西武-秩父直通快速急行/急行さよなら乗車

今回は2020年3月8日にラストランを迎えた西武鉄道と秩父鉄道を直通する快速急行(下り)と急行(上り)に乗車しましたのでそのレポートとなります。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い4月に発布された緊急事態宣言もあり、この活動を最後に活動自粛が続いているため、この次のレポート記事はコロナ禍の一定の収束を見てからということになるかと思います。
鉄道ファン、それも特に乗り鉄の方は自粛を強いられて鬱憤を溜めながら過ごされている方も多いと思いますが、この記事で少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

今回のネタの解説

まず最初に今回のネタである西武鉄道と秩父鉄道を直通する快速急行・急行について解説してから本題へと進みましょう。
正式な愛称はなく、ファンの間で定着しているような通称もこれと言ってないようなので、呼び方自体が既に説明文になっている感もありますが、これは土日祝日限定で運行される列車でして、下りは池袋駅を午前中に出発し、飯能までは快速急行で、飯能からは各駅停車になり、横瀬駅で2つに分かれて前4両は西武秩父駅でスイッチバックして秩父鉄道に直通して三峰口駅まで、後ろ4両は西武秩父駅には入らずに秩父鉄道御花畑駅に入線するとそのまま秩父鉄道に直通して長瀞まで行くという運行であり、池袋発で2本運行されていました。
また、これとは逆に三峰口駅と長瀞駅からそれぞれ秩父鉄道を走ってきて横瀬駅で連結の上、飯能まで(実質は所沢まで)各駅停車となり、飯能からは急行池袋行きとなる列車も2本設定されており、2往復が走っていたことになります。
これは典型的な行楽列車であり、西武池袋線沿線から秩父観光へ繰り出す行楽客の足として設定されていたわけですが、2020年3月のダイヤ改正より運行区間が飯能~三峰口・長瀞に短縮され、全区間で各駅停車となるので、池袋~飯能間の運行は取りやめとなり、今後は飯能で西武池袋線の急行・快速急行に乗り換えないと池袋発着の利用はできなくなりました。
秩父鉄道直通自体は維持されるとはいえ、池袋から直通でなくなるのはサービスダウンと言えますし、鉄的な視点からいくと、西武4000系が飯能~池袋間を走行する貴重な運用の1つでしたからそういう意味でも残念です。

なお、同改正以後も土休日に上りのみ、西武秩父発池袋行き急行は存続するので、往路のみではありますが、特急料金不要の列車で西武秩父から池袋まで直通することは可能になっています。ただし、これは4000系ではないので、飯能~池袋間での4000系運用消滅であることには変わりありません。
恐らくですが、特急「ちちぶ」が満席の場合の救済列車のような意味合いなのではないでしょうか。

あと、これも大事なことですが、ダイヤ改正後は飯能~三峰口・長瀞間で運行される直通列車ですが、2020年5月現在は三峰口行きの編成は西武秩父まで、長瀞行きの編成は御花畑までの運行に短縮されており、実質西武鉄道と秩父鉄道の直通は休止されていますのでご注意下さい。

まずは快速急行で秩父へ

それでは本題スタートということで池袋駅からレポートが始まります。


まずは発車標から
豊島園や保谷といった近場の駅名に混じって、三峰口・長瀞というのは浮いている感じですね。


別の発車標でも撮ったらホームへ進みます。


ホームへ入ってすぐのところにあるこの大きな発車標も忘れてはいけませんね。


あと、2ドアという表示も4000系が池袋に来なくなる以上は見納めですかね。


ランプで停車駅を示すこのアナログな案内自体も好きなんですが、ちゃんと秩父鉄道の駅まで含まれているのに驚きました。
しかし、この快速急行が無くなった後はもう使われなくなってしまうと思うと残念ですね。

乗り場へ行くとまだ入線していないようだったので、動画撮影の準備をしつつ待ちます。


↑入線シーンです。
実はこの日はまさにラストランの日であり、同業者の姿も多数見受けられました。


もちろん写真でも撮ります。


先頭の方向幕


側面には実際にこの車両が長瀞と三峰口のどちらへ行くのかという案内もされていました。
前4両が長瀞行き、後ろ4両が三峰口行き(飯能で進行方向が変わるので、飯能から先は逆になります)なので乗り間違えに注意!・・・ってもう池袋からは乗れないので無意味な注意喚起でしょうか。


ホーム上にも注意喚起の案内がありました。
なんだか、東武鉄道の6050系による快速が浅草から出ていた頃の浅草駅を思い出しますね。


三峰口行きと長瀞行きの連結部です。


三峰口行きの方の幕も撮ったら乗り込みます。

この活動の頃は緊急事態宣言など厳重な自粛を求められてはいなかったと思いますが、それでも新型コロナウイルスを警戒して行楽客は激減しており、この快速急行のメインターゲットである行楽客がいない代わりに、ラストランということで集まったファンらの割合が高まっていました。しかし、逆に飯能までの沿線の停車駅へ行く人も紛れており、ローカル輸送と行楽輸送を併せ持つ列車であることが伺えました。

