妄想ローカル線フェス物語(第3話) | いきもの快速 旅青年T

妄想ローカル線フェス物語(第3話)

 妄想鉄の世界からこんにつあー!!しばらくの間、妄想鉄と妄想音楽フェスを組み合わせた架空の旅日記を数回に分けてお伝えします。なお、東京23区における非常事態宣言解除が前倒しとなり、ノンフィクションの旅が継続的にできるようになった場合にはこのコーナーは打ち切りとなります。ご了承ください。

 皆さん、こんにちは。私は妄想鉄の世界にある緑豊佳鉄道レインボーラインの終着駅、紫町の駅舎です。先日、我々に影響を与えるだろう2人の若者の出会いについて語りました。テツトとカナデです。あれから4週間後、カナデがギター弾き語りの路上ライブをやっている途中にテツトが再びやってきました。テツトは今日も鉄道利用です。テツトが何かお礼を言っている。・・・えっ?カナデの遠征フリーライブが決まった?2週間後?Next Super Star Live in マニュー薄来というフリーライブに出演するそうです。テツトからの情報によると、NSSLマニュー薄来は月に1回定期的に開催されているフリーライブで、若手女性シンガーの出演が多い有名なフリーライブだそうです。テツトは鉄道とフリーライブを組み合わせた旅を毎回やっていて、意気投合したら様々なフリーライブを紹介しているそうです。紫町から中都まで約2時間、中都から薄来まで約1時間ということで、カナデにとっては大冒険の遠征ライブとなりそうです。あっ、あと5分で列車の時間だ。2人がそろそろ握手しそうだ。カナデの手の握りに変化がありました。片手握手から両手握手に切り替えたのです。テツトは一瞬えっ?という表情が出たが、笑顔で2週間後薄来でまた会おうと誓い、私を通った。

 2週間後、赤野多忍駅舎からテレパシーが来ました。カナデは無事にLR常崎本線の特別快速に乗って、中都へ向かったそうです。今日の天気は晴れ、絶好の野外ライブ日和です。この日の夜、最終列車1時間前に赤野多忍駅舎から再びテレパシーが来ました。カナデのNSSLマニュー薄来は大成功だったそうです。カナデはこの日新しいCDをリリースし、完売したそうです。また、NSSLマニュー薄来の主催者からうちの沿線で何かやりたいという話が出たそうです。もちろん、テツトも会場にいたそうです。

 3日後、赤野多忍駅舎からテレパシーが来ました。カナデが今度の日曜日にネオンモール赤野多忍でインストアライブをやるそうです。カナデの音楽活動がここ最近、活発になっているみたいです。土曜日、カナデの路上ライブが始まりました。今日はもう1人、女性シンガーがいました。名前はノゾミだそうです。彼女は赤野多忍出身で、2年前に中都へ引っ越して中都拠点で活動しているそうです。実はこの2人、先日のNSSLマニュー薄来で初めてお会いしたそうです。2人とも赤野多忍にゆかりがあるシンガーということで、意気投合したそうです。テツトの紹介が新しいつながりを作った形となります。ノゾミはギターとベースの両方の弾き語りができるそうです。なお、私の前は比較的静かな場所なので、アコースティック形式での路上ライブとなりました。カナデはピアノ弾き語り、ノゾミはアコギ弾き語りをやりました。それぞれがオリジナル曲を3曲ずつ歌い、最後は2人による合同セッションがありました。そして、2人は翌日のネオンモール赤野多忍インストアライブに出演し、大成功となったそうです。

 この2つのフリーライブが思わぬ展開へと進みます。次回は私の周辺を視察した複数の団体をお伝えしようと思います。では、失礼します。

※この話はフィクションです。登場人物、地名、鉄道、アーティスト、フリーライブの団体などはすべて架空です。

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