代々木駅【東京都】(山手線、中央・総武緩行線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都渋谷区北東端の新宿に近い市街地に位置するJR山手線、中央・総武緩行線の接続駅で、都営大江戸線との乗換駅、そして予備校「代々木ゼミナール」本部校などの最寄駅である
代々木駅 (よよぎえき。Yoyogi Station) です。
 
尚、都営大江戸線の代々木駅の記事につきましては後日UP予定です⇒記事はこちら
 
 
駅名
代々木駅
 
所在地
東京都渋谷区
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:山手線中央・総武緩行線 (中央総武線各駅停車)
(※) 中央・総武緩行線の正式路線名称は中央本線で、代々木~新宿の山手線との重複区間は「鉄道要覧」においては山手線となっています。ちなみに埼京線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線が走る山手貨物線と中央線快速にはホームが設置されていません。
 
隣の駅
山手線 (JY 18)
池袋方・田端方……新宿駅
渋谷方・品川方……原宿駅 
 
中央・総武緩行線 (JB 11)
中野方・三鷹方…………新宿駅
御茶ノ水方・千葉方……千駄ケ谷駅
 
乗換可能駅
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】……代々木駅まで徒歩6分
 
訪問・撮影時
2019年10月
 
 

代々木駅の南西側に位置する西口です。東を望む。代々木駅は高架駅となっています。
西口駅舎は2階建てで、駅舎機能は1階にあります。駅舎左側(北側)に都営大江戸線・代々木駅のA2出入口があります。
尚、代々木駅には駅前広場は存在せず、西口につきましては駅舎手前の歩道が広くなっているくらいです。
また、左側(北側)には北口が、右奥のJR線ガードをくぐり、山手貨物線の踏切を越えた先に東口があります。
 
 

西口駅前の様子です。南西を望む。駅南西側にスクランブル交差点があります。
駅周辺は市街地で、ビルが立ち並んでいます。飲食店などの商店も多く立地しています。駅から離れると住宅街になります。
そして駅の西側には小田急小田原線が走っていて、西口の西北西約400m先に乗降人員が少ない事で有名な南新宿駅があります。
 
ちなみに、代々木と言えば予備校の「代々木ゼミナール(通称:代ゼミ)」ですが、経営の悪化に伴い近年になって大量閉鎖を実施し、大手予備校の座から陥落しましたが、今でも本拠地の代々木には校舎が存在します。写真中央の縦長のビルは校舎で、系列会社(日本入試センター)が運営しています。そして西口の北西方約400mには高層ビルの「本部校 代ゼミタワー」があります。その手前、小田急線をくぐるガード前の左側には「山野美容専門学校」があります。
また、代々木と言えば専門学校の「代々木アニメーション学院(通称:代アニ)」も有名ですが、こちらは2016年に代々木の地にあった東京校が水道橋に移転しています。
 
 

西口改札の様子です。1階にあります。東に向いて改札口が設置されています。
背後に出入口があり、左手前側には都営大江戸線・代々木駅のA2出入口があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端にはカウンター形式の有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機、指定席券売機がありますが、かつて西口にあった『みどりの窓口』は廃止されました。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
高架にあるホームとの間には階段、エレベーターが設置されています。1番線山手線外回りホームとを結ぶエレベーターを除き、踊り場(1階との高低差は小さいです)を経由しますが、1階と踊り場との間には階段とスロープが設置されており、車いすでも移動可能です。
また、改札内コンコースにはジュースショップ「ハニーズバー」があります。そして指定席券売機の手前(改札外)にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」があります。
 
 

写真右手のガラス張りのオフィスビル(代々木クリスタルビル)1階(実際は半地下階)に北口があります。代々木駅の北西側に位置します。
半地下階に北口改札があり、都営大江戸線のA3出入口も併設されています。
駅外と北口の間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
写真は北を望む。
約200m先には小田急小田原線の踏切があります。踏切の手前で遊歩道&商業施設「新宿サザンテラス」の出入口があり、「新宿サザンテラス」沿いには「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」やJR東日本の本社があり、さらに進むとJR新宿駅の新南改札へ到達します。
そして小田急の踏切を渡った先には「JR東京総合病院」などがあります。北口周辺には民家は少ないです。
 
 

こちらは北口改札の様子です。地下中1階(半地下階)にあります。東に向いて改札口が設置されています。
背後に出入口があり、右手前側には都営大江戸線・代々木駅のA3出入口があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端の幅広通路は有人改札を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機、指定席券売機があります。
トイレ・多機能トイレは西口・東口改札内にしかありませんのでご注意下さい。
そして高架にあるホームとの間には階段、上りエスカレーター(2・3番線のみ下りESもあり)が設置されていますが、北口改札内にエレベーターはありませんので要注意です。車いすご利用の場合は西口に回らなければなりません。そして、改札内では西口、東口側と直接繋がっていません。両者間の移動は一旦ホームへ上がるか、改札外を移動するかになります。
尚、北口側の構内には売店、コンビニはありません。
 