さて、池袋を出ると自動放送によるアナウンスが始まりますが、自動放送がちゃんと秩父鉄道直通のことや長瀞行きと三峰口行きに分割することなどを詳細に案内していて収録しがいのあるアナウンスでした。
行楽客がほとんどいないおかげで静かな車内ですが、練馬までは地上を走るカーブも多い線形なのであまり飛ばせず、急行や地下鉄直通の快速急行は停車する練馬も通過したら堂々たる高架の複々線区間に入りまして4000系も本領発揮です。
今や東京都内でVVVFインバータではない車両に乗れること自体が貴重なことになってきていると思いますが、しかも快速急行という優等種別ですから音鉄的に楽しいですよね。
最初の停車駅の石神井公園で数名の入れ替わりを見たら、ひばりヶ丘、所沢、小手指、入間市、飯能と快調に飛ばしていきます。
流石に特急にはかないませんが、特別料金が不要の列車にしてはかなり早い部類ですよね。
4000系でこの俊足ぶりを体験できるのはこれで最後なわけですが、車窓は見慣れた西武池袋線の風景であり、なんだかそんなにレアな気がしないというのが正直なところでした。
飯能では進行方向が変わって三峰口行きが先頭になって進みます。乗り鉄以外の数少ない利用者だった沿線利用者も飯能まででほとんどが降りてしまい、飯能以降はますます乗り鉄率が高まりますw

ところで、飯能から先が西武秩父線だと誤解されることが時々ありますが、実は吾野までが西武池袋線であり、西武秩父線は吾野~西武秩父間ということになります。
大半の列車が飯能を始発・終点としており、また飯能から所沢方面は複線ですが、西武秩父方面は単線となるなど、運行系統的に見れば飯能が境界のほうが実態にあっていると思いますが、吾野までは戦前に開業していたのを、戦後の1969年になって秩父へ延伸することになった際に池袋線とは別路線扱いになったため、こんな中途半端な境界駅となったようです。

飯能から先は各駅停車となりますし、この区間では4000系が主力車種な上に飯能~長瀞・三峰口間の直通運転は維持されることが決まっていることもあって、すっかり気が抜けてこのあたりからウトウトしてしまいました。
車窓的には都市鉄道の景色だった飯能までに対して、山河を望む田園風景に変貌するという意味で見どころのある景色なんですが、既に2~3回見た景色ですし、雨が降っていたせいもあって車窓を楽しむ雰囲気ではありませんでした。
なので、いつもは2~3枚は貼る車窓の写真もありません。


各駅に停まりながら進むのもだんだん飽きてきて・・・というわけではないですが、停車時間があるようなのでちょっとだけホームへ出てみました。
そういえば、隣には40000系「S-Train」がいますが、西武秩父行きとして走ってきた編成を折り返しの元町・中華街行きとして運用されるまでここに留置しているんですかね。


ここは芦ヶ久保駅でして、既に正丸峠を越えて秩父盆地に入ったところになります。
1つ隣が横瀬駅であり、こんなところで停まらないでさっさと横瀬まで行ってくれよと思うも、どうやら対向列車は通過列車らしい・・・つまりは特急!
記事執筆時点では西武秩父線の特急は10000系「レッドアロー」と001系「ラビュー」が混在していたわけですが、レッドアローが来れば引退間際の貴重な通過シーンですし、ラビューが来ればまださっぱり撮影が進んでいない車種なので趣味的には収穫・・・つまり、どっちに転んでも得というわけですね。
前言を撤回してどちらの車種が来るか楽しみにホーム上でスタンバイします。


↑さあ、どっちだ!?
なんて、動画タイトルで既にネタバレなので答えを書いちゃうとラビューが来ました。
デビューした頃は少数派だったのに、気がつけばラビューのほうが多くなり、更には「ちちぶ」「むさし」からは「レッドアロー」が撤退するわけですから、時が流れるのは早いものです。まさに”光陰矢の如し”ですね。


「ラビュー」の通過を待ったら1駅進んで横瀬駅です。
ここで長瀞行きと三峰口行きが分割されます。


分割作業開始!
これ自体は池袋始発ではなくなるだけで、今後も見られる景色でしょうけど、どうせならネタは回収しておかねばw
ところで、記事執筆時点の2020年5月現在の秩父鉄道直通列車は長瀞行きは御花畑まで、三峰口行きは西武秩父までの運転になっていて、直通運転を休止しているわけですが、そう考えると、どちらの編成もせっかく手間をかけて分割作業をしてもそれぞれ1駅しか走らないことになって無駄な気がするんですよね。
それなら、分割は取りやめて8両全部西武秩父行きとして走らせたほうが効率がいいのでは?と思いますが、御花畑までの連絡線を走らせておかないとレールが錆びてしまうからとか?

