青春18きっぷ消費乗り鉄。
第三段の目的地は道南の函館を目指す。
稚内に行ったのなら対極として函館方面を目指したくなった。
4月7日(水)、まずは最寄り駅へと向かう。
乗車する列車は、18きっぷで道南へ向かう時の御用達列車。
6時36分発、東室蘭行2724Dである。
もともと50系客車改造のキハ142、143は、そろそろ車体も限界なのではないだろうか?
老朽化更新が待たれるところだ。
車内は12分前に苫小牧行があり、主要な人の流れが札幌向きなのにもかかわらず8割方の乗車客。(2両編成ではあるが・・・)
ボックス席は当然埋まっており、ロングシートに席を確保。
当該列車は沼ノ端において特急北斗2号を先行させるため退避停車を行う。
さらに苫小牧から先はワンマン運転に変更となるため?5分ほど停車する。
苫小牧で大半の乗客が入れ替わるタイミングでボックス席を確保。
車窓を充分に楽しみたいのだが窓の汚れが酷い。
登別でも後続の特急すずらん2号を先行させるため退避停車を行い、9時07分に東室蘭に到着。
この先、本線を長万部方面へ向かう普通列車は暫くないので、
接続する9時12分発の室蘭行4458Dに乗車し室蘭支線に寄り道する。
僅か13分の乗車で9時25分に終点の室蘭に到着。
人口減少、それに伴う利用客の減少で合理化も進行中のようである。
室蘭、9時37分発の苫小牧行きに乗車し東室蘭へ戻る。
9時50分、東室蘭に到着。
対面ホーム乗り換えで10時17分発、豊浦行474Dに乗り換える。
日高線用だった強力機関搭載のキハ40 350番台だ。
先日の宗谷線等の乗り鉄でも感じたことだが、もはやJR北海道の車両運用は線区別ではなく、程度の良い車両を使って修繕費用が大きい車両は廃車処分とすべく使用線区の拘りは無くなっているようだ。
まあ日高線は鵡川までしか運行していないのだから専用車両に拘る利用も無いのだが・・・。
11時02分に到着する洞爺で後続の特急北斗8号に乗車する為に474Dを下車する。
窓口にて洞爺から長万部までの乗車券と自由席特急券を別途購入して、11時24分発の函館行の特急北斗8号に乗り継いだ。
自由席はコロナウイルスによる外出自粛の影響でほぼ貸切状態だった。
静かで快適な乗り心地で、このまま函館まで乗車していたい気分になってしまうが、後ろ髪を引かれる思いで長万部にて特急北斗8号とお別れ。
11時51分に長万部着。
長万部発、函館行2842Dは13時23分発で長時間の待ち合わせ時間がある。
この駅舎も新幹線駅が出来るまでなのだろうか?
そもそも函館本線は第3セクター鉄道として残るのだろうか?
長万部町は函館本線を第3セクター鉄道として旅客輸送を担わせることに否定的で、鉄路は残すけども並行在来線は貨物専用線とすべきで旅客輸送はバス輸送が現実的だとの考え方があると漏れ聞いたことがある。(不確実情報です)
13時23分発の函館行2842Dはキハ40「道南 海の恵み」車両。
車内も若干手が加えられている。
発車時点の乗客は私も含めて2人。
遅め昼食、長万部の駅弁「かにめし」をほぼ貸切の車内で食す。駅弁ではあるが、駅では購入できず駅近くの「かなや」まで行かないと買えな駅弁である。
今日は天気も良く北海道駒ケ岳も車窓から良く見える。
あまりにも乗客が少ないので、乗客の推移を記録してみた。
長万部から八雲まで私を含めて2人。
八雲で1人下車、3人乗車で4人。
山越で1人下車し3人。
野田生で2人下車して私1人。
落部で1人乗車し2人。
森で1人乗車し3人。
新函館北斗で1人下車、1人乗車して3人。
七飯で9人乗車して12人。
大中山で2人乗車して14人。
桔梗で6人下車し3人乗車して11人。
五稜郭で4人下車し1人乗車して8人。
ということで16時33分に終点の函館に降り立ったのは8人だった。(並行在来線の第3セクター鉄道化は厳しそう)
夕食はホテル内のレストラン(夕食は平日のみ営業)で食し、最上階の大浴場を利用し長旅の疲れを癒したことである。