豊野駅から北しなの線の列車で次の牟礼駅まで向かいました。
 信越本線のうち山線と呼ばれる高崎~直江津間は北陸新幹線開業によりほとんどの区間が第三セクター化されてしまいました。
 長野以北は雪が深くなって来るのですが、信越国境の山岳地帯へと入ると積雪量はますます増えて豪雪地帯となります。
 善光寺平を快調に走ってきた列車は豊野駅からは急勾配とカーブが続き、隣の牟礼駅まで鳥居川に沿って走るのですが、車窓の趣きが全く変わります。

 ここで鉄道の話とは少し離れますが…。
 もう十数年前のことになりますが、車で信濃町の親戚宅に行った帰りに11月の頭でしたが雪が振り続いた日がありました。
 東京に戻るときに車を運転していて右側を見たら真っ白に雪化粧した飯縄山の山麓に広がる紅葉が雪雲の切れ目から射し込む秋の陽光に照らされて、その美しさに感動したことがありました。

 秋の飯縄山麓から志賀高原方面を望む…。
 
 北しなの線の115系も国鉄時代の古い車両だから今後は姿を消してゆくことでしょう。
 新型のSR1系も試運転が続けられており、順次置き換えられてゆくので、今のうちに少しでも多く乗っておきたいところです。