そうそう、ここまでのレポートでは私が長瀞に向かうのか、三峰口に向かうのかはっきりしていませんでしたが、実は長瀞を選択しました。
理由としては、以前の活動で三峰口→西武秩父という逆区間ではあるものの、三峰口側の直通運転を体験していたことと、今回は折返しを待つ間の滞在時間で秩父鉄道の貨物列車を撮影したいと考えており、貨物列車は影森より先の三峰口方面へは乗り入れないため、その都合を考えると長瀞へ向かったほうが都合が良かったのです。
なので、先に発車する三峰口行きを見送って、長瀞行きの方に乗って秩父鉄道へ入ります。


↑分割シーンです。
普段の私なら連結は撮っても分割ってあまり撮らないんですが、この運行を象徴するような光景ですから外せませんね。


長瀞行きだけになったところで1枚


幕も変わっていてただの長瀞行きになっていました。


側面もただの各駅停車長瀞行きになっています。
あとはすることもないなと思いつつまだ発車まで時間があります。


そこへ「レッドアロー」がやってきます。
実は長瀞行きは横瀬駅で後続の特急に追い抜かれるダイヤになっており、特急の利用者は横瀬で長瀞行きに乗り換えることで、御花畑~長瀞間の各駅へ移動するのが便利になるように配慮されているわけです。
西武秩父駅と御花畑駅って隣接してはいますが、歩くと意外と距離がありまして、それが横瀬駅での対面乗り換えで済むなら便利ですよね。
このように、この快速急行は特急料金不要で池袋から秩父へ向かえる足というだけでなく、特急利用者に秩父鉄道への便利な乗り換えを提供する手段にもなっているわけで、そのことが直通自体の中止ではなくてあくまでも運行区間を飯能~長瀞・三峰口間に短縮するだけという形にさせたのでしょうね。

ちなみに、先に出発してしまった三峰口行きの方ですが、西武秩父で進行方向が変わる都合もあってしばらく停車している間に、特急が追いついてくるので、そこで乗り換えることができます。
つまりは、特急に乗って長瀞方面へ行きたいならば横瀬で乗り換え、三峰口方面へ行きたいならば西武秩父で乗り換えになります。

まあ、このルートが使えるのは朝の2本だけなので、それ以外の時間帯は西武秩父駅から御花畑駅への徒歩乗り換えになるんですけどねw

行楽客が少ないせいか、特急からの乗り換えは少なく、相変わらず空いた車内で発車時刻を迎えました。
ここからは長瀞方面の直通列車だけが使う連絡線を通って御花畑駅に向かうのですが、そのときの車窓は動画で撮りました。


↑というわけで車窓です。
本当は横瀬駅発車から御花畑駅入線まで通しの動画にするつもりだったのですが、カメラが勝手に録画を停止するというアクシデントに見舞われてしまい、途中から始まる中途半端な動画になってしまいました・・・(これがフラグになるとは・・・)
まあ、この直通自体はまだ残るのでまたの機会にリベンジしましょう。

御花畑駅からは完全に秩父鉄道に入りまして各駅に停まりながら長瀞を目指します。
”西武”が付かない秩父駅(秩父神社最寄り)や、和銅遺跡のある和銅黒谷なども通って、撮影スポットとしても名高い荒川橋梁を渡れば長瀞駅です。
ちなみに、直通開始当初は1駅先の野上までだったらしく、その後東武東上線経由の直通列車が廃止になった代替として寄居まで延長されるも利用が振るわず、結局現在のように長瀞までに短縮された経緯があるようです。

ちょっと脱線しますが、秩父鉄道と他の鉄道会社の直通の歴史について簡単に触れると、現在まで続く西武鉄道との直通の他、東武東上線経由で池袋~長瀞・三峰口まで結んでいまして、その中でも池袋~長瀞間を走っていた「フライング東上」は鉄道ファンならば1度は聞いたことがある列車名ではないでしょうか。

また、国鉄→JR東日本からも直通列車が設定されていたことがあり、高崎線経由で上野~三峰口間や、八高線経由で高崎~上長瀞間などがありましたが、東武鉄道の直通は1992年を最後に、JR東日本の直通は2001年を最後に行われなくなっており、今回の西武の快速急行・急行の廃止で東京都内から秩父鉄道まで直通する列車という意味では消滅することになります。そういう意味では歴史的な改正と言えるかもしれませんね。
西武鉄道としては、客単価の高い特急をプッシュしたい本音は分かりますし、かといって特急を秩父鉄道に乗り入れさせるのは有効長の問題から厳しい・・・理想は「ラビュー」を4両+4両の構成にしておいて、需要の多い時間帯だけでも三峰口や長瀞まで直通させるとかやってくれたらよかったなと思います。

それでは、長瀞駅に到着ということで、記事は長瀞駅のレポートへと進みましょう。

長瀞駅

長瀞駅は初めての訪問ということもあって駅レポートも絡めつつ、列車も撮っていきたいと思います。


観光地らしくこんな看板が出迎えてくれました。


乗ってきた4000系です。
4000系自体は今後も長瀞まで来ますが、せっかくなので引き上げを動画で撮りたいと思います。


幕は既に回送でした。
まあ、池袋や横瀬でも撮ったのでいいでしょう。


ホームです。2面3線となっていますが、メインで使うのは1番線と2番線のみで、熊谷・行田方面が1番線、三峰口方面が2番線です。
そして、私が乗ってきた4000系も入線した3番線ですが、当駅を始発・終着とする西武直通列車と、当駅で長時間停車する「SLパレオエクスプレス」のみが使う形になっているようです。


