2020年5月26日、Twitter上で能勢電鉄を標的とする「公式Twitter」のなりすまし騒動が発生、本物の公式Twitterアカウントが注意を呼びかける事態となった。また、2020年2月ごろから近畿日本鉄道でも偽装公式アカウントと思われるTwitterアカウントが開設されているのが確認されている。
【能勢電鉄の偽アカウント騒動:概要】
2020年5月26日朝、能勢電鉄の公式アカウント(@Noseden_PR)になりすました『@Noseden_JR』というアカウント(表示名・自己紹介文は本物と一言一句同じ)が一部の一般ユーザーに対して誹謗中傷を含む内容の返信リプライ(Twitter上の投稿に対する返信)、ならびにデマ情報を流しているのが確認された。
[確認された投稿内容(概要)]
・能勢電鉄1754編成(現在阪急正雀工場に検査入場中)の検査出場予定を断言したデマ投稿
・能勢電鉄の公式アカウントが投稿した「ステイホーム企画」の丸パクリ
・特定のユーザーに対する誹謗中傷を含む投稿
・その他、暴言を含む投稿
その後、能勢電鉄(本物)のアカウントが注意喚起を求めるツイートを投稿、これに追従するかたちでこのツイートが鉄道ファンや能勢電鉄沿線の利用者などに拡散された。その後、同日17時ごろには該当のアカウントが削除され一応の事態は解消されることになった。
[本日朝の速報記事]
【近鉄の偽アカウント騒動:概要】
2020年2月ごろから、『近畿日本鉄道(公式)』を自称するアカウント(アカウントID:@kintetsu_koushi、6月23日ごろからは@Kintetsu__info)による投稿が複数回確認されており、投稿内容には、「声枯れなどの症状(鼻炎・風邪・呼吸器疾患)をお持ちの方は乗車制限させていただく場合がある」、「待合室および、ホームのベンチをランチスペースとして開放する」、「弁当等を持ってトイレに入る際は置く場所が無い為、女子トイレでは洗面所の中へ置いて汚水を浸けて食べて下さい」など明らかに『近鉄本社が出している新型コロナウイルス感染予防対策』の趣旨に反した内容が含まれている。このアカウントの最初期の投稿が「2019年12月の偽アカウント騒動で確認された投稿内容」とほぼ同の一内容であることや近畿日本鉄道ホームページにある「コミュニティガイドライン」に該当するTwitterアカウントの情報がないことなどからこのアカウントも「なりすまし」と思われます。
※近鉄本社が公式Twitterアカウントとして掲載しているのは「@hinotori_80000(ひのとり【公式】)」のみです。これは近畿日本鉄道のコミュニティガイドライン(https://www.kintetsu.co.jp/toppage/comunityguideline.html)に表記されています。
【追記:2020年6月3日】
Twitter上の一部で「なりすまし」をしているとみられる人物の情報が流れているようですが、
該当する人物と「なりすましアカウント(偽アカウント)の作成者」が同一人物であると断言できる証拠は確認されておりません。
【追記:2020年6月23日】
「近鉄」の偽Twitterアカウント騒動(2020年2月〜)ですが、アカウントIDが「@Kintetsu__info」というものに変更されているようです。
コメントを投稿される際は必ずご確認ください。
http://blog.livedoor.jp/uppi_natettyan/archives/22094005.html
【能勢電鉄だけではない:公式偽アカウント騒動】
今回、1地方私鉄である「能勢電鉄」がなりすましの標的になったことだけでも沿線住民として衝撃だったのだが、この「Twitterの偽アカウント騒動」は鉄道業界だけの問題ではない。
[あの大人気漫画の作者も被害者に・・・]
5月18日午前0時過ぎ、人気漫画「鬼滅の刃」作者の『吾峠呼世晴』を騙ったTwitterアカウント(@GotogeKoyoharu)が作成され、その日の午前1時ごろに「鬼滅の刃」連載先の集英社から注意喚起の情報が公開された。人気漫画の作者というだけあり騙された人は4万人を超える状態に、騙されたのは一般ユーザーだけでなく同作のアニメ主題歌を担当している歌手のLiSAさんも含まれていた。
【2019年〜2020年、鉄道事業者を標的としたSNSなりすまし騒動】
[2019年11月]
標的:近畿日本鉄道・近鉄名古屋線沿線の一般ユーザー
媒体:Twitter
内容:「近鉄日本鉄道」の公式アカウントを自称するアカウントの無断作成・実在しないキャンペーンを実施し沿線撮影者の撮影画像を近鉄が広報で使用しているように見せかけて公開した。
対応:近鉄本社が公式プレスリリースを発表し該当アカウントのユーザーIDを公開、発表同日にアカウント閉鎖
[2019年12月]
【能勢電鉄の偽アカウント騒動:概要】
