発電ブレーキが搭載され、さらには北海道を除く全国でも運用できるようにと交流2万V50・60Hz、直流1500Vの3電源対応となりました。さらに、それだけではなく、国鉄型の近郊型電車としては、乗り心地も急行型と同じとなり、改善車両ともなりました。その417系だが、国鉄が財政悪化だったためか、わずか5編成の15両だけしか製造されず、引退までの時を仙台で活躍されていました。(計画では仙台以外にも、北陸本線、羽越本線にも投入される予定でした)

 

ちなみに、417系は山口県で製造されてからは、山陽本線と鹿児島本線で試運転を行い、その後、仙台までの回送で直流電化路線を走行した実績がある。、

 

 

417系は、長年、仙台地区の東北本線をメインに活躍をしていて、一時期、仙山線の仙台~作並まででも活躍をしていて、2007年にE721系と719系に置き換えられ引退となり、1編成は訓練車両となるのを除けば、あとの4編成は廃車される予定であった。だが、拾うものあれば神ありという言葉があるように、もう1編成であるK-1編成は、廃車を免れ、阿武隈急行へと転属をして、2008年に阿武隈急行のA417系として、再スタートを果たしました。

 

4年前の今日、417系は本当のラストランとなり、これが417系に乗れる機会というのが最後となりました。その時、名取まで行く際に、角田から槻木までのわずかな区間だけで、417系最後の列車「ラストラン417系」に乗る事ができました。

 

417系といえば、く幼い頃(小さい頃)から乗っていた電車である事もあり、長年の思い出のある電車でした。JRだけでなく、阿武隈急行でも417系が活躍をしてたのは本当の奇跡であったかもしれません。「ありがとう417系」