 

こちらは南東側の出入口に相当する東口の出入口です。南西を望む。ドーム型の出入口が特徴的です。
東口には固有の駅舎は存在せず、高架下に駅舎機能(改札口)があります。
改札口までの間に地平を走る山手貨物線をくぐるため地下道になっている箇所がありますが、階段しか設置されていません。車いすご利用の場合は写真右奥へ延びる道路を通り、山手貨物線の踏切を渡ってから中央線と山手線のガードをくぐって西口へとお回り下さい。
 
 

東口駅前の様子です。北を望む。
「駅裏」「裏口」といった感じで商店は少なく、東側(右側)は住宅街になっています。
一方、駅北側は再開発が進んでおり、正面の高層ビルは「NTTドコモ代々木ビル(通称:ドコモタワー)」で、写真では見えませんが、エンパイア・ステート・ビルなど1930年代頃に建てられたアメリカ・ニューヨークの摩天楼を思わせるデザインになっていて、「東京のエンパイアステートビル」と呼ばれています(Wikipediaの本文を引用)。
そして左奥(北側)には「ニトリ」があり、その向こう側の高層ビルは「タカシマヤタイムズスクエア」です。
 
 

こちらは東口改札の様子です。中1階にあります。西に向いて改札口が設置されています。
背後には山手貨物線をくぐるための下り階段があり、その先に上り階段と出入口があります。
駅員無配置で、代わりにインターホンが設置されています。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が3通路ありますが、バリアフリーに対応していないため幅広通路はありません。
右端には自動改札機のないインターホン対応通路があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。
そして改札内コンコースは西口と共用ですが、西口側へ通り抜ける際は入場券が必要ですので注意が必要です。
 
 

2番線に設置されている山手線の駅名標です。
電照式ですが、バックライトは旧来の蛍光灯です。1番線にはLEDの駅名標があります。
JR東日本標準のデザインで、山手線のラインカラー(黄緑)が表示されています。
英語、中国語、韓国語も併記されていますが、中国語表記を見ると「々」が日本特有の文字である事を思い知らされます。
そして、駅ナンバリングも併記されています (JY 18)。
また、特定都区市内制度における東京都区内の駅かつ東京山手線の内側にある駅なので、「区」マークと「山」マークの表示があります。
 
 

こちらは中央・総武緩行線(中央・総武線各駅停車)の駅名標です。
中央・総武緩行線のラインカラー(黄色)が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (JB 11)。
ちなみに代々木駅は2系統が乗り入れる主要駅ですが、各駅停車系統しか停車しないためか、スリーレターコードは付与されていません。
 
 

JRの代々木駅は外側に相対式ホームが計2面、中央に島式ホームが1面の、計3面4線の高架構造で、南北方向にホームが延びています。
 
右(西)の相対式ホームが1番線(山手線外回り…新宿・池袋・田端方面)、中央の島式ホームが右から2番線(山手線内回り…渋谷・品川方面)、3番線(中央・総武緩行線西行…新宿・中野・三鷹方面)の順で、一番左(東)が4番線(中央・総武緩行線東行…御茶ノ水・錦糸町・千葉方面)です。
そして4番線の東側(ホーム側壁で見えませんが)には中央線快速の複線(高架)が並走していて、さらに東側には山手貨物線の複線(地平)が並走しています。
また、中央・総武緩行線西行の3番線は当駅~新宿駅間(写真背後)で山手線をオーバークロスするため新宿方(手前側)が上り勾配になっています。
 
中央・総武緩行線西行と山手線内回りは同一ホームでの乗換が可能です(例:水道橋方面~渋谷方面)が、逆ルートに関しては1番線から4番線へ移動しなければなりません。また、渋谷方面→三鷹方面や水道橋方面→池袋方面といった順方向の山手線と中央・総武緩行線の乗換は北隣の新宿駅が便利です。
 
有効長は山手線の1・2番線は11両分、中央・総武緩行線の3・4番線は10両分です。ホーム幅は全ホーム全箇所とも狭く、3番線と4番線の南側(御茶ノ水方。写真奥)を除き各番線とも端の方が相当狭くなっています。
現状は山手線の1番線、2番線のみホームドアが設置されています。3・4番線は2020年3月ダイヤ改正で黄帯の緩行線電車と扉位置が一部異なる中央線快速電車(E233系)による各駅停車運用が消滅したため、今後ホームドアが設置されるものと思われます。また、上屋(屋根)は各ホームとも全10両分に設置されていて、支柱には古レールも使用されています。
 