ホーム中央部にのみ屋根があります。


案内がレトロですねぇ~


こちらもデザインは違いますがやっぱりレトロです。


縦型駅名標


古い駅にありがちな木製ベンチが並びます。


乗り場案内です。
私鉄の駅でこのワードはおかしいかもしれませんが国鉄チックですよね。


と思ったら今風の乗り場案内もありました。
西武4000系の帯の色になっているのが面白いですね。


ホームからも駅舎が見えました。


長瀞と言えば、長瀞渓谷のライン下りが有名ですよね。
この日は雨が降っていたためか営業してないようでしたけど・・・


駅舎への構内踏切ですが、左へも行けそうな雰囲気が・・・
ただ、看板は明らかに左への案内を消した痕跡がありますし、遮断器も列車が来ていないのに降りている(=長らく閉まったまま)と考えられますから、昔は左へも出られるようにしていたのを閉鎖したってことでしょうか。
改札が2箇所になるとそれだけ駅員の負担が増えるからという合理化策ですかね。


よく見ると真ん中の丸い部分にはSLが描かれていますね。
あと、下の注意文ですが、わざわざ「自動踏切」なんて書いてある時点で歴史を感じるようなw


構内踏切のところから構内を見渡します。
ここで4000系の発車を待とうかとも思ったのですが、ホーム上で記念撮影していた乗り鉄やわずかな観光客たちも改札へ向けて移動を開始していたのと、改札口では駅員さんがお待ちかねだったので、撮影は改札外で行うこととして、一旦外へ出ることにしました。
単線区間なので、物理的に発車できない時間帯というのがありますから、その間にテキパキと移動&撮影をこなします。


これまた昭和の観光地っぽい雰囲気の看板ですが、当駅近くにある宝登山ロープウェイの宣伝ですね。

宝登興業という会社が運営していますが、秩父鉄道の子会社だったりします。また、使用する搬器(車両)は1960年製と関東地方では最も古い搬器ということになるらしいです。
また、余談になりますが、かつては秩父鉄道自身もロープウェイを運営していたことがあり、その名を三峰ロープウェイといって、三峯神社などへのアクセスルートも担っていましたが、設備の老朽化や慢性的な赤字などもあって2007年に廃止されました。
現在、三峯神社へは路線バスが唯一のアクセス手段ですが、繁忙期には渋滞による大幅な遅延が常態化しているらしいですし、渋滞に左右されないロープウェイも残っていればよかったのになぁと思ったりします。


何やら祠がありました。


飛ばした所に戻ってくるというブーメランの特性にあやかって、「また来て下さい」という気持ちが込められているようです。
蛙もぶらさがって「無事帰る」のゲン担ぎもしているんですね。


1番線側から構内を撮ります。


それでは駅舎へ向かいます。
駅舎内や駅舎の外観などもご紹介したいところですが、先に4000系を撮るべく駅周辺で良さげな撮影場所を探したいと思います。


観光客が多い時期だけ使うのか、臨時改札もあるようです。


↑良さげな場所でスタンバっていたら普通列車がやってきました。
7500系です。


というわけで並べてみました。
次は4000系の引き上げかなと思ったらまだ動きません・・・


↑と思ったら「秩父路」もやってきました。
「秩父路」を待ってから引き上げるみたいですね。
実はこのとき尿意が切迫しており、撮影場所へ向かう前に駅前の公衆トイレに立ち寄ろうかとも思っていたのですが、用を足す間に4000系が行ってしまったら悔しいと思ってトイレは後回しで撮影に向かっていました。
こんなに余裕があるなら先にトイレに行っておけばよかったと思いつつ、ここまで来たら乗りかかった舟、4000系を見送るまで我慢ですw


↑ついに4000系引き上げシーンです。
色んな意味で”やっと”ですw


上長瀞駅近くにある「自然の博物館」のPRでした。
「パレオエクスプレス」の名前の由来である、「パレオパラドキシア」の化石や、「チチブクジラ」の化石も見られるそうですよ。
て、そんなことしてる場合じゃない、トイレ~!w


無事にトイレも間に合いまして駅取材再開です。
駅舎は開業当時からのものだそうで、「関東の駅百選」にも選ばれています。


秩父鉄道の社紋ですね。


駅前にあった小屋はライン下りの発券所でした。
ただ、この日は運休のようで窓口も閉まっていました。


と、ここで腹ごしらえw
秩父名物の1つ、「豚みそ丼」を頂きました。そういえば、駅にも幟が出ていましたよね。
味噌漬けした豚肉を焼いてご飯に盛り付けたもので、濃いめの味が癖になります。
食後は腹ごなしも兼ねて駅周辺で撮影をすることにしました。


↑移動の途中で7000系が来たので撮影


そんなわけで、こんな踏切に出てきました。
駅から少し歩いた所ですが、突然謎の声に呼び止められたぞ!?w


↑その正体

ここはいわゆる4種踏切というやつで、遮断機も警報器もない簡素な踏切ですが、列車が来ていないかの安全確認は通行者自身が行う必要があり危険性の高い踏切とされています。
しかし、経営の苦しい中小私鉄では遮断機や警報器を追加するのは経済的に難しく、かといって踏切を廃止してしまえば近隣住民に不便を強いることになる・・・ということで地方ではまだまだ多く残る4種踏切なんですが、少しでもその危険性を緩和しようとセンサーに反応して警告メッセージを流す装置を設置しているようですね。


↑続いて7500系です。
実はこの後に貨物列車が通過するであろうと推測しており、それに向けての予行練習です。

秩父鉄道は私鉄では珍しく今でも貨物輸送をしている鉄道会社の1つなんですが、その貨物列車の時刻表は流石に一般には公表されておらず、以前に「ELパレオエクスプレス」に乗車した際にすれ違った貨物列車の時間を自作のダイヤグラムに当てはめて時刻を推測していたのでした。

そして、予想する時間が近づくと一般の電車とは明らかに異なる重厚なジョイント音と吊り掛けサウンド、更に機関車特有の「ピー」という甲高いホイッスルが聞こえてくればビンゴ!