2020年5月26日朝、能勢電鉄の公式アカウント(@Noseden_PR)になりすました『@Noseden_JR』というアカウント(表示名・自己紹介文は本物と一言一句同じ)が一部の一般ユーザーに対して誹謗中傷を含む内容の返信リプライ(Twitter上の投稿に対する返信)、ならびにデマ情報を流しているのが確認された。
かえで🧸☁ HANABI師@y0201_HANAこのプロフィールそのままじゃん。
2020/05/26 09:30:27
しかし、公式アカウントとは、誰が見ても思えないツイートをしています。本物ののせでん【公式】様( @Noseden_PR )様も仰っているように偽物です。
この偽物アカウント(… https://t.co/Kg96Ja6P2i
た ぬ き ま ん じ ゅ う @5/31迄鐵活自粛&東芝GTO好き@8042_tanuman能勢電の偽垢作ってる奴まじふざけんな🤬
2020/05/26 02:55:30
#拡散希望 https://t.co/GfB4Ojr0k4
のせでん【公式】@Noseden_PR【私はホンモノです】
2020/05/26 09:11:44
のせでん【公式】の偽物さんが暴れているらしい(@Noseden_JR)
乗っ取られたと思って焦りました( ゚Д゚)
ちょっとSNSでの問題が多い中、企業アカウントまで。
残念です。
このタイミングで依頼し… https://t.co/PHJRcmMzC3
[確認された投稿内容(概要)]
・能勢電鉄1754編成(現在阪急正雀工場に検査入場中)の検査出場予定を断言したデマ投稿
・能勢電鉄の公式アカウントが投稿した「ステイホーム企画」の丸パクリ
・特定のユーザーに対する誹謗中傷を含む投稿
・その他、暴言を含む投稿
その後、能勢電鉄(本物)のアカウントが注意喚起を求めるツイートを投稿、これに追従するかたちでこのツイートが鉄道ファンや能勢電鉄沿線の利用者などに拡散された。その後、同日17時ごろには該当のアカウントが削除され一応の事態は解消されることになった。
千ོ 里ོ 鉄ོ イラスト垢@senri_Fe_illustどうやら能勢電鉄偽アカウントは、持ち主により削除されたようです。
2020/05/26 17:14:55
皆様、対応お疲れ様でした。 https://t.co/qvjsrclKta
のせでん【公式】@Noseden_PR【皆さまへ②】
2020/05/26 17:57:45
どうやら、なりすましの方はアカウントを消されたようです。(2020/5/26、17時頃)
皆さまの怒涛の通報協力ありがとございました!
本当に感謝です!
これからはホンモノがつぶやきます!
ハードルは上げず、面… https://t.co/QlGSgOK9no
うっぴーな鉄ちゃん(たまにバスや船)@uppi_natettyan朝から「偽アカウント」で騒動となっていた「@Noseden_JR」という能勢電鉄の偽公式アカウント(本物:@Noseden_PR)ですが。17時ごろの時点でアカウントが削除されたようです。
2020/05/26 17:46:28
#能勢電鉄 #のせでん https://t.co/aTt0xpKg7w
[本日朝の速報記事]
【近鉄の偽アカウント騒動:概要】
2020年2月ごろから、『近畿日本鉄道(公式)』を自称するアカウント(アカウントID:@kintetsu_koushi、6月23日ごろからは@Kintetsu__info)による投稿が複数回確認されており、投稿内容には、「声枯れなどの症状(鼻炎・風邪・呼吸器疾患)をお持ちの方は乗車制限させていただく場合がある」、「待合室および、ホームのベンチをランチスペースとして開放する」、「弁当等を持ってトイレに入る際は置く場所が無い為、女子トイレでは洗面所の中へ置いて汚水を浸けて食べて下さい」など明らかに『近鉄本社が出している新型コロナウイルス感染予防対策』の趣旨に反した内容が含まれている。このアカウントの最初期の投稿が「2019年12月の偽アカウント騒動で確認された投稿内容」とほぼ同の一内容であることや近畿日本鉄道ホームページにある「コミュニティガイドライン」に該当するTwitterアカウントの情報がないことなどからこのアカウントも「なりすまし」と思われます。
※近鉄本社が公式Twitterアカウントとして掲載しているのは「@hinotori_80000(ひのとり【公式】)」のみです。これは近畿日本鉄道のコミュニティガイドライン(https://www.kintetsu.co.jp/toppage/comunityguideline.html)に表記されています。
【追記:2020年6月3日】
Twitter上の一部で「なりすまし」をしているとみられる人物の情報が流れているようですが、
