惜別その2
こんにちは。ゆうづるです。
門司機関区構内では廃車の機関車たちの解体作業が続いています。
銀ガマEF81 304号と302号の解体に着手しているようですが、その前に同じEF81の718号と746号も解体されTwitterで前面だけ地面に転がった彼らの姿を目にしました。
銀ガマたちに比べると比較的地味な一般形のEF81ですが、彼らも銀ガマに負けず劣らず活躍してきたカマたちです。
そんな718号と746号の往年の活躍をご紹介したいと思います。
改めて合掌。
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EF81 718号:
EF81 118号機として1974(昭和49)年8月23日三菱電機・三菱重工より落成。国鉄敦賀第二機関区に配属。
以来日本海縦貫線の客貨列車牽引に従事。
1987年の国鉄民営化に伴いJR貨物富山機関区に所属し、2014年の現役引退まで富山機関区にて貨物列車牽引に従事。
その間2002年度に更新工事施工。2012年度に運転状況記録装置未搭載の機関車に対し区別する意味から元番号+600を付与することとなり、EF81 718に改番。
2014年に余剰のため門司機関区に転属したが活躍することなく2019年頃廃車。2020年4~5月に解体。
以下は改番後の写真です。
EF81 746号:
EF81 146号機として1979(昭和54)年7月4日三菱電機・三菱重工より落成。国鉄東新潟機関区に配属。
118号機同様日本海縦貫線の客貨列車牽引に従事。
1987年の国鉄民営化に伴いJR東日本長岡運転所に所属し、ブルトレ「北陸」他の客車列車・臨時列車牽引に従事。
2004年に余剰のためJR貨物に譲渡。以来富山機関区にて貨物列車牽引に従事。
118号機同様2012年に運転状況記録装置未搭載の機関車に対し区別する意味から元番号+600を付与することとなり、EF81 746に改番。
2014年に余剰のため門司機関区に転属したが活躍することなく2019年頃廃車。2020年4~5月に解体。
以下は改番後の姿です。
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両機とも活躍した富山ではなく縁のない九州での解体となりました。
718号機は同じロットで製造された716・717号機が全検を通り現在も活躍しているのに対し、転属後も手をつけられることもなく解体されてしまったのは何か運命的なものを感じます。
746号も716・717号機の例もあり全検施工して九州初の原色ひさし付き0番台EF81として活躍するか?と期待しましたが、結局部品取りで終わってしまいました。
門司機関区で車籍のあるひさし付きカマは735号機が残っていますが奇跡の復活はあるでしょうか?404号機が出戻りとはいえ全検を終え復活していますので、かすかな期待をもって見守りたいと思います。
それではまた。