↑途中でレンズに水滴が付いてしまったのが無念ですが、構図とかは悪くないと思います。

それでは駅に戻り、駅舎内などを撮影しつつ列車に乗りたいと思います。


駅舎内に入ってきっぷ売り場です。
券売機は2台ありますが、新しいやつと古いやつが共存しているのが面白いですね。


改札は昔ながらのスタイルのままでした。


この照明も古い駅舎にマッチしていていいですね。


時刻表もレトロ


と思えばこれだけ異様に新しくて浮いちゃってますw
秩父鉄道の他の駅でも見かけたことがありますが、せめて案内装置ぐらいは新しいものを・・・ってことなんでしょうね。


カエルくんのお見送りを受けて改札へ入ります。


ホーム側から見た改札口です。


鉄道むすめシリーズの「桜沢みなの」もホームで立ち番のようでした。


今日は出番がなくお休みのライン下りの送迎バス


そういえば、このタイプの駅名標をまだ貼っていませんでしたね。


名所案内も撮ったら長瀞駅のご紹介はここまで!


ちょうど電車が来たのでこれに乗って2駅隣りの親鼻駅へ向かいます。

親鼻駅

上長瀞駅は飛ばして親鼻駅へ来たわけですが、はっきりいって気まぐれですw


親鼻駅にやってきました。


駅名標


2・3番線は構内踏切で外部と繋がりますが、道が二股になっているようです。


左手は特に改札もなく外へ通じるみたいです。
と、そこへ駅員さんがやってきました。どうやらホーム上で集札をするみたいですね。
今回は西武の往復+秩父鉄道・西武秩父線の一部区間の乗り放題がセットになったフリーきっぷ「ちちぶフリーきっぷ」なのでそれを提示すると共に構内での撮影の許可を頂いて撮影を続行します。
なるほど、駅舎を通らないでホームへ出入りできるルートが存在するため、列車到着ごとに駅員さんがホームに出て集札する方式なんですね。


国鉄チックな縦型駅名標


カラフルなイラスト入りの駅名標もありました。


↑ここで「秩父路」の通過です。
線形的にもいい感じで撮れました。


ホームからも駅舎の屋根が覗きます。


それではまずは外へ出ましょう。


昔ながらのスタイルの改札ですが、液晶ディスプレイの案内装置だけは現代風でミスマッチですねw


券売機もありましたが古いタイプのみ・・・
例の液晶ディスプレイの案内装置を除けば、昭和末期か平成初期くらいの雰囲気ですかね。


所在する皆野町の観光マップでした。


駅舎です。
屋根の形が特徴的ですね。


駅舎の看板もカラフルです。


駐輪場だけやたら立派なのは地方の駅あるあるですねw


あれ?なんか普通にホームに入れそうな切れ目があるぞ?w
どうやら、駅舎の改札は形だけみたいで、当駅については事実上ホームは出入り自由になっているようですね。
恐らく定期券で利用する学生さんが自転車を置いたあと、駅舎まで回らずにホームへ行けるようにという配慮もあるんでしょうね。


なにかと思って気になったのがこれですが、どうやら貨物列車が当駅で長く停車する時間帯があり、その場合は通路が塞がれるのでご了承くださいとのこと。
・・・って、これは貨物列車の発着時間という情報を手に入れたに等しいのでは!?


というわけでアップにしてみました。
・・・もうすぐ来るじゃん!


↑入線シーンです。
当然ホームには収まりきらない長大編成がたまらないですね。


最後尾の貨車


駅名標と絡めて


ちなみに、例の通路はこうなりますw
他に迂回路があるのか分かりませんが、この通路を通って駅へ出入りしている人は貨物列車の時間に気をつけないと乗り遅れてしまう可能性がありますから注意です。
といっても、地元の人はここを通れない時間帯を暗記していたりするんでしょうかねw


↑発車も見届けます。
機関車が遥か彼方にいるので普通なら撮らない変わった構図になりましたがw


続いて反対方向の貨物列車も来ました。
こちらについても動画を撮った・・・いや、撮ろうとしたのですが生憎それをご紹介することはできません・・・

実は、この貨物列車の動画を撮ろうとしたまさにその瞬間から、録画開始後数秒で謎のエラーが出て録画が停止する上、その数秒間も含めて映像は一切記録されていないという症状に見舞われたのです。
不幸中の幸いにして、写真は正常に撮れるようですが、これは痛い・・・
旅先でのカメラ故障は初めてではないですが、近場の活動だからと高をくくって予備カメラも持ってきておらず・・・スマホで撮る手もありますが、光学ズームができない上に持ちにくい形状ということであんまりやりたくないんですよね。
この後もう二度と撮り直しができないようなレアなネタが来るとかならスマホでも撮りますが、正直、貨物列車も何本か撮れたし、今後撮れないわけでもないしなぁ・・・ということで、なんだか興醒めしてしまい一旦休むことにしました。
西武秩父の方ならお店が多く集まっているのは知っていたので、とりあえず御花畑駅まで移動して、西武秩父駅に向かいました。


