3月のステンレス車に次いで、恐らく多くの人にとって大本命であったであろう大阪市営地下鉄30系のアルミ車が遂に発売
調べたところ大阪市営地下鉄としては30系アルミ車は史上初の発売!ということで、期待も集まりますがステンレス車に続けてレビュー的なものです。
パッケージ
ステンレス車と共通項のある特別仕様になっています。
基本セットのみですが、並べてみるとこんな感じ
あまりにも素敵なパッケージなので正直捨てるのが勿体なく…そこだけは今回の製品で唯一困った部分であります(苦笑)
箱の上下面
基本セットは3008号車の前面、増結セットは中間車の妻面が描かれています。
左右面はそれぞれセットに含まれる4両の側面イラスト…
という具合で、ステンレス車とこの部分でも共通です。
裏面
諸説明文は必要最低限な部分だけ変更してほぼステンレス車と共通です。
残念ながらステンレス車同様に実車写真は無し
付属の台車枠
ステンレス車と同様のもので、同じく基本&増結セットに1つずつのフル編成分を組もうとすると2つ手に入るのは嬉しいところであります。
ということで、車両を見ていきます…が、足回りとかはステンレス車と完全に一緒で、アルミ製のボディがメインなのでステンレス車と被る部分は端折りつつ形態ごとに見ていくことにします…
ということで、江坂・万国博中央口方先頭車の3008号車
この編成は30系アルミ車の中ではトップナンバーに当たります。
前面
コルゲートマシマシのステンレス車と違ってすっきりとしたアルミ車ならではのお顔です。
幕は万国博で固定なのでステンレス車と離合させることは出来ないのは珍しいですが、この製品のタイトルを考えれば納得の行き先といえましょう。
鉄コレではかなり珍しく、車体とドア部分で塗り分け
ドア部分に関しては白がかった灰色という方が正しい感じですねー
側面
前述のドア塗り分けや、コルゲートが無いのでステンレス車とは大きく違う見た目
すっきりとしたイメージはアルミ車が勝りますね
3008号車はM1c車なので、集電靴ありの台車を装備
妻面側
残念ながらステンレス車同様に銘板類への文字入れは省略ですが、年代的に致し方なしというところでしょう
屋根周り
どうやらここに関してはステンレス車と共通
ということで、モニター屋根固定用の爪の位置が気になるのも同様で…ここだけは何とかしたい気も正直あります。
M2車の3108号車
編成中の大多数を占める両側が幅広貫通路の中間車を代表して
側面
ステンレス車同様ですが、M2車は集電靴無しの台車
屋根周り
すっきりとしたモニター屋根の外観は寧ろ現代の地下鉄よりも近未来感があるかもしれません
編成の中間に含まれる簡易運転台ありの中間車からはT`車の3608号車を抜粋
ステンレス車同様に単調な中間車に良い感じのアクセントを模型的にも添えてくれています。
側面
T車は専用の台車を新規金型で作り分けているのはステンレス車同様です。
最後にあびこ方先頭車の3508号車
ということで、大分端折りましたが車両としての紹介は以上
折角なので最後にステンレス車と並べてみる…
あぁ、とても素敵
ステンレス車の方が濃すぎでは…?と正直思っていましたが、アルミ車との対比を考えれば納得のセレクト
鉄道コレクション 大阪市交通局御堂筋線30系 アルミ車 EXPO‘70 のレビュー的なものでした!
ステンレス車に次いで大本命のアルミ車発売ということで、期待していた方も多いと思いますが、完全新規の素晴らしいボディは見ていて惚れ惚れするレベルでありました。
本当にとても出来が良いので是非ともステンレス車と一緒にお迎えして1970年の大阪に浸りたいものであります。