皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

40年前のプラモデルを作ろう！その2

台車検証の続きです。

長く模型をやっていると

なにかと都合よく発掘されたりするもので(笑)

手元に都合の良い

10.5のピボット車輪があったので

諸般の理由でこれを採用するかはともかく

とりあえず実験してみることにしました。

エンドウの片絶車輪です。

そう、これから思いつくであろう

集電方式によっては両絶の方がよく、

あくまでの今日の遊びのために取り出しました。

比べてみましょう。

軸の黒い方がキットのもの、

右の金属軸が ちゃんとしたものです。

写真で見るよりはるかに

その剛性感も丸い感じも違います。

旋盤で挽いた型で作った鋳物と

旋盤でそのものを挽いたものでは

こうも違うものかと、やっぱり感心しますね。

しかし、トータル1500円のキットで

ここまで付いてくるんですから

やっぱり大したものです。

サイズ感が違うとか、

そういう根本的なおかしさは感じません。

これ、旋盤でちょっと調整したら

もしかして･･･

ヒマでヒマでしょうがなかったら･･･

いやいや、やりません(笑)

で、もう見た目からして

結果は見えているようなものですが

面白いので動画を撮ってみました。

まずはキットの車輪から。

転がり抵抗がどうという以前に

車輪が丸くありませんから

そりゃもう、

タイヤフラットのカタマリなわけで(笑)

ただ、貨車に使うならどうでしょうね？

ガシャガシャ言いながら

2～3両の混合列車とか

そんな遊び方の演出なら

これはこれで楽しいかもしれません。

ウチにおかしな貨車の残骸があるので

その時にても履かせてみましょうかね？(^^)

まあ、いずれにしても

今回の一連の寝台特急には不向きですね。

では、エンドウの片絶車輪はどうでしょう？

こりゃもう、

全く文句のつけようがない位

転がりに関しては完璧と言えましょう(*^^*)

つまり、台車枠は合格です！

但しこの台車枠と車輪の組み合わせだと

若干車軸が短めですので

恐らく実際にこのまま使ってしまうと

車体のスワリが不安定になるものと思われます。

確かカツミでメタル軸受けが売られていたような。

それをスペーサーとして足すか、

まあ、この車輪にこだわらず

もう少し長軸のものを探す方が早いでしょうね。

そんな感じで、

恐らくは車輪だけ交換する形で

床板関係の加工改造を必要とせず

このまま構造を活かして作れる気がしてきました。

おまけ。

これもまた、久しぶりに出くわすパーツ。

ベーカーカプラーです。

今でも売っているんでしょうかねえ？？

昔からお持ちの車両に

今でも使っておられる方は

まだまだおられるとは思うのですが

Ｎゲージのアーノルドカプラーでさえ

いまいち見た目が気になるご時世。

さすがにこれも、気にならないわけはありません。

Ｎのカトーカプラー系が普及するはるか前、

80年代には既にケーディーが主流だった気がします。

しかしシンプルで屈強な構造、

ゆえに安価であったことはメリットと言えましょう。

そういえば、下から押し上げる解放装置も

昔の雑誌の広告で見たような気がします。

あれこれと工夫を凝らす魂は

昔も今も変わりませんよね(*^^*)

この、いでたちの懐かしさで

ついつい昔のまま作りたくなってきますが

もう入手困難なパーツを今さら採用しても

さすがに将来的に禍根を残しますので

素直に普通のものに置き換えて作ります。

ケーディータイプとコンパチなのが

やはり使いやすいでしょうかね。

･･･って、話が逸れすぎです。

そんなものは車体を作ってから言え！

と、模型の神様の天の声が聞こえました(笑)

明日はちゃんと手をつけますね。

ではでは(^^ゞ

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