この電車で御花畑へ向かいます。

とりあえずの懸案事項として、このまま取材を続けるか否かです。
今日のメインは4000系の快速急行・急行であり、更にカメラの症状が悪化して全く撮影ができない状況になってしまえば元も子もなくなりますし・・・かといって、このあたりでデジカメを購入するというのも、完全な故障と決まったわけではないことを思うとちょっと踏ん切りがつかない・・・


などと思案を重ねる私の前には、秩父名物「わらじカツ丼」がありましたw
ゆっくり腰を据えて考えるためということでフードコートに入ったのですが、入って何も頼まないわけにも行かず、するとちょうど「わらじカツ丼」の看板が目に入ってしまい・・・w
長瀞で豚みそ丼を食べてそんなに時間が開いてはいなかったのですが、名物だと思うとついw

わらじカツ丼に舌鼓を打ちつつもカメラのことを考えていたわけですが、この手のデジタル機器にありがちなのはバッテリーを取り外して内部を完全に放電させてからリセットさせると復旧する場合があるわけで、そのセオリーに沿って試してみましたがダメ・・・これ以上現状を打開する手もなさそうです。
とりあえず写真は問題ないみたいですし、今日はこれ以上動画は撮れないと諦めて写真のみで活動を続けるしかないようですね。

それにしても、現在使っているデジカメが初陣を迎えたのはここ秩父鉄道を訪れたときでしたから、その秩父鉄道の沿線で故障を迎えるというのも何か因果があるんですかね。

というわけで、根本的な解決には至らないものの、ただ西武秩父駅のフードコートに根を生やして滞在時間を浪費するのももったいないということで、近隣の駅を数駅巡りつつ長瀞へ戻って4000系を待ち構えることにしたのでした。


そして、徒歩で御花畑駅に戻ったのですが、ここで西武直通列車の時刻表を発見しました。
池袋行きの表記もあって今回の活動的に収穫です。

大野原駅

何となく降り立った大野原駅から活動を再開します。


国鉄チックな駅名標からスタート


縦型


元々は2面3線だったようですが、現在は待避線側が使用停止されており、本線に合流する部分のポイントが撤去されていて列車が入線することはできなくなっています。


ここも構内踏切があります。


単線に収束する部分は単なる安全側線かと思ったらシーサスクロッシングになっているんですね。
以前はセメント工場への引込線があったみたいなので、その名残とかでしょうか?


反対側はホームの先まで複線部分が続きカーブしていることもあって複線区間にも見えますが、実際は単線であり貨物列車の行き違いを考慮して有効長を確保するためなんでしょうね。


ホームです。


反対側を向いて


改札を出ます。
ここも昔ながらのスタイルですね。


きっぷ売り場


レトロな券売機をアップで


時刻表


急行も停まらない当駅ですが、この液晶ディスプレイはちゃんとあるんですね。


改札の隣には独立した待合室がありました。


内部です。


ここの駅舎は直線的でシンプルなデザインですね。


レトロな看板


手前の部分は建物の形が違って継ぎ接ぎ感がありますね。
ここまで入れて駅舎写真としましょう。


階段の幅が妙に広いですね。


駐輪場はなかなかの規模です。


その脇の砂利敷きの広場は駐車場なんですかね。
なお、当駅付近に路線バスのバス停があるようですが、駅前広場には乗り入れていないようで、少し離れた県道上にバス停があるようです。


駅前には今も営業しているかは分かりませんがお店が1軒だけあり、あとは住宅が並びます。
観光という雰囲気が全く無くローカル色の強い駅と言えますね。

それでは次の駅へ向かいましょう。

秩父駅

続いては秩父鉄道の社名にもなっている秩父駅です。


まずはやっぱり駅名標から
なお、西武秩父駅に隣接しているのは隣の御花畑駅であり、当駅では乗り換えできないので注意です。


縦型


乗ってきた列車です。


乗り場案内


側線には4000系が2本並んでいました。
長瀞発着編成に使う編成を折り返しまでここに留置しているようですね。


何となく駅名標と絡めてみました。


今は使われていなさそうですが古い貨車も留置されていました。


ホームは1面2線とシンプルですが、側線が広がっているので構内自体は広いです。
かつてはセメント工場への引込線もあって貨物輸送においても重要な駅だったようですが、セメント輸送が行われなくなってからはこの引込線も無くなってしまったようです。


秩父のシンボルといっていい武甲山は文字通り雲隠れしていました。


別バージョンの駅名標発見!