該当する人物と「なりすましアカウント(偽アカウント)の作成者」が同一人物であると断言できる証拠は確認されておりません。
【追記:2020年6月23日】
「近鉄」の偽Twitterアカウント騒動(2020年2月〜)ですが、アカウントIDが「@Kintetsu__info」というものに変更されているようです。
コメントを投稿される際は必ずご確認ください。
http://blog.livedoor.jp/uppi_natettyan/archives/22094005.html
【能勢電鉄だけではない:公式偽アカウント騒動】
今回、1地方私鉄である「能勢電鉄」がなりすましの標的になったことだけでも沿線住民として衝撃だったのだが、この「Twitterの偽アカウント騒動」は鉄道業界だけの問題ではない。
[あの大人気漫画の作者も被害者に・・・]
5月18日午前0時過ぎ、人気漫画「鬼滅の刃」作者の『吾峠呼世晴』を騙ったTwitterアカウント(@GotogeKoyoharu)が作成され、その日の午前1時ごろに「鬼滅の刃」連載先の集英社から注意喚起の情報が公開された。人気漫画の作者というだけあり騙された人は4万人を超える状態に、騙されたのは一般ユーザーだけでなく同作のアニメ主題歌を担当している歌手のLiSAさんも含まれていた。
【2019年〜2020年、鉄道事業者を標的としたSNSなりすまし騒動】
[2019年11月]
標的:近畿日本鉄道・近鉄名古屋線沿線の一般ユーザー
媒体:Twitter
内容:「近鉄日本鉄道」の公式アカウントを自称するアカウントの無断作成・実在しないキャンペーンを実施し沿線撮影者の撮影画像を近鉄が広報で使用しているように見せかけて公開した。
対応:近鉄本社が公式プレスリリースを発表し該当アカウントのユーザーIDを公開、発表同日にアカウント閉鎖
[2019年12月]
標的:近鉄日本鉄道
媒体:Twitter・Google Maps
内容:「近畿日本鉄道 広報」などを名乗る複数のアカウントがTwitter・Google maps上に同一文面の内容を複数投稿、いずれも「快適な車内環境づくりへのご協力」の名目と思われる意味不明な投稿が書き込まれた。
対応:近鉄本社が再度公式プレスリリースを発表し注意喚起、該当するTwitterアカウントはその後「空き巣の募集」と思われる投稿を繰り返し凍結された模様
[2020年2月ごろ〜現在]
標的:近鉄日本鉄道
媒体:Twitter
内容:2019年12月のケースと内容はほぼ同一。また、近鉄が公式に設置している「特急ひのとり」のTwitterアカウントのツイートをリツイートするなど利用者に誤解を与えている。
対応:2019年12月の公式プレスリリースをそのまま継続し注意喚起を継続、該当アカウントは現在も稼働
[2020年5月26日]
標的:能勢電鉄・一部ユーザー
媒体:Twitter
内容:偽装Twitterアカウントの作成ならびにデマ投稿、誹謗中傷
対応:本物の公式Twitterアカウントが注意喚起を実施、同日中に該当アカウントが削除される
【SNS以外でのなりすまし】
[2018年12月]
標的:北大阪急行電鉄
媒体:掲示物
内容:何者かが「撮影時のマナー」と称した偽装掲示物(東武鉄道で実際に掲示しているものの模倣品)を駅構内に無断で掲示
対応:J-CASTニュースの取材に対し「自社の掲示物ではない」と回答
媒体:Twitter・Google Maps
内容:「近畿日本鉄道 広報」などを名乗る複数のアカウントがTwitter・Google maps上に同一文面の内容を複数投稿、いずれも「快適な車内環境づくりへのご協力」の名目と思われる意味不明な投稿が書き込まれた。
対応:近鉄本社が再度公式プレスリリースを発表し注意喚起、該当するTwitterアカウントはその後「空き巣の募集」と思われる投稿を繰り返し凍結された模様
[2020年2月ごろ〜現在]
標的:近鉄日本鉄道
媒体:Twitter
内容:2019年12月のケースと内容はほぼ同一。また、近鉄が公式に設置している「特急ひのとり」のTwitterアカウントのツイートをリツイートするなど利用者に誤解を与えている。
対応:2019年12月の公式プレスリリースをそのまま継続し注意喚起を継続、該当アカウントは現在も稼働
[2020年5月26日]
標的:能勢電鉄・一部ユーザー
媒体:Twitter
内容:偽装Twitterアカウントの作成ならびにデマ投稿、誹謗中傷
対応:本物の公式Twitterアカウントが注意喚起を実施、同日中に該当アカウントが削除される
【SNS以外でのなりすまし】
[2018年12月]
標的:北大阪急行電鉄
媒体:掲示物
内容:何者かが「撮影時のマナー」と称した偽装掲示物(東武鉄道で実際に掲示しているものの模倣品)を駅構内に無断で掲示
対応:J-CASTニュースの取材に対し「自社の掲示物ではない」と回答