新形式への置き換えで高速化と夜行電車設定へ! KORAILダイヤ改正(2020年2月11日)

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KORAILはプレスリリースにて2月11日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

1. ヌリロ運転区間変更で夜行電車設定へ!

今回の2020年2月11日KORAILダイヤ改正では、一般列車を中心にダイヤ改正を行う。

嶺東線は東海で系統分割し、東海~江陵間でシャトル輸送を行うこととなった。これにより東海~江陵間では観光列車の海列車を除いて平日は10往復のまま変わりないが、土休日は10往復から11往復に増加することとなった。なおこのうち5往復はヌリロ(JR西日本683系サンダーバード型車両モドキ)、残りをムグンファ(RDC気動車)で運転するが、両者で運賃の差はない。

KORAIL一般列車は列車ごとに運賃を決めているため乗り換えるたびに別の乗車券が必要となるが、1km当たりの賃率によって求める対キロ運賃を採用しているため、乗り継いでも200ウォン程度変化する可能性はあるが大きくは変わらない。

これによりソウル市内~江陵へ行く直通列車は京江線KTXのみとなった。

また清凉里~東海間運転の一般列車は6往復中5往復がムグンファ号客車からヌリロ電車に置き換えられた。これにより数分程度所要時間短縮が図られたが、最短でも4時間41分かかることを考えるとまだまだ所要時間がかかるようだ。また清凉里23時20分発江陵行き夜行ムングファ客車がヌリロ電車に置き換えられたことにより、韓国でも夜行電車を設定することとなった

また運用繰りのために中央線では清凉里~栄東間で最大30分程度の時刻変更を行ったほか、長項線からヌリロが撤退し全ての長項線直通列車が龍山発着に揃えられ停車駅が揃えられた。


2. 結び

今回の2020年2月11日KORAILダイヤ改正では、嶺東線の東海での系統分割により、ソウル市内から江陵へ行く直通列車は京江線KTXのみとなった。

今後KORAILでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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