こっちの駅名標と4000系も絡めておきましょう。


4000系と武甲山


ホーム上で見かけたこれですが、2020年1月と2月の特定日に熊谷~秩父間で運行された臨時列車のようです。
大抵は三峰口行きとして運行されるのが、秩父で折り返すということで珍しい運行ですが、現在、秩父鉄道の花形列車といえる「SLパレオエクスプレス」が機関車の整備のため運休中ということでその代替で話題作りということなんでしょうね。


あと、今までの駅は全て構内踏切でしたが、秩父駅は地下通路なんですね。


昔の駅にはよくあった給水器


4000系単独で撮ってもいい感じですね。


こちらも地下通路への入り口ですが、2箇所あるんです。


地下通路です。
コンクリート打ちっ放しの無機質感が昭和っぽいですね。


この案内も手書きでいい味出てます。


階段にはお祭りのイラストが描かれていました。
秩父と言えばお祭りですもんね。


ユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念する横断幕がありました。


デフォルメされた桜沢みなのちゃんもかわいいですね。


階段を登るとまだ通路が続いていて、その先が改札です。


改札は昔ながらのラッチです。


出札窓口


自動券売機もありますが、やっぱり古いやつでした。


時刻表


こっちは平日用ですが・・・なんか暗いぞ?


どうやら休日と平日を並べているのが、その日に該当するダイヤの方だけ照明をつけて分かりやすくしているわけですね。
シンプルながらいい方法だと思います。


お祭りのイメージなのか提灯がぶら下がっていました。


駅舎内に物産館がありまして、地域の名産品やお土産などを売っています。
ここはダイヤの関係で滞在時間に余裕があって少し除いてみましたが「秩父たい平カレー」なるものを見つけて思わず買ってしまいましたw
言わずもがなで笑点で有名な林家たい平師匠が秩父出身であることに因んだお土産物ですが、そばの出汁が効いた美味しいカレーでした。


駅前広場はなかなか大きいですね。
どうやら駅前に通じる道路は秩父市内で唯一の4車線道路だそうですよ。


なにかと思ったら鼠のオブジェでした。
同じようなのが駅周辺にたくさんありました。


秩父神社へも当駅が最寄りです。


路線バスの案内です。


路線図ですがなかなか路線が多いんですね。


と、ここで西武バスがやってきました。
秩父駅にやってくるバスは秩父市営バスを除けば西武バスで占められています。


この並びだとどれも観光施設だと思えてきますが、左側は交番でした。


それではようやく駅舎です。
前述の通り物産館と一体化しているため、なかなか大きな駅舎です。

それでは秩父駅はここまでで、そろそろ折り返しの池袋行きの時間が迫ってきているので、長瀞駅へ向かうとしましょう。

急行池袋行き

それではあとは往路の急行池袋行きに乗って帰路に就きながら最後の4000系急行を楽しみたいと思います。


というわけで長瀞駅に戻ってきました。

4000系の入線シーンを駅近くで撮ろうということで一旦外へ出ます。


↑スタンバっていたら「秩父路」がやってきました。
って、カメラの故障で動画は撮れないんじゃなかったの?と突っ込まれる前に書いておきますと、この時は数駅の撮影をこなす間に故障のことを一時的に失念しており、何気なく動画撮影を試みたら何の問題もなく撮れてしまったというオチでしたw
はっきりした理由もなく直るというのは、逆にまた再発するリスクもあるということで不安もありますが、せっかく直ってくれたので動画も再開しますw
恐らくですが、往路で長瀞に着いた時に雨が降る中で撮影を続けたので、カメラの内部に水分が侵入してしまい一時的に故障したのが、撮影を中断して雨を凌げるフードコートで休憩した間に乾いて復旧したとかですかね。
ついつい撮影を優先して濡らしてしまうこともありますが、デジカメはデリケートな電子機器ということを改めて肝に銘じなければ・・・


今度は普通列車です。


↑発車シーンです。

そして、いよいよお目当ての4000系がやってきます。


↑4000系入線を見届けたら改札へ向かいましょう。


発車標を撮ったら入場します。


あとはホームでも撮影します。


もう見納めとなる急行池袋行きの幕は欠かせませんね。


側面は「急行」だけでした。


あとは駅名標と絡めたり


アングル違いで


最後尾側も撮ったら乗り込みます。
今度は種別が快速急行ではなくて急行というだけでそんなに違いはありませんが、これで最後の池袋直通列車ですから味わっていきましょう。

予想通り観光客の姿は少なくマニアが目立ちますね。
御花畑までの停車駅でもまとまった乗車はなく乗車率が低いまま横瀬に到着しました。


側線には何やらカバーで覆われた車両がいました。
導入予定の新車を一時的に留置していたとかでしょうか?


