1972年春のダイヤ改正で姫路第一機関区のC11は姿を消し、播但線を走るC57列車も2往復だけになってしまいました。豊岡区に最後まで残ったC57は93・95・113・128・156の5両です。
幸いなことに1往復のC57貨物列車が撮影可能な時間帯に設定されていて、悪評高かった生野峠のDD54補機は春の改正以来、C57貨物の前補機に付く率は低くなったように感じました。これは当時DLの両数に限りがあり補機仕業に割り当てる余裕がなかったからかもしれないと勝手に思っています。
播但線に残されたC57貨物を牽いてくる機関車が、スタイルの良い95号機や113号機だとシメシメと喜んでいました。 逆に93号機なんかが来るとガッカリしたものです。
夏休みに入ってすぐに訪れたこの日はスタイル抜群の113号機が貨物を牽いて現れました。
普段カメラバックの死重となっていた300mmで撮ってみました。
播但線 和田山-竹田
円山川の堤防に集煙装置の付かないC57の姿を見た時は本当に心躍りました。
播但線 和田山-竹田
明延鉱山の積出駅だった新井駅
新井駅ではDD54貨物と離合します。
生野峠を登るC57113のナンバープレートが妙に輝いています。誰か拓本でも取っていたのかもしれません。
播但線 新井-生野
DD54の助けを借りずC57113が単機で生野峠を登って来ました。このカーブを抜け直線コースに入ると魔の生野トンネルはもう目の前です。
播但線 新井-生野
生野峠を登り切ったC57113は生野駅で一息いれます。乗務員さんのこんな姿も現役蒸機ならではの光景ですね(^^ゞ
播但線 生野
C57113!本当に綺麗な機関車です。
播但線 生野
撮影:1972年7月
最後まで御覧戴いて ありがとうございました。