写真は2・3番線より山手線・品川方、中央総武線各駅停車・御茶ノ水方を望む。
 
 

こちらは3番線より新宿方、山手線・田端方、中央総武線各駅停車・三鷹方を望む。
左から1~4番線の順です。やはりホーム幅は全体的に狭いです。
少なくとも2・3番線にはベンチがあり、1番線、2・3番線には飲料自動販売機が設置されています。
そして各ホームの品川方・御茶ノ水方の端(背後)には各ホーム間の乗換通路、西改札口、東改札口へ通じる階段、エレベーターがあり、田端寄り・三鷹寄り(写真奥)には各番線間の乗換通路、北改札口へ通じる階段、上りエスカレーター(2・3番線のみ下り併設)があります。
 
ちなみに各番線の発車メロディーは、
1番線(山手線外回り)………………せせらぎ(鐘強調)
2番線(山手線内回り)………………春
3番線(中央・総武緩行線西行)……高原
4番線(中央・総武緩行線東行)……古いオルゴール
です。
 
 

3番線ホーム北端より新宿方、山手線・田端方、中央総武線各駅停車・三鷹方を望む。
3番線の中央総武線各駅停車西行はこの先で山手線を跨ぐため上り勾配になっています。
左端から山手線の複線、3番線ホーム、中央・総武緩行線の複線、中央線快速の複線、山手貨物線の順です。
右側に留置されている中央線特急用のE353系の先に新宿駅5・6番線ホームがあり、本当に代々木駅から目と鼻の先です(100mほど)。
新宿駅は度重なる拡張で用地に余裕のある代々木駅方(南側)に延伸され、ホームの南端が代々木駅に接近してきました。
 
代々木駅の時点で山手線と中央・総武緩行線は線路別複々線の関係ですが、この先、3番線を発車した中央・総武緩行線西行が右手に新宿駅1~6番線を見ながら山手線をオーバークロスして左側に回り、外側線が中央・総武緩行線、内側線が山手線と方向別複々線の関係に変わります。そして中央・総武緩行線西行が下り勾配になり山手線と同一平面になり、「バスタ新宿」や甲州街道をくぐると新宿区へ入り、新宿駅へと至ります。
 
 

2番線ホーム南端より山手線・品川方を望む。中央・総武緩行線はこの手前で左へカーブして山手線と分かれます。
この先、右へカーブして左側の地平に山手貨物線が寄り添います。そして首都高速4号新宿線をアンダーパスすると地平区間になり、右手に明治神宮の森を見て住宅街を南下します。そして再び右へカーブして左手の山手貨物線沿いに設置されている原宿駅宮廷ホームを見て走ると、ほどなくして原宿駅へと至ります。
 
 

3番線ホーム南端より中央総武線各駅停車・御茶ノ水方を望む。左は4番線です。
3、4番線のホーム端には西口、東口への階段があり、その先にエレベーターがあります。3番線の反対側は2番線で、もう少し南までホームが続きます。
この先、左へカーブして山手貨物線をオーバークロスし、左側を走る中央線快速と高架区間で並走して針路を東へ変えます。その後は右手に首都高4号新宿線が並走し、左側に新宿御苑の森が見えてくるとJR線における東京オリンピック・パラリンピックの開会式や閉会式、陸上競技などが開催される国立競技場への最寄駅である千駄ケ谷駅へと至ります。
 
 
あとがき
私がJRの代々木駅で下車(乗車)したのは2005年、2019年の計2度です。2005年は都営大江戸線との乗換のため、そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。山手線と中央・総武緩行線の乗換駅で、駅構造は少々複雑です。ホーム北端部からは目と鼻の先に新宿駅5・6番線ホームが見えます。また、代々木は予備校の街のイメージが強いですが、かつて三大予備校の一角を占めていた「代々木ゼミナール」は近年勢力が大幅に縮小し、「三大」から脱落したと言われています(現在の二強は「駿台予備学校」「河合塾」)。その影響か、駅前は新宿のすぐ近くにあるにもかかわらずやや閑散としている印象でした。
 
新宿駅からですと山手線内回り電車(渋谷方面)または中央・総武緩行線の東行(千葉方面)に乗り1駅目で下車です(中央線快速は通過します)。または新宿駅新南口から徒歩10分ほどで当駅に到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅へ。山手線外回り(新宿方面)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内や駅前にコンビニが複数あり、飲食店やカフェも駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。山手線、中央・総武緩行線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は代々木駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Departure Melody Room、Google地図、Wikipedia)