それからもう1つ気になったのがこちら・・・
10000系「レッドアロー」ですが、なんと3両編成を組成しているではありませんか!?
通常は8両編成を組んでいるわけで、これは通常ありえない編成と言えます。
ネット上で軽く調べると、地方私鉄への譲渡の兆候なのではないかという意見が出ており、例えば、横瀬にほど近く線路も繋がっている秩父鉄道に譲渡して「秩父路」用の後継車両とするのではないかとか、先代の「レッドアロー」が今でも活躍中の富山地方鉄道に譲渡されて新たな特急用車両になるのではないかとか色々言われていますが、まだまだ10000系の活躍を見られそうだということでいい兆候ですね。

と、側線のネタばかりではなくて、ここでは大事なイベントがありますね。
それは・・・


↑三峰口から来た編成との連結シーン!
これ自体は改正後も行き先が飯能になるだけで連結そのものは見られますが、連結シーンは大人になっても見ていて楽しいものですし、これは撮影に出ないとw

というわけで、横瀬を出たらあとは所沢までひたすら各駅停車ですw
どうせならば池袋行きも快速急行ならいいのになと思いつつも、そうだとしても結局飯能まで各駅停車ですからねw

飯能までは今後も各駅停車として4000系が走るわけでネタ感は薄くちょっと居眠りしちゃいましたが、飯能からはちゃんと起きて最後の急行池袋行きを楽しみます。
飯能を出れば快速急行なら入間市・小手指・所沢と停まりますが、急行はこの区間も各駅停車なので、元加治・仏子・入間市・稲荷山公園・武蔵藤沢・狭山ヶ丘・小手指・西所沢・所沢と停まっていきますから長いw
あと、飯能以降は結構短距離利用者が乗ってくるようになって、都市の鉄道って感じがしました。
多くは長瀞と三峰口から走ってきたなんて思いもせずに、たまたま来た急行に乗ったというだけで、せいぜいいつもは来ない車両だなと思っているくらいでしょうが、マニア的にはレアな4000系による急行池袋行きですからね。

新宿線と交差するターミナル、所沢を過ぎるといよいよ急行運転開始となり、ひばりヶ丘、石神井公園、池袋と快調に飛ばします。
既に暗くなってきていますが、市街地の景色なのでそれはそれで楽しめました。
石神井公園からの複々線区間もあっという間に終わって練馬からの地上区間では終点への到着を名残惜しむかのようにスピードを落として池袋へラストスパートを掛けます。


↑最後の池袋駅到着までの車窓を撮ってみました。
この日でラストランとあって、車掌さんも「最後の4000系急行池袋行き」と付け加えてくれたのがよかったです。


池袋に到着です。
4000系に乗ってきたファンに加えて、元々ホームで待ち構えていたファンも混じって撮影タイムが始まります。


↑方向幕が回転するシーンです。
そういえば、最近の電車はLED式のものが多く、こうやって回転している間にいろんな幕を見るという楽しみがなくなりましたよねぇ~。
紙の方向幕のままの電車が東京のターミナルたる池袋に停まっているのもすごい光景だと思います。


↑あとは最後の引き上げを見送って終わりとします。
なんだか呆気なく終わった感もある4000系急行のラストランですが、こうして最後に立ち会えたことはよかったと思います。

が、記事はまだ終わりません!

おまけ

実は最後にちょっとおまけがありますw


おまけというのがこちら・・・10000系「レッドアロー」です。
10000系についてもこの活動をした日ではありませんが池袋線・秩父線系統の運用から撤退することが決まっており、この日はラストランを間際に控えたタイミングでした。


西武鉄道としても長らく会社の顔的存在だった車両の引退とあってこのように引退記念の横断幕まで用意していました。
本当は大々的にさよならセレモニーなども用意していたようですが、それは自粛ということになってしまったようですけどね・・・


床面にまでw


で、この次にやってくる飯能行きの「むさし」がどうも10000系らしいのです。
これは撮ってから撤収しないとw


↑というわけで入線シーンです。


長らく西武の池袋駅では当たり前に見られた光景でしたが、もうすぐ見納めですね。


ラストランを記念した特別塗装になっていたのもわざわざ待った甲斐がありました。


側面の幕も撮っておきましょう。
「ラビュー」ではもうLEDの行先表示ですからね・・・


最後に引きで撮ったらあとは発車を動画で撮るのみです。


↑発車シーンです。


あとはJRで帰路に就こうと思ったらこれまた引退の迫る251系「スーパービュー踊り子」がいました。
こちらはこちらで、撮り納め乗り納めもしたので悔いはありませんが、ラストランまであと僅かなので、ひと目でも見られてよかったです。

これにて活動終了!

このあとですが、実は記事にするネタがこれ以降途絶えておりまして、理由は言うまでもなく新型コロナウイルスです。
「リゾートみのり」とか「伊豆クレイル」とか、乗りに行こうと考えていた列車もあったんですが、列車自体が運休のまま引退してしまう公算の高い状況ですし、何よりコロナ禍が収束してくれなければ乗り鉄どころではない・・・ということで、この次に旅行記が公開される時はいつになるのか私自身にも見当の付かない状況です。
これは鉄道ファンに限らず国民全員の切なる願いでしょうが、一刻も早くウイルス騒ぎが収束して、日常生活も趣味も普段どおりに戻れる日が来ることを願っています。

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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西武-秩父直通快速急行/急行さよなら乗車 への1件のコメント

  1. 鈴木 瑛士 のコメント:

    池袋から、4000系に、乗る事は不可能なので、寂しいです😞😔しかも、もう、飯能まで行かないと乗れないので、本当に。しかもセミクロスの快速急行で秩父なんていいな〜それもなくなりましたので実際に体験は出来ません。4000系には乗った事があるけど、、、まあ確かに良いです。001系ラビューでもクロスで行けますので。体験